バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」
2019年06月04日配信
第573号 塗る?塗らない?『日焼け止め』の秘密
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019/06/04━☆
健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第573号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
「牛田さん、最近日差しが
強くなってきましたね。
非接触生活的に、日焼け止めを
塗るのはどうなのでしょう?」
白木さん、いい質問ですね。
今年もまた紫外線の強い季節が
やってきました。
日焼け止めは塗らないほうがよいのは
わかっているけれど、状況によっては
つけたほうがいいのでは・・・
と悩むこともあります。
今回はそんな日焼け止めや
紫外線対策について
最近届いたご質問にお答えします。
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塗る?塗らない?
『日焼け止め』の秘密
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▼子供の日焼け止め対策の注意点は?
まずは子供の日焼け止め対策に
ついてのご質問です。
「日焼け止めの使用が推奨されます」50代女性(海外在住)
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小学生1年生の子供がいるのですが、
帽子をかぶる習慣がなく、こちらの常識では、
子供たちは、必ず日焼け止めを
つけるようにと指示されます。
子供の肌も傷むのでないかと思い、日本製の
弱めの日焼け止めをつけているのですが、
アドバイスがあれば、ぜひお願いいたします。
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「とくに子供は外で遊ぶことも
多いでしょうし、
悩まれるお母さんも多そうですね」
長時間外で遊んだり、部活や授業で
屋外スポーツをすることも多いお子さんの
日焼け対策に悩む方は多いですね。
学校では帽子をかぶれなかったり、
半袖で過ごすことも多いので、
紫外線の強い時間帯(10~14時)に
長時間屋外で過ごす場合は、
日焼け止めを使用しましょう。
ただ、どのような低刺激を謳った
日焼け止めでも、肌には負担となります。
学校以外の日常生活では、
帽子や肌の露出を避けた衣類で
紫外線対策をしたり、
10~14時の外出を避けることで
対策してみてくださいね。
▼外仕事の日焼け止め対策は?
続いて屋外で長時間、仕事するときの対策です。
「夏にプール監督をするのですが」50代女性
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心配はこれから夏に小学校では
プール監督をしなければならず、
プールサイドに立つ際、
日焼け止めを塗るか塗らないか、迷います。
帽子は被りますが。
とにかくシミが今は悩みです。
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「通年の仕事ではなくとも、
一番紫外線が強い時期に
外での仕事は肌の負担も大きいですよね......」
仕事や行事で長時間屋外で過ごす場合は、
どんな対策ができるかで考えましょう。
・日傘が差せないなら→帽子と長袖の衣類
・帽子や長袖の衣類もだめなら→日焼け止め
日傘や帽子、衣類で紫外線対策ができれば
一番良いですが、そうでない場合は、
しっかり日焼け止めをつけましょう。
強い紫外線を長時間浴び続けると、
炎症が進んで肌が傷ついてしまいます。
この場合は日焼け止めによる
ダメージより、紫外線によるダメージの
ほうが大きくなるためです。
▼紫外線対策ご報告
非接触生活で夏を乗り切った方が
ご報告をくださっています。
「日焼け止めを使わずに夏を過ごしたら」60代女性
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○日焼け止め以外で対策
紫外線が強くなる時期を迎え、
日焼けを気にしておられる方もあると思います。
そんな方に、私の経験です。
昨年の夏も暑かったのですが、
日焼け止めは使わず、
つまり、何もつけず、こまめに帽子を被る、
上着を羽織る、なるべく日に当たらない
ことで対処しました。
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○肌は少し黒くなりましたが
確かに、紫外線は避けられなかったようで、
顔が少し黒くなり、シミも出たように
思いました。
しかし、これは、悪いことではなく、
紫外線から肌を守るための対処なのだと思い、
そのままにしておきました。
そうして、冬になって、また白く
戻っていることに気づきました。
そう言えば、小学生の頃は、夏黒くなり、
冬白く戻る、の繰り返しだったことを
思い出しました。
あの頃は、色が黒くなったことなど、
まったく気にせず、遊んでいたものです。
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○唇のくすみが取れお化粧しているように
お湯洗顔、何もつけない生活により、
長い間口紅をつけてきて、
黒っぽくなっていた唇も、くすみが取れ、
ピンク色にもどってきました。
夫が、朝、「あれっ、今日はお化粧してるん?」と
言ったことがあり、そこまでわからなく
なってきたんだと嬉しく思ったことです。
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「自然とまた白くなることを考えれば、
過度に対策をとらなくても
大丈夫そうですね!」
肌が傷んでいなければ日常生活で
多少焼けてしまっても、元に戻ります。
くすみも取れてきたとのこと、
本当によかったですね。
貴重なご報告ありがとうございました。
▼まとめ ~シミは「悪者」じゃない!~
今回は日焼け止め対策について
お話ししました。
白木さん、いかがでしたか?
「多少日焼けしても
落ち込む必要はないと考えると、
気持ちが楽になりました!」
良かったです。
シミは肌の傷んだ部分を守るために
できているものです。
シミを作らない、増やさないためには、
状況に応じた紫外線対策をしましょう。
また、必要以上に紫外線を怖がらないように
してくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
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