バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」

2021年11月09日配信

間接接触にも注意?『手がガサガサするとき』の秘密 | 第687号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021/11/09━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第687号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 気温が下がってくると
 肌や唇のカサつきにつづき、
 手荒れのご相談も増えてきます。


 「やっぱり乾燥する季節なので、
  どうしても手荒れは増えてしまいますよね」


 じつは手のカサつきも空気の乾燥の
 せいではないんですよ。

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          間接接触にも注意?

       『手がガサガサするとき』の秘密

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 ▼冬に接触が増えるもの


 「私も厚手のコートを出すようになってから
  手の甲や指先がガサガサするんです」


 自宅で洗えない衣類や毛布などとの
 接触が増える季節ですね。
 ひどくなると指先が割れてしまう方もいます。

 柔軟加工をしたものや自宅で洗えないものには


 〇クリーニングに出したコートやセーター
 〇こたつ布団
 〇毛布

 〇革の手袋
 〇ファー素材のもの


 など、日常的に接触するものが少なくありません。


 また、朝晩の気温差が大きかったり、
 寒さを我慢することで、肌のバリア力が低下して
 接触物の影響を受けやすい状態になっています。

 いつもと同じように生活していても、
 これまで平気だった革のバッグの持ち手や
 洗えないソファに触れた手が荒れることもあります。


 「石鹸での手洗いやこまめな消毒も
  欠かせないから、手がひりひりするんですよね......」


 そうですね、白木さん。
 今は手荒れがなかなか治まらない
 環境になっています。





 ▼手荒れをひどくしないために


 接触を避けられないものはしかたありませんので、
 他の接触を増やさないようにしましょう。

 例えば、


 ・食器洗いや掃除は必ず手袋をする

 ・クリーニングに出したコートを着るときは
  指定洗剤で洗った手袋をする

 ・手荒れしているときは石鹸の使用を控える


 またできるだけ革やファーなど、自宅で洗えない
 小物の使用はしないようにしましょう。

 こたつ布団や毛布には
 指定洗剤で洗ったカバーをつけるようにしてくださいね。


 「荒れてしまった手にはワセリンを
  つければいいですか?」


 はい。ハンドクリームではなく、
 添加物のない白色ワセリンをつけましょう。

 指先が割れて痛みがある場合は
 夜もワセリンをつけてかまいません。


 「あとは運動、影響、休養で
  体調にも気をつける、ですよね!」


 その通りです、白木さん。





 ▼手が荒れるときは手に一次刺激性物質が


 最後に重要なことがあります。
 手が荒れるときは、手に一次刺激性物質との
 接触があるということ。

 その手で顔や髪に触れると、手に付着している
 一次刺激性物から間接接触をしてしまいます。


 「そうか。手荒れするほど強い接触があるという
  ことですもんね」


 そうなのです。
 間接接触を防ぐためにも
 ペーパータオルを使った手洗いはしっかり行ないましょう。


 ☆手の洗い方はこちら↓
  https://jstcd.or.jp/dataroom/2014_06_20140612/
  (二番目の動画です)





 ▼おわりに ~手だけでなく肌荒れにも意識を~


 手が荒れるときは、
 手荒れの原因を見つけることの他に、
 手からの間接接触をしないようにすることも大切。

 手だけでなく肌も荒れないよう、
 意識して対策してくださいね。




 ☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
  →→ https://jstcd.or.jp/contact/




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