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2021年05月25日配信

第663号 パウダータイプ?『日焼け止めの代わりになるのは』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021/05/25━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第663号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 「牛田さん、日焼け止め効果のある成分が
  入っていれば、パウダータイプのほうが
  肌にやさしいですよね!?」


 白木さん、気になる商品を見つけたようですね。

 先日、読者の方が同じ質問をくださって
 いるんですよ。

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       パウダータイプ?

   『日焼け止めの代わりになるのは』の秘密

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 ▼ベビーパウダーは日焼け止めとして使える?


 先日、非接触生活プロジェクトでは
 日焼け止めパウダーについて取り上げました。

 気になる方が多いようで、
 その後いくつかご質問が届いています。



 Tさん(抜粋)
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 牛田さま
 お久しぶりです。

 ベビーパウダー(〇〇〇の薬用)の成分を見ていたら、
 有効成分が日焼け止めにも使われている
 酸化亜鉛だったのですが
 これは日焼け止めの代用になるのでしょうか?

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 子供のプール監視員をする時などは照り返しもあるので
 日焼け止めを塗るのが良いのでしょうが、
 普段何も塗らない生活をしているとクリーム状のものを
 塗ることに抵抗があります。

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 もしベビーパウダーで代用できるのであれば、
 汗で流れても無色ですし便利だな、と。どうでしょうか?
 どうぞよろしくお願いします。

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 「そうそう!すぐに洗い流せるし、
  負担も少なそうですよね」


 一見そんな感じがしますね。
 ですが......。

 紫外線散乱剤として使用されている酸化亜鉛は
 収れん作用があり、タンパク変性作用があります。

 また、パウダーはこまめに塗り直さなければ
 ならず、日焼け止めの効果は小さいでしょう。

 残念ですが、
 日焼け止めの代わりとしては
 おすすめできません。


 「日焼け止めパウダーとして
  売られているものもダメですか?」


 市販されている日焼け止めパウダーには
 ジメチコンや水酸化Alなどの一次刺激性物質が
 使われているものが多く見られます。

 肌の弱い方は、
 日常的な使用をしないようにしてくださいね。


 「せっかく見つけたのに......」





 ▼他の対策ができればつけなくても大丈夫


 Wさんのプール監視員も、
 もしつばの広い帽子や長袖の衣類で紫外線対策が
 できる状況なら、何もつける必要はありません。

 照り返しで少し焼けてしまったとしても、
 炎症が起きるほどでなければ
 シミにならずに元に戻ります。

 安心してくださいね。


 「う~ん。じゃあどんなときに日焼け止めを
  つけたらいいのか」


 日傘や帽子を使えない状況で、
 5~8月の紫外線の強い時間帯に長時間
 屋外で過ごすときです。

 例えば、屋外での仕事、海や山での
 レジャーのときなどです。


 「日焼け止めが必要なときでも
  クリームをつけるのはなんとなく
  抵抗を感じるんですよね......」


 気持ちはわかりますが。

 肌に炎症を起こしてしまうと、
 日焼け止めをつけるよりも
 肌が傷んでしまいます。

 必要なときは状況に適した日焼け止めを
 つけるようにしてくださいね。





 ▼おわりに ~紫外線対策は衣類から~


 どのようなものでも肌に長時間
 つけておくことは皮膚生理を妨げます。

 日常生活ではパウダーなどをつける必要はありません。
 日傘や帽子、衣類で紫外線対策をしてくださいね。

 そして必要なときは躊躇せず
 日焼け止めをつけるようにしてくださいね。
 落とすときは専用のクレンジングを使いましょう。




 ☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
  →→ https://jstcd.or.jp/contact/






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