バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」
2024年11月12日配信
つければ安心?『リップクリーム』の秘密 | 第824号
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2024/11/12━☆
健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第824号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
822号で口紅による唇の荒れを取り上げました。
多くの方から聞く唇の荒れですが。
「リップクリームを日常的に
使っている方も多いですよね」
ええ。
健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第824号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
822号で口紅による唇の荒れを取り上げました。
多くの方から聞く唇の荒れですが。
「リップクリームを日常的に
使っている方も多いですよね」
ええ。
ただ、リップクリームには注意してほしいのです。
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つければ安心?
『リップクリーム』の秘密
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▼つけたら荒れは治まる?
白木さん。
リップクリームはどんなときにつけますか?
「唇が乾燥したときとか口紅をつける前ですね。
寝る前につけることもありました。
リップクリームは肌に良いイメージがあります!」
確かにつけているときは
唇が潤っている感じがしますよね。
ですが、潤って見えているだけで
唇そのものの荒れは改善されていません。
「もしかして......。
化粧水や乳液の保湿と同じと
いうことですか?!」
そうなのです、白木さん。
「でも肌荒れ防止成分が入っている
医薬部外品のものもありますよね!」
ええ。グリチルリチン酸などの
抗炎症成分などですね。
医薬部外品は効果を謳うことができますが、
その効果を保証するものではありません。
肌に良さそうなリップクリームでも
ほとんどのものに炎症起因物質は使われています。
たとえば
◇ジメチコンなどのシリコン
◇界面活性剤
◇脂肪酸由来の成分
◇BHT
です。
売れ筋のリップクリーム何点か全成分をチェックして
みましたが、潤った感じを持続させるために
シリコンが使われているものが多いですね。
▼荒れる原因を根本から
「確かにリップクリームが落ちた後は
カサカサするから手放せなくなるんですよね」
そうですよね。
1日に何度も塗る必要があるということは
根本的には唇の荒れは治まっていないということ。
唇が荒れる、カサつく原因をなくさないと
繰り返してしまいます。
残念ですが、肌につける化粧品と同様に
リップクリームを塗って改善させることはできないのです。
唇が荒れてしまう理由は、2つあります。
1.炎症起因物質との接触
(直接、間接の接触)
◇リップクリームや口紅
◇BHTなどの添加物のあるワセリン
◇歯磨き粉
◇食器に残留した抗菌剤配合の食器洗剤や食洗器用粉石けん
◇抗菌加工のマスク
◇手で触る、舌で舐める癖
2.体調(バリア力の低下した状態)
◇身体の冷えなどの体調不良
◇ビタミン不足
これらに気をつければ(原因を無くせば)
唇の荒れやカサつきはなくなるんですよ。
▼自明の理ですが
「どうしてもカサつきをごまかしたいときは
やっぱりワセリンですよね?」
はい。BHTなどの添加物のない
白色ワセリンを薄くつけるようにしましょう。
カサつきがひどい場合を除いて
就寝前はつけないようにしてくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ
つければ安心?
『リップクリーム』の秘密
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▼つけたら荒れは治まる?
白木さん。
リップクリームはどんなときにつけますか?
「唇が乾燥したときとか口紅をつける前ですね。
寝る前につけることもありました。
リップクリームは肌に良いイメージがあります!」
確かにつけているときは
唇が潤っている感じがしますよね。
ですが、潤って見えているだけで
唇そのものの荒れは改善されていません。
「もしかして......。
化粧水や乳液の保湿と同じと
いうことですか?!」
そうなのです、白木さん。
「でも肌荒れ防止成分が入っている
医薬部外品のものもありますよね!」
ええ。グリチルリチン酸などの
抗炎症成分などですね。
医薬部外品は効果を謳うことができますが、
その効果を保証するものではありません。
肌に良さそうなリップクリームでも
ほとんどのものに炎症起因物質は使われています。
たとえば
◇ジメチコンなどのシリコン
◇界面活性剤
◇脂肪酸由来の成分
◇BHT
です。
売れ筋のリップクリーム何点か全成分をチェックして
みましたが、潤った感じを持続させるために
シリコンが使われているものが多いですね。
▼荒れる原因を根本から
「確かにリップクリームが落ちた後は
カサカサするから手放せなくなるんですよね」
そうですよね。
1日に何度も塗る必要があるということは
根本的には唇の荒れは治まっていないということ。
唇が荒れる、カサつく原因をなくさないと
繰り返してしまいます。
残念ですが、肌につける化粧品と同様に
リップクリームを塗って改善させることはできないのです。
唇が荒れてしまう理由は、2つあります。
1.炎症起因物質との接触
(直接、間接の接触)
◇リップクリームや口紅
◇BHTなどの添加物のあるワセリン
◇歯磨き粉
◇食器に残留した抗菌剤配合の食器洗剤や食洗器用粉石けん
◇抗菌加工のマスク
◇手で触る、舌で舐める癖
2.体調(バリア力の低下した状態)
◇身体の冷えなどの体調不良
◇ビタミン不足
これらに気をつければ(原因を無くせば)
唇の荒れやカサつきはなくなるんですよ。
▼自明の理ですが
「どうしてもカサつきをごまかしたいときは
やっぱりワセリンですよね?」
はい。BHTなどの添加物のない
白色ワセリンを薄くつけるようにしましょう。
カサつきがひどい場合を除いて
就寝前はつけないようにしてくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ
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