メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2013年05月14日配信

第360号 カサつき?『肌断食・応募のメールから』の秘密(2)

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013/05/14━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと!

            「秘密の皮膚科学」

     第360号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆


 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 前回は、
 『肌断食』プレゼントキャンペーンへの
 ご応募のメッセージを紹介しました。

  ☆第359号 自信と不安?『肌断食・応募のメールから』の秘密
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2013/05/359.php


 今回は、
 "何もつけない生活"に不安や迷いがある。

 と書いていた方の多くが挙げていたお悩み、
 【カサつき】について考えたいと思います。
 

☆------------------------------------------------------------☆

             ── カサつき? ──

          『肌断食・応募のメールから』の秘密(2)

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 ▼"何もつけない生活"への不安・迷い


 ┌────────────────────────────
 | 
 | 【シワがひどくなるのでは】(40代・女性)
 | 
 | 
 | 以前より、肌の老化
 | (しみ、しわ、弾力低下、毛穴拡大)を気にしており、
 | 牛田さんのサイトで勉強させてもらいながら
 | 「何もつけない」を心掛けてはいました。
 | 
 | しかし乾燥がひどい時には
 | 「このままシワがいっそうひどくなるのでは」
 | と不安になって保湿化粧品を使ってしまったり、
 | やはりメイクをしたほうが見た目はよくなると
 | (自分では感じ)使ってしまったりと、挫折していました。
 | 
 └────────────────────────────

 ┌────────────────────────────
 | 
 | 【全身カサカサしています】(50代・女性)
 | 
 | 
 | 何もつけない生活を始めて7ケ月経ちますが
 | ムズムズするのが無くなった以外は
 | 見た目の改善は見受けられません。
 | 
 | 今の状態はカサカサしています。
 | 顔だけでなく全身なのですが......
 | 
 | 乾燥肌の人は水分が足らないと聞きましたので
 | 飲める範囲で水を飲んでいます。
 |  
 | 鏡を見ると心が折れそうになることも。
 | この本が、私にとって
 | 一筋の光になればと思い申し込みました。
 | 
 └──────────────────────────── 
 
 ┌────────────────────────────
 | 
 | 【皮膚がめくれた状態です】(30代・女性)
 | 
 | 
 | 職場でどうしても避けられない事以外は
 | "何もつけない"を実践中ですが、
 | 常に皮膚はボロボロにめくれた状態で、
 | 今にも挫けそうな日々を過ごしています。
 | 
 | 何度も皮膚がめくれては剥がれ落ち......の繰り返しで、
 | 1年以上経過しています。
 | 
 | 化粧品を使用していた頃の方が、
 | 見た目的にもマシですし、痒みもなくなるので、
 | その生活に戻してしまおうかと悩んでました。
 | 
 | また、これからも何もつけない生活を続けていける
 | きっかけになれば、モチベーションを上げることが
 | 出来ればと思い、応募させていただきました。
 | 
 └────────────────────────────


 このように、
 「肌のカサつきが気になる」という声が
 牛田が思っていた以上に多く挙がっていました。

 ここで、どんな人が肌のカサつきを感じているのか、
 考えてみましょう。


 生活全般のなかで
 一次刺激性物質と接触をしたときの症状を
 次の2つのグループに分けることができます。

 +------------------------------------------------+

  A群:カサつき・乾燥感があるだけの人

   →「肌が弱い人」のなかでも
     比較的肌が強い人


  B群:炎症・ニキビができてしまう人

   →「肌が弱い人」のなかでも
     比較的肌が弱い人

 +------------------------------------------------+


 B群、つまり炎症湿疹などの
 皮膚トラブルが慢性化している方々は、
 非接触療法を完全に実践する傾向があります。

 炎症湿疹などのトラブルは化粧品では隠しにくく、
 QOL(Quality Of Life:生活、人生の質)を低下させます。
 悩みが切実だからこそ、実践が真剣かつ徹底的なのです。


 一方、A群、つまりカサつきや乾燥感で悩んでいる方は、
 非接触療法の実践の度合いが低い傾向にあります。

 この背景には、

 ・カサつきは保湿剤で隠せてしまうこと
 ・「誰しも皮膚は乾燥するもの」と
  テレビや雑誌で繰り返されていること

 があるかもしれません。


 本当は、一次刺激性物質との接触によって
 角質が傷んでいるためにカサつきを感じているのですが、
 「カサつきは誰にも起こるもの」と
 メディアに思い込まされていることによって
 その実感を持ちにくくなっているのです。






 ▼それでもスキンケアは必要?


 『秘密の皮膚科学』読者のみなさんは、
 "スキンケア""お手入れ"といった言葉の呪縛から
 とっくに解放されていると思っていましたが......。

 「肌断食」応募のメールを拝読すると、
 まだ縛られている方がたくさんいる? ようですね。


 ◆お手入れをしないと肌がどんどん老化する!
 ◆日焼け止めを使わないとシミが増える!

 ◆乾燥を防ぐために保湿化粧品を使って
  しっかり「お手入れ」をしましょう!


 ......などなどの文句は
 化粧品の消費を促すセールストークです。

 カサつきが気になる人は
 これまでの思い込みを解き放ち、
 皮膚生理に忠実にマインドセットを書き換えましょう。


 繰り返しになりますが、
 カサつきの原因は
 一次刺激性物質との接触です。

 化粧品によって肌をきれいに見せることはできますが、
 肌の弱い人は「お手入れ」の名目のもと、
 実は肌を傷めてしまっているのです。

 炎症湿疹を起こす肌は
 化粧品の顧客として好ましくありませんが、
 カサつきや乾燥でとどまっている肌は
 好ましいターゲットになります。

 カサつきが気になるときは、なにが原因なのか
 皮膚生理を基準にして考えてみてくださいね。

  ☆おさらい:第331号 空気のせい?『季節の変わり目の乾燥』の秘密
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2012/10/331.php






 ▼まとめ ~ 自分の肌を守るために、正しい知識を ~


 最後に、『肌断食』ご応募のメッセージから
 何もつけない生活に不安を感じている方に
 読んでいただきたいものを3つ、ご紹介します。


 ┌────────────────────────────
 | 
 | 【とにかく信じてがんばって】(40代・女性)
 | 
 | 
 | 随分ご無沙汰しております。
 | 以前、本当に長い間お世話になっておりました。
 | 
 | 今では、本当に何もつけない生活です。
 | 人生で、こども時代以来の肌質の良さ!
 | 
 | こども時代と同じように、目ヤニじゃ
 | 恥ずかしいから水でささっと洗おう......くらい。
 | 
 | 日焼け止めをまったく使わなくても
 | 以前のようには灼けなくなりました。
 | 日焼けしても、すぐにもとに戻るんですよね。
 | 本当に不思議ですけれど!
 | 
 | 今、頑張って苦労してる方々には
 | とにかく信じて頑張って!と言いたいです。
 | 
 | だって、本当に
 | 何もつけないほうが綺麗になれるんですから。
 | 
 | 牛田様との出会いが無かったら、
 | 絶対に今の私は無かったと確信しております。
 | ありがとうございました!
 | 
 └────────────────────────────

 ┌────────────────────────────
 | 
 | 【迷ったこともありましたが】(30代・女性)
 | 
 | 
 | 私も化粧品会社のコマーシャルや体験談をみて
 | "何もつけない"とのギャップに迷ったことがありました。
 | 
 | 信じて続けたことで良い結果が出ましたが
 | 他の方の体験談を読ませていただくことで、
 | 共感できたり、あらたな発見が出来ればと思います。
 | 
 └────────────────────────────

 ┌────────────────────────────
 | 
 | 【今までは何だったんでしょう】(30代・女性)
 | 
 | 
 | いつも、牛田さんのメルマガ楽しみにしております。
 | 私は、思春期にひどいニキビに悩まされ、
 | それ以降、あれがいい、これがいいと聞けば、
 | 色んな化粧品を試すといった感じでした。
 | 
 | ふと、今の年齢になり、鏡を覗くと、
 | こんなにきちんとお手入れしてるのに、
 | シミ、毛穴の開き、色素沈着......酷いものです。
 | 
 | ネットで肌のことを色々調べて行くと、
 | 何にもしない皮膚科学に出会い、もう、衝撃的でした。
 | 
 | 今は、水で洗顔した後、何にもつけない。
 | 初めは不安でしたが、
 | 慢性的な顎のニキビが改善されてきました。
 | 
 | 今まで何だったんでしょう。
 | 
 └────────────────────────────



 エンターテイメントとして
 化粧品を楽しむことができるのは、
 肌の強い人。

 化粧品を使用して
 カサつきを感じるのは、
 肌の弱い人です。

 頭皮・顔・身体・手・踵などがカサつくとき。
 その原因は、一次刺激性物質との接触です。

 肌の弱い人は、
 日常生活全般の接触の見直しを。

 そして、巷にあふれる情報を取捨選択し
 ご自分の肌を守る知識を持ってほしい。
 そう願っています。



 ☆質問・疑問などがありましたら、
  お気軽にどうぞこちらへ。
  →→ http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php






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