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2023年05月09日配信

肌の生活習慣病?『原因編』の秘密 | 第752号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023/05/09━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第752号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 牛田は、ふだんの生活の中に対象症状の
 一因があるといつもお伝えして......。

 白木さん、何か言いたそうですね。


 「なんだか肌の生活習慣病みたいですね」


 白木さん、そうかもしれませんね。
 ただ、生活習慣病と違って
 原因は1つしかありません。
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           肌の生活習慣病?

          『原因編』の秘密

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 ▼症状には個人差?


 どんな生活をしていても
 病気になりにくい人はいます。

 それと同じように、何をしていても
 肌がきれいな人もいます。

 それはもともとの肌が強いから。
 個人差が大きいのです。


 「肌は強くないけれど、弱くありませんと
  いう方もいらっしゃいますよね?」


 はい。
 ですが疾患名がなくても、毛穴の黒ずみや
 くすみなど。ちょっと気になる症状がある方は、
 みな肌が弱い肌質に入ります。

 対象症状は、こんな症状。


 ・ニキビ
 ・毛穴
 ・赤み

 ・しみ・くすみ
 ・肝斑
 ・黒ずみ

 ・シワ 
 ・カサつき・乾燥感
 ・たるみ 

 ・テカリ 
 ・アレルギー 
 ・アトピー性皮膚炎 

 ・かゆみ
 ・乾癬 
 ・毛孔性角化症 
 ・手荒れ


 当てはまるものはいくつありましたか?
 1つでも当てはまる方は、
 肌が炎症起因物質の影響を受けやすい人です。





 ▼原因はたった1つ?


 これらの症状には、日常生活で当たり前のように
 使っている化粧品や日用品が
 深く関わっていることが明らかに。

 中には加齢によるもの、と考えられているものも
 ありますが。牛田は炎症起因物質との
 接触が大きいと考えています。


 「症状はいろいろあっても
  原因は共通ということですね」


 白木さん、そうなんです。

 同じ接触があっても、カサつく人もいれば
 ニキビになる人もいます。

 そしてそれがどのくらいの強さの炎症になるかも
 人によってさまざまなんですよ。





 ▼なぜ肌にトラブルが?


 「炎症起因物質」とは、
 肌に炎症を起こす、界面活性剤やシリコンなどの
 一次刺激性物質のことです。

 日常生活で使用している、
 化粧品(基礎化粧品・メイク用品)、ヘアケア用品、
 洗濯洗剤、柔軟剤、抗菌・除菌スプレーなど。
 ほとんどの商品には使われています。


 「なんで化粧品には炎症を起こすようなものが
  使われているんですか?」


 潤い感を演出したり、
 メイクの持ちを良くしたり、
 クレンジングの洗浄力を上げたりするためなんですよ。

 もちろん問題なく使える方もいるのですが、
 すべての人がそうではありません。


 「化粧品で荒れると、肌に合わないと
  思って違うものを探しちゃいますよね」


 一般的にはそうですね。
 ただ、本当は肌に合う化粧品は存在しないのです。


 「存在しない......」


 はい。次回はその理由と、
 予防・改善編をお送りしますね。




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