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2022年07月19日配信

肌を傷めないメイク方法?『医師用テキスト』の秘密 | 第718号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022/07/19━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第718号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 今回は肌を傷めない、非接触生活的
 メイク方法です。


 「肌を綺麗に見せたいときにお困りの方も
  多いですよね」


 はい。肌への負担が少ない
 メイクの方法をお伝えしますね。

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         肌を傷めないメイク方法?

        『医師用テキスト』の秘密

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 ▼化粧品の選び方?


 肌に負担をかけないメイクのコツは、
 まず化粧品の選び方にあります。


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 4.肌を傷めないメイク方法

 毛穴や赤みをファンデーションで隠すと、
 肌に炎症を持続させてさらに肌のトラブルを抱えます。

 その結果、さらに化粧品によるごまかしが
 必要になり悪循環です。

 美肌を目指すためには、素肌で過ごすのが最良です。
 どうしてもメイクが必要な場合は、ファンデーションの
 量は最小にするようにしましょう。

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 ○化粧品の選び方

 【ファンデーション】

  ファンデーションはパウダーファンデーションを
  選びましょう。リキッドタイプやクリームタイプよりも
  肌への負担が少ないです。

 【アイシャドウ/アイブロウ/チーク】

  アイシャドウ、アイブロウ、チークなどの
  ポイントメイクはパウダータイプを選びましょう。
  肌への負担が少ないです。

 【口紅】

  一次刺激性物質が使われているものが大半です。
  特定の推奨商品はありません。

 【その他】

  市販のミネラルコスメにも一次刺激性物質が
  含まれています。以下はミネラルファンデーションに
  よく使われている一次刺激性物質です。

 ○酸化亜鉛
 ○水酸化Al
 ○ステアリン酸、イソステアリン酸などの脂肪酸

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 「どうしてほとんどの市販品には
  一次刺激性物質が使われて
  いるんでしょうね?」


 使用感や持ちを良くするためです。

 一般の方がメイク用品を選ぶときの
 大きなポイントですから、
 どうしても入れざるを得ないのです。





 ▼何を使ってどうやって?


 メイクのしかた、落とし方についても
 詳しく書きました。


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 ○メイク道具

 【推奨している道具】

  ・メイクブラシ

  ファンデーション、アイシャドウ、アイブロウ、
  チークなどのパウダー類を使用するときは
  ブラシを使うことを推奨しています。

  ※メイクブラシの毛の部分は手で
  触れないようにしましょう。
  手に付着した一次刺激性物質が付着して
  間接接触の原因となります。

 【推奨していない道具】

  ・パフ

  ファンデーションを塗る時にパフを使うと
  メイクが落としにくくなりますので
  使用しないようにしましょう。

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 ○ベースメイク

 負担の少ないファンデーションの塗り方

 1.メイクの前には下地や日焼け止めは塗りません。

 2.ブラシの毛の部分を立てずに、
   一方向に軽く滑らせるようにして
   ファンデーションをとります。

  ※一度に沢山とりすぎないようにしましょう。

 3.顔の中心から外側に向かってつけます。

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 ○メイクの落とし方

 メイクを落とす時はクレンジング剤や洗顔料は使用しません。

 1.洗顔の前にペーパータオル、手ぬぐいを使い、
  手に付着している一次刺激性物質を落とします。

 2.アイメイク、アイブロウなどのポイントメイクは、
  一次刺激性物質が広がらないように濡らした
  手ぬぐいで軽くぬぐうようにして落とします。

 3.お湯で顔全体を洗顔します。

 4.メイクが落としにくい場合は、濡れた手ぬぐいで
   軽くぬぐってください。手順2で
   使用した手ぬぐいは、一次刺激性物質が
   付着していますので使用しないようにしましょう。

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 「ずいぶん詳細に書いたんですね」


 そうなんです、白木さん。

 一次刺激性物質が配合されていない
 ファンデーションを使っても、
 トラブルを隠すために厚塗りをしてしまうと
 洗浄剤を使わないと落とせなくなってしまいます。

 隠そうとするよりも
 素肌を活かしたほうが自然に見えるんですよ。





 ▼次回は改善しない時の対処法


 今日は非接触生活的メイクの方法をお伝えしました。
 白木さん、いかがでしたか?


 「肌に気を遣いながら
  メイクをしたい女性には
  とっても嬉しい内容でしたね!」


 そう思っていただけると牛田も嬉しいです。

 ふだん非接触生活ができていれば
 ときどきしっかりとメイクをしても
 肌に影響は出にくくなります。

 肌の状態を見て、メイクを楽しめると
 いいですね。


 次回は改善しないときの原因推測と
 対処法をお知らせします。




 ☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ。
  →→https://jstcd.or.jp/contact/


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