非接触皮膚科学

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013/01/15━☆
　　　　　健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと！

　　　　　　　　　　　 「秘密の皮膚科学」

　　　　　第343号　発行者：シニアフェロー　牛田専一郎
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　みなさん、こんにちは。
　シニアフェローの牛田専一郎です。


　カサつく人は『乾燥肌』、
　ベタつく人は『オイリー肌』なんて言ったりしますが
　白木さんはご自分でどのタイプだと思いますか？


　「コスメフリークだったころ、
　　デパートの化粧品カウンターで
　　"混合肌ですね"
　　って言われたことがあります」


　ふむふむ。

　今回はこの【肌質】に迫ります。

　そもそも肌質とは何なのか？
　肌質によってお手入れ法を変えるべきなのか？

　みなさんも一緒に考えてみましょう。

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　 　　　  　　 　── 乾燥肌？　脂性肌？ ──

　　     　　 　　　　　『肌質』の秘密

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　▼あなたはどのタイプ？


　『○○肌』には
　さまざまな分類があります。

　敏感肌、乾燥肌、脂性肌、混合肌
　などなど......。

　メッセージを拝見していると
　自分の肌がどのタイプに分類されるのか
　ご存知の方も多いようです。


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　｜　
　｜　僕はたぶん脂性肌で、寝起きの顔の脂がベットベトです。
　｜　ニキビも頬や眉間、おでこなど
　｜　いたるところにあります。（10代・男性）
　｜　
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　｜　
　｜　私は脂性寄りの混合肌で、吹き出物が出やすく、
　｜　毛穴の開きとシミが多いのが悩みです。（30代・女性）
　｜　
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　┌────────────────────────────
　｜　
　｜　乾燥肌の人はもともと水分も油分も少なく、
　｜　皮膚が薄い方が多いと聞きます。
　｜　そういう肌質の人には
　｜　保湿が必要なのではないでしょうか。（女性）
　｜　
　└────────────────────────────






　▼そもそも『○○肌』とは


　冒頭で白木さんも話していたように
　化粧品を販売する際には
　肌質をチェックする→適した商品をすすめる、
　という方法がよく採られています。

　化粧品を売る側からみれば
　肌質を分類することで
　カウンセリングがしやすくなる。
　つまり、化粧品を売りやすくなるのですが......

　店頭などで言われる『肌質』とは
　一次刺激性物質と接触することによって
　肌に現れている『症状』を分類しているだけなのです。

　同じものに接触していても、
　カサついたり、ベタついたり、ニキビができたりと
　人によって反応の出方はさまざまです。

　乾燥しているから保湿を。
　ベタついているから洗顔を丁寧に。

　といった安直な"○○肌用のスキンケア"に走る前に
　まずはトラブルの原因を突き止めましょう。

　なぜカサついているのか？
　なぜベタついているのか？

　肌トラブルの改善は、それを知ることから始まります。






　▼『乾燥肌』『脂性肌』から抜け出すには


　ご自分の『肌質』を気にしている方ほど、
　化粧水をつけたり、オイルをつけたり......

　肌に何かをつけないとダメ！
　と思い込んでいることが多いようです。

　乾燥肌、脂性肌と言われる方がしてしまいがちなことと、
　改善のためにすべきことを
　以下にまとめてみました。



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　　　　【接触によってカサつく人】（一般的には「乾燥肌」）

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　　保湿をしないとシワになるという不安から、
　　クリームの使用はやめても
　　その他のもので保湿をしていることがあります。

　　肌がカサカサするのは、角質の異常剥離です。
　　一次刺激性物質との接触が続いている証拠。

　　よかれと思ってつけている保湿剤が、
　　かえって何かをつけずにはいられない
　　乾燥感を引き起こしています。

　　『８つの習慣』を完全に実践することで
　　カサつきが改善されます。

　　　☆何もつけない生活、８つの習慣
　　　　http://hisesshoku-derm.com/contents/style/nanimo.php


　　それでもどうしてもカサカサする、
　　接触物を見つけられないという場合は、
　　添加物のない白色ワセリンを薄くつけましょう。




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　　　【接触によってベタつく人】（一般的には「脂性肌」）

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　　お湯のみではベタつきが取れない、
　　石けんを使わないと皮脂がたまる、
　　といったご報告をいただくことがあります。

　　その場合は、
　　洗浄剤の使用がかえって
　　過剰な皮脂分泌を悪化させています。

　　洗顔料やシャンプー・リンスの使用をやめ、
　　一次刺激性物質の残留した衣類・寝具・タオルなど
　　肌を傷めるものとの接触を避けることで、
　　直ぐに過剰な皮脂分泌は治まっていきます。






　▼まとめ　～ 何もつけない生活は「全肌質共通」 ～


　今回は【肌質】について考えてみました。

　接触によって起こる
　トラブルの症状には個人差がありますが、
　根本の皮膚生理・構造は誰もが同じです。

　一次刺激性物質は
　どんな人の肌にも刺激となるのです。

　いま肌がベタついている人も、
　カサついている人も。

　肌トラブルを改善するには
　【一次刺激性物質と接触しないこと】。
　これ１つだけです。

　新しい年の始まりに
　"８つの習慣"を始めてみませんか？




　☆質問・疑問などがありましたら、
　　お気軽にどうぞこちらへ。
　　→→ http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php

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