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2015年12月01日配信

第486号 かかとが割れるのは?『カサつき一問一答』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015/12/01━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと!

            「秘密の皮膚科学」

     第486号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 10月の末から11月のはじめにかけて、
 季節の変わり目の肌トラブルについてお話しましたね。


  ☆第481号 カサつき、かゆみ『季節の変わり目の肌トラブル』の秘密
  http://hisesshoku-derm.com/archives/2015/10/481.php  

  ☆第482号 秋のカサつき対策(1)『唇の荒れ』の秘密
  http://hisesshoku-derm.com/archives/2015/11/482.php 

  ☆第483号 秋のカサつき対策(2)『手の荒れ』の秘密
  http://hisesshoku-derm.com/archives/2015/11/483.php  


 今回は、この特集の際に解説できなかった
 カサつきについてのご質問にお答えいたします。

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            ── かかとが割れるのは? ──

             『カサつき一問一答』の秘密

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 ▼3つの疑問にお答えします


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  ◆Q1.『かかとが割れてしまうのは、なぜ?』(30代・女性)
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  化粧品を断ち、お顔のカサつきがほぼなくなり、
  くすみも軽減してきたように感じます。

  お湯シャンも1ヶ月は頑張りましたが
  出張先でシャンプーしてしまい、続きませんでした。
  また気合を入れ直し、頑張っていきたいと思います。

  ところで、ずいぶんと前からですが、
  乾燥でかかとが割れます。一年中です。

  角質を削り取り除いても、
  すぐに分厚くなり、割れてきます。
  これも、日常生活で触れるものに問題があるのでしょうか?
  

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  →A1.『足裏に触れているものを確認しましょう』


  かかとも、一次刺激性物質との接触によって影響を受けています。
  素足でいるときにどんなものに触れているか、確認しましょう。

  たとえば......

  ◎【浴室の床】
   浴室の床には、シャンプーやリンスが付着しています。
   ご自分は使っていなくても、同居のご家族が使用している場合は
   床に一次刺激性物質が付着していると考えましょう。


  ◎【床・じゅうたん】
   洗剤やお掃除シートなどを使って掃除したフローリングの床や
   クリーニングに出したじゅうたんには
   柔軟剤や抗菌・除菌剤などの一次刺激性物質が付着しています。


  ◎【スリッパ】
   スリッパにも、抗菌などの加工が施されている場合があります。


  ◎【ストッキング・靴下】
   ストッキングや靴下にも加工がされています。
   注意、確認をしてくださいね。


  ご家族が非接触生活を実践していない場合
  浴室での接触を避けるのは難しいと思いますが、
  床を拭いてから入るなどの工夫をしてみましょう。

  フェローのなかには、入浴前に床を洗っている方もいらっしゃいます。

  また、できるだけ素足で過ごさないようにしましょう。
  指定の洗濯洗剤で洗った靴下を履くようにするといいですね。






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  ◆Q2.『子どもの乾燥肌対策を教えてください』(女性)
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  2歳の娘と毎日お風呂に入ってるのですが、
  娘の肌が弱いようでとても乾燥し、
  痒がって肌が荒れている状態です。

  肌の新陳代謝をあげるために
  しっかり汚れは落としたほうがいいと思い、
  アトピー用のボディソープで頭と体を洗うこともあります。

  しかし一向に良くならないので
  やはりお湯のみで洗ったほうがいいのか悩んでいます。
  

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  →A2.『お湯で洗ってあげましょう』

 
  大人も子どもも、皮膚生理は同じです。

  アトピー用のボディソープにも界面活性剤が使われており、
  肌の弱い人には刺激となります。

  かゆみやカサつきが改善しない原因になることもありますので
  お湯だけで洗ってあげましょう。

  また、同居のご家族がシャンプーや石けん、ボディソープを
  使っている場合、浴室で間接的に接触し、
  身体にかゆみが出る場合があります。

  浴槽に、石けんカスなどの一次刺激性物質が
  付着していることも考えられますので、
  毎日、洗剤を使わずに浴槽を洗うとよいでしょう。

  浴槽のお湯も、毎日替えるようにしてくださいね。






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  ◆Q3.『高温のお風呂に入ると乾燥しますか?』(女性)
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  11月に入り寒くなったので、お風呂の温度を42度にしました。
  それから、顔がぱさぱさ、油がない、しわしわになる感じ。
  バリア機能が低下したのか、湿疹がぽつっとできました。

  非接触生活はすでに心身に染み込んでいますから、
  何が原因かを考えたんです。

  その結果、熱いお湯で
  皮脂が落ちすぎてるんじゃないかと考えました。
  シャワーの水圧も、皮脂をとりすぎることに
  影響してるのかと思いました。

  冬場はマフラーなど、クリーニングした衣類などに
  接触しないことを念頭に置くことはもちろんですが、
  ぬるま湯、シャワーの水圧など、この辺のことは
  みなさんどうされているのかと思い、メールした次第です。

  皮膚と水温、水圧について、注意事項があれば教えてください。
  

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  →A3.『ちょっと熱め、程度なら心配ありません』


  ご推察のとおり、お湯の温度が高いと皮脂が落ちやすくなりますが、
  入浴や洗髪ができる程度の温度であれば、
  皮膚のバリア力が低下することはありません。

  熱いお湯で洗髪するとタンパク汚れが凝固してしまうのでは、
  と心配される方もいますが、その心配もありません。
  タンパク質が熱変性するのは、やけどするほどの高温のときです。

  また、皮膚の役割は体内を守ることですので、
  シャワーの水圧が肌に影響を及ぼすこともありません。

  ご安心くださいね。

  肌のカサつき、パサパサ・しわしわした感じが続くときは
  他の要因が考えられます。

  冬になって、新たに
  一次刺激性物質に触れる機会が増えていないかどうか、
  日常を振り返って、確認してくださいね。






 ▼これでQ&Aは以上です


 今回はカサつきに関する3つのご質問にお答えしました。

 これからも、ご相談やご質問があれば
 お気軽にどうぞこちらにお送りくださいね。

  →→http://jstcd.or.jp/contact/

 お待ちしています。

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