バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」

2021年10月12日配信

第683号 接触?体調?『唇が荒れるとき』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021/10/12━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第683号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 最近、唇が荒れるというご相談をいただきます。


 「先日、季節の変わり目の
  カサつきを取り上げましたよね......。
  唇も同じでしょうか?」


 ええ。でも接触の他にもう1つ、
 原因が考えられるんですよ。

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           接触?体調?

        『唇が荒れるとき』の秘密

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 ▼唇への接触


 まずはいただいたご相談を紹介します。


 Yさん
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 何もつけないを実行してから、
 夏でもかさついていた
 顎にかさつきがなくなりました。

 ただ唇がかさつき、割れて来るのですが、
 これはどう対応したらいいのでしょうか? 

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 「唇ってそんなに接触するもの
  ありますか?」


 はい。
 ざっと上げてもこれだけあります。



 【唇につけるもの】

 〇リップクリームや口紅
 〇BHTなどの添加物のあるワセリン

 唇がカサつきやすい方は、
 リップクリームやワセリンをつけるのが
 習慣になっているかもしれません。

 薬用リップクリームなどは
 効きそうな気がしますが、
 一次刺激性物質が配合されています。

 ワセリンにもBHTなど肌の弱い人には
 刺激となる成分が使われているものがあります。
 注意しましょう。

 なお、つけるときは手についている
 一次刺激性物質を落とすようにしてくださいね。



 【日常的に接触してしまうもの】

 〇歯磨き粉
 〇抗菌剤配合の食器洗剤や食洗器用粉石けん
 〇抗菌加工のマスク

 歯磨き粉も洗浄剤ですので、一次刺激性物質が
 使われています。磨いているときやすすぎのときに
 広範囲に接触します。


 「食器用洗剤は直接身体に使うもの
  じゃないですよね。影響あるんですか?」


 抗菌剤や石けん由来の界面活性剤が使われていると、
 食器に抗菌剤や遊離脂肪酸が残留しています。

 コップなどの口につける食器から間接接触をして
 しまうことがあるのです。



 【無意識の接触】

 〇手で触る、舌で舐める癖

 手で触ったり舌で舐めたりすることが
 癖になっているかもしれません。





 ▼唇の荒れは体調不良のサイン?


 唇は体調の影響を受けやすい部分です。

 風邪で寝込んだときや体調の悪いときに
 唇がガサガサになった経験があるでしょう。

 特に秋から冬へ向かう季節は
 気温差が大きく体調を崩しがちです。

 身体を冷やさないようにして風邪などを
 ひかないように注意しましょう。

 また、ビタミン不足などの栄養状態も
 唇に現れるようです。

 体調が良くなるとカサつきもおさまりますので、
 適度に運動をし、栄養、休養を取ってくださいね。





 ▼おわりに ~割れているなら強い接触も~


 唇が荒れる原因についてお話してきましたが、
 ご相談のYさんの場合、
 唇が割れるということは何か強い接触が考えられます。

 冷えを我慢していると唇もカサつきやすくなります。
 そこに接触の影響が大きく出ているのかもしれません。


 「唇の荒れ、意外といろいろな理由が
  あるんですね」


 ええ。
 唇が荒れるときは1つ1つ原因を
 チェックしてみてくださいね。




 ☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ。
  →→ https://jstcd.or.jp/contact/

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