メールマガジン「秘密の皮膚科学」

2014年06月10日配信

第414号 本当に大丈夫?『ノーファンデで過ごす夏』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014/06/10━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと!

            「秘密の皮膚科学」

     第414号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 今年もまた、紫外線についての
 お問い合わせが増える季節がやってきました。

 毎年のように取り上げているせいか
 『どうしても日焼け止めをつけたい』
 というご相談はなくなりましたが、

 『何もつけずに夏を過ごすのは不安』
 という声は依然として根強くあります。

 今回は、ビギナーの方からよくいただく
 【ノーファンデで本当に大丈夫?】
 というご質問にお答えいたします。



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             ── 本当に大丈夫? ──

             『ノーファンデで過ごす夏』の秘密

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 ▼ある読者(30代・女性)からのお問い合わせ


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   『ノーファンデの良さを実感しています。
    しかし、本当にこれで大丈夫なのでしょうか?』
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   今日メールさせていただいたのは
   ファンデーションを塗らないことについてです。

   今までは休日以外は毎日ファンデーションを塗って、
   ポイントメイクをしていました。

   牛田先生のホームページや、
   肌断食の平野先生の本を読んでからは
   素肌に薄く薄く、ポリマーや、界面活性剤が含まれていない
   ファンデーションを塗ってポイントメイクをしていました。

   ゴールデンウイーク中はずっとスッピンで、
   マスクや日傘で紫外線を避けていたところ
   お肌の調子がすごく良いように感じたので、
   今日初めてスッピンにポイントメイクで
   (ノーファンデで)仕事に行きました。

   いつもは紫外線が気になるので、
   薄くファンデーションをつけていますが
   今日は雨だったので、ノーファンデで出かけました。

   毎日、帰宅後に顔の肌をチェックするのですが
   つい先ほど、とても驚いたのです。

   いつもは、顔の肌に近くに
   アップで見ないと分からないほどの
   小さなブツブツが全体にあるのですが
   (お風呂に入ってメイクを落とすと無くなります)

   今日は、そのブツブツが全く無く、
   何度見てもつるんと綺麗なのです!!!



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   ノーファンデを365日続けたら
   もっともっと、肌が綺麗になるのかな? と
   思うのですが、やはり、紫外線が怖いのです。

   肌断食の平野先生も、216頁で
   『何もつけなくていいと言っても、紫外線対策は必要だ』
   とおっしゃっています。
   
   一般的には
   『紫外線は蓄積されて、シミ・たるみを引き起こす』
   とも言われています。

   私は、事務の仕事なので、基本的には室内作業ですが
   数分ではありますが、たまに外に出ます。

   通勤は車ですが、車内でもUVチェッカーは結構反応しています。
   ちなみに、車の窓はUVカットガラスです。

   平日、夕方にはブツブツができているということは
   相当、肌に負担がかかっているのだろうと思います(悲)

   けれど、歳をとった時にシワ・たるみで後悔したくありません。

   ノーファンデを貫くべきでしょうか?


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 ▼紫外線についてよく言われていること


 ご相談のメールを読んで、
 白木さん、いかがですか?


 「お気持ち、よーく分かります。

  非接触生活を始めて
  何もつけないことの良さを実感していても
  いろいろな情報を耳にするたびに不安になっちゃうんですよね。

  紫外線で肌が老化するとか、
  紫外線は肌に蓄積するとか......」


 どちらも、日焼け止めや美白用化粧品のセールスに
 よく使われている文句ですね。

 まずは、それぞれについて考えてみましょう。






 ▼紫外線のホント?(1)~紫外線で肌が老化する?~


 紫外線と老化の関係については、
 こんなことがよく言われています。


  ・紫外線を浴びることで肌の弾性線維が破壊され、
   シワやたるみの原因になる。

  ・老化の原因は、加齢より紫外線である。

  ・屋内にいても窓越しに紫外線を浴びている。
   地面から反射する紫外線もある。
   だから一年を通して紫外線対策をするべき。



 「どれも恐怖をあおるような情報ですね~。
  つい日焼け止めをつけたくなってしまう......」


 強い紫外線は一次刺激性物質ですので、
 紫外線の強い季節に、長時間
 直射日光を浴び続けるならば
 日焼け止めを使用したほうがよいでしょう。

 ただ、通勤通学、散歩、買い物など
 日常生活で浴びる程度の紫外線量ならば
 肌に影響はありません。

 日常生活においては、
 紫外線対策をしないことよりも
 日焼け止めやファンデーションなどの一次刺激性物質を
 長時間つけたままにしておくことのほうが
 肌に負担がかかります。

 肌の弱い方は、日焼け止めの日常的な使用が
 シミやカサつきなどの原因となることも。

 日焼け止めやファンデーションが
 肌に大きな負担となることは、
 非接触生活を長く続けている実践者からも報告されています。






 ▼紫外線のホント?(2)~紫外線は肌に蓄積する?~


 こんなこともよく言われていますね。


  ・若いうちに紫外線対策をしないと
   年齢を重ねてからシワ・たるみ・シミの原因になる

  ・過去に紫外線を長時間浴びていた人は
   シワができやすい


 皮膚生理に照らして考えれば
 どちらも答えは「NO」です。

 皮膚の細胞は、代謝により日々入れ替わっているからです。

 紫外線が肌に蓄積することも
 それが時間を経て現れることも
 ないでしょう。






 ▼肌のことを考えるなら、ノーファンデ


 紫外線にまつわる情報について考えたところで
 冒頭のお問い合わせにお答えしましょう。

 結論からお話すると、
 日常生活でファンデーションをつける必要はありません。

 全成分に問題のないファンデーションであっても
 "肌に何かをつけている状態"は
 皮膚生理の妨げとなるからです。

 また、非接触生活では
 どうしてもファンデーションをつけなければらない方へ
 "お湯で落とせる程度の量"を推奨していますが、
 その程度では、紫外線防止効果がほとんどありません。

 バックナンバーもご参考になさってくださいね。

  ☆第371号 補足します『何もつけない紫外線対策』の秘密
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2013/08/371.php






 ▼ブツブツの原因は一次刺激性物質?


 「ご質問のメールにあった
  "ファンデーションをつけると肌にブツブツができる"
  という部分が気になりますね」


 ご使用のファンデーションに
 一次刺激性物質が含まれている可能性があります。


 そこで、返信にはこう書き添えました。

 『ミネラルファンデーションによく使われている
  酸化亜鉛、水酸化Alは一次刺激性物質です。

  ステアリン酸などの脂肪酸が使われていないかも
  確認してみてくださいね』






 ▼おわりに ~ つけないことが、アンチエイジングに ~


 その後、ふたたび
 こんなご報告をいただきました。


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      『ファンデーションの成分を確認しました』
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   先日は、ファンデーションについて
   お返事をいただき、大変ありがとうございました。

   早速、使っているファンデーションの成分を調べてみると、
   酸化亜鉛と水酸化AIが使われていました。

   先生からのお返事をいただいてからは、
   一度もそれは使っておりません。

   お肌は、やはりファンデーションを塗らない方が、
   シミの改善が早いです
   (ASVCのおかげもありますが)。

   もし、ファンデーションが必要になりそうだったら
   先生のサイトのファンデーションを購入するつもりです。
   成分についてのアドバイス、大変ありがとうございました。

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 今回"肌の老化"というキーワードが出てきましたが。

 最も有効なアンチエイジング策は
 肌を傷めないことです。

 日常生活では
 何かをつけることよりも
 肌を傷めないこと、皮膚生理を妨げないことを
 第一に考えてくださいね。




 ☆ご意見をお待ちしております。
  質問・疑問なども、お気軽にどうぞこちらへ。
  →→ http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php







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