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2023年07月11日配信

気になる?『夏の「こんなとき」』の秘密 | 第761号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023/07/11━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第761号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 最近は気温も高くて日差しが強いですね。
 本格的な夏が近づいてきています。


 「夏の対策をあらためて教えてほしいです!」


 そうですね。
 今日は夏によくあるご質問3つです。
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            気になる?

        『夏の「こんなとき」』の秘密

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 ▼汗をかいてかゆくなったら


 Q1.

 汗をかくとかゆくなります。
 あせもができたときは石けんをつかったほうがいいですか?


 A1.


 「汗のかゆみは確か汗がアルカリ性だから、
  でしたよね!」


 よく覚えていましたね、白木さん。

 出始めの汗はミネラル分が多く、
 アルカリ性なので、傷んだ肌には刺激と
 なるのでしたね。


 「傷んだ肌?」


 ええ。傷んでなければ汗をかいても
 かゆくなりません。

 ちくちくしたりかゆみが出るときは、
 一次刺激性物質との接触があるということ。

 首筋の場合は、髪を手でよく触っていたりして
 髪から間接接触している可能性もあります。
 肌に触れるものを確認してくださいね。


 「汗をかいたらどうしたらいいんでしょうか」


 濡らしたタオルで汗を拭きましょう。
 水分だけでなくミネラル分も拭き取ることが
 大切です。

 ちなみにあせもができてしまったときも
 洗浄剤は不要です。肌をさらに傷めてしまいますので、
 お湯でやさしく洗うだけにしてくださいね。





 ▼日焼け止めがいるときは


 Q2.

 仕事で長時間屋外で過ごしています。
 帽子や日傘は使えないのですが、日焼け止めは
 塗った方がいいですか。


 A2.

 紫外線の強い時期(5~8月)の
 紫外線の強い時間帯(10~14時)に
 長時間屋外で過ごす場合は日焼け止めをつけましょう。

 この時期の紫外線は直接浴びると
 20分ほどで肌に赤みが出てしまいます。
 そのまま当たり続けると肌に炎症が起きて
 やけど状態になってしまいます。

 長袖の衣類や帽子を使えないときは
 日焼け止めをつけてくださいね。


 「仕事で毎日、日焼け止めをつけることに
  不安を感じる方もいますよね」


 もちろん肌は傷んでしまいますが。
 何もつけないと日焼けによる炎症のほうが、
 日焼け止めとの接触による炎症よりも
 大きくなってしまいます。

 必要のないときは何もつけずに
 肌を休ませて上手に日焼け止めと
 付き合ってくださいね。





 ▼プールで肌や髪を傷めないためには?


 Q3.

 プールに入った後、髪のきしみや肌のカサつきが
 気になります。何か対策できますか?


 A3.


 「プールのにおいや刺激は
  じつは塩素のせいじゃないんでしたよね」


 そうなんです、白木さん。
 あの刺激臭の正体は「クロラミン」でしたね。

 プールには多くの人が入りますが、
 汗や体の汚れが水中に溶けて生じたアンモニア性窒素と
 塩素が反応してできるのです。

 クロラミンは皮膚、目、呼吸における刺激や痛みとともに、
 不快な臭いのもととなります。


 刺激を避けるには、利用者の少ない時間帯に
 プールに入るとよいでしょう。


 「もしかしてプールで刺激を感じるのも
  肌が傷んでいるからですか?」


 その通りです。
 汗と同じですね。日頃から肌を傷めないことが
 プールでの肌トラブルの予防につながるんですよ。





 ▼他にもあったらお気軽に


 よくある夏の「こんなとき」、
 3つだけご紹介しました。

 他にもありましたら下記にお送りくださいね。


 ☆ご相談・ご質問など、どうぞお気軽に。
  →→ https://jstcd.or.jp/contact/

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