メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2008年02月12日配信

第134号 塗っても塗っても...『唇のカサつき』の秘密

 みなさん、こんにちは。
 コスメプロデューサーの牛田専一郎です。


 春の訪れが待ち遠しい今日このごろ。

 しかし、そんな願いとはうらはらに
 雪が降ったり、冷たい風が吹いたり。


 おかげで冷え性の白木さんは低調続き。
 お肌もガサガサ、ボロボロのようです......。



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         ―― 塗っても塗っても... ――

          『唇のカサつき』の秘密


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 ▼白木さん、手荒れはどうなりました?


 「前回のお話を聞いて、
  食器洗いをする"前"にワセリンをつけてみたんですよ。
  そしたら、おかげさまで手のガサガサは良くなってきました~」



 それは良かったですね!

 どうして水を触る"後"じゃなくて"前"なの!?
 と思った方は、ぜひバックナンバーをお読みくださいね。


  ☆第133号 手荒れはなぜ起きる?『タンパク質と洗剤』の秘密
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/02/133.php



 ▼で、お次は何ですか?


 「今度は唇のカサつきが気になるんです。
  今日なんて、ニっと笑ったらパクっと割れてしまって(涙)」



 この時期、手と同じように
 唇の荒れに悩む方は多いようですね。

 牛田のもとにも、こんなメールが届いているんですよ。


 ┌――┐
 |\/|
 └――――――――――――――――――――――――――――――
 |
 | 肌の方は何もつけなくて大丈夫なのですが、
 | 唇がとても乾燥します。
 |
 | もともとしょっちゅうリップクリームをつけるのが習慣でした。
 | リップクリームはつけてもいいのでしょうか?
 |                   (島根県・40代の女性)
 |
 └――――――――――――――――――――――――――――――


 ┌――┐
 |\/|
 └――――――――――――――――――――――――――――――
 |
 | 唇がカピカピに荒れます。
 | 私はノーメイク派ですので、
 | 唇に負担をかけている原因がわかりません。
 |
 | できれば何もつけない唇を目指したいのですが
 | いったいどうすればよいのでしょうか?
 |                   (埼玉県・20代の女性)
 |
 └――――――――――――――――――――――――――――――



 ▼唇がカサつく理由


 唇のカサつきは、睡眠不足や風邪、胃腸の不調など、
 体調が良くない時に起きる場合が多いようです。


 食器を洗う前と同じように、
 気になる場合にはワセリンを塗るようにしましょう。

 前回もお話しましたが、
 ワセリンは皮膜を作って
 お肌を一時的に保護してくれます。



 ▼いつまで使い続ければいい?


 すでにワセリンを愛用している方のなかには、


 「いつかはやめたい。でもやめられない。
  一体、いつまで使い続ければいいの?」


 と思っている方もいらっしゃるようです。 

 唇は、界面活性剤に触れないようにすれば
 自然に潤いを取り戻します。
 徐々に、ワセリンを使う必要性を感じなくなっていくはずですよ。


 ノーメイクなのに、潤いが戻らないという方は
 石けんで洗顔をしていませんか?
 シャンプーやリンスを使っていませんか?
 乳液やクリームなど、乳化した基礎化粧品を使っていませんか?


 唇のカサつきがなかなか治まらないという方は、
 普段使っているもののなかに
 界面活性剤が含まれていないかどうか、
 いま一度、確かめてみてくださいね。



 ▼ワセリンの成分。


 ワセリンについて、こんな質問が届いています。


 ┌――┐
 |\/|【成分は多いほうがいい? 少ないほうがいい?】
 └――――――――――――――――――――――――――――――
 |
 | 知り合いに薦められて、同じメーカーの
 | 「白色ワセリン」を購入しました。
 |
 | 私が購入した商品の成分は、
 | ワセリン・トコフェロール・BHT。
 | 知り合いが持っていた商品の成分はワセリンのみ。
 |
 | ん???
 | 全く同じものなのに、なんで成分違うんだ? と思い、
 | メーカーに問い合わせてみたところ、
 |
 | 「2006年春に商品を改良しました。
 |  以前と異なるワセリンを使用し、
 |  さらにトコフェロールとBHTを追加しました」
 |
 | との答えが返ってきました。
 |
 | 成分の数は多いほうがいいのでしょうか?
 | それとも、少ないほうがいいのでしょうか? 
 | 
 └――――――――――――――――――――――――――――――


 ワセリンは、あまり多くの成分が入っていないものがおすすめ。
 ワセリン以外の成分が入っていないものがベストです。


 「BHT」は酸化防止剤として使用されていますが、
 毒性のある添加物でもあります。

 ワセリンは、薬局などで売られている
 シンプルなものを選ぶようにしましょう。



 ★牛田への感想・コメントがありましたら、
  お気軽にどうぞこちらへ。
  http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php



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