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2023年11月07日配信

使い分けを工夫する?『日常生活での洗剤』の秘密 | 第773号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023/11/07━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第773号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 非接触生活ではどのような「洗浄剤」も
 使わないほうがよいというお話をしていますが。
 それはあくまで肌に直接使うもののお話。


 「掃除や洗濯で使う洗剤は
  どんなものでも大丈夫ですか?」


 状況別に詳しくお話ししますね。

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          使い分けを工夫する?

         『日常生活での洗剤』の秘密

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 ▼洗濯用と食器用の洗剤は?


 まずは、どんなご家庭でも使う頻度の高い
 洗濯用と食器用の洗剤について。



 【洗濯洗剤】

 ときどき「界面活性剤不使用の洗剤を
 使っています」というご報告がありますが。

 肌に直接使うことのない洗濯洗剤には
 界面活性剤配合で洗浄力がしっかりあることが大切。

 日常生活で衣類や寝具に付着する柔軟剤や
 抗菌剤は落ちにくいため、洗浄力がないと
 落とすことができないのです。


 「どんな洗濯洗剤がおすすめなんでしたっけ」


 抗菌剤、蛍光増白剤、柔軟剤、シリコーン、
 石けん由来の界面活性剤、油脂由来の界面活性剤が
 配合されたものは、すすいだ後の洗濯物にも
 成分が残留します。

 それらの成分が配合されていないものを選びましょう。

 指定の洗濯洗剤は↓

 〇洗濯用洗剤
  https://soundstyle.co.jp/shop/products/detail/17
 〇洗濯用中性洗剤
  https://soundstyle.co.jp/shop/products/detail/14



 【食器用洗剤】

 こちらも直接肌に使うものではありませんので
 使用しても問題ありません。

 手荒れしやすい方はゴム手袋をして
 洗剤を使いましょう。ゴムの劣化防止剤で
 手がガサガサしてしまう方は、下に綿手袋を
 してくださいね。


 「食器用洗剤はどんなものでもいいですか?」


 市販のものには大体抗菌剤が使用されているので
 残念ながらおすすめのものはありません。
 手荒れ対策をして使用しましょう。

 また、過去にご報告がありましたが、
 唇の荒れが気になる方は注意。

 食器用洗剤の抗菌剤や残留した石けん成分に
 影響を受けている場合があります。

 その場合は、直接唇が触れる食器は
 水のみで洗うようにしてみてください。





 ▼掃除用の洗剤は


 「家の掃除には洗剤を使っていますが、
  本当は使わないほうがいいんですよね?」


 そんなことはありません。

 ・直接洗剤が肌につかないようにすること

 ・肌につく部分の掃除に洗剤を使うときは、
  成分の残留がないものを使うこと

 この2つができれば使っても大丈夫ですよ。
 扱うときには手袋をしましょう。


 〇お風呂掃除

 ほとんどの浴室用洗剤には抗菌剤などが
 使われています。浴槽や浴室の床に残留すると
 肌荒れの原因になることがあります。

 足裏のがさがさ、背中や腕、太腿にかゆみや
 ニキビがある方は、お風呂掃除には
 洗剤を使わないようにしましょう。

 水垢や皮脂汚れは、洗剤を使わなくても
 落とすことができます。
 アクリルたわしなどを使ってみましょう。

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 〇床掃除

 床用の洗剤は除菌効果のある
 スプレータイプのものが主流です。

 洗い流すことができないため、
 肌の弱い方が裸足で歩いて、足裏が
 ガサガサになった事例があります。

 足裏が荒れる方は
 濡れたぞうきんなどで掃除をしましょう。

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 〇キッチンや洗面所
 〇トイレ掃除

 シンクや排水口は直接肌に触れる
 場所ではないので、
 洗剤を使って問題ありません。


 「ときどきアルカリ剤を溶かして洗剤を
  自作している方もいらっしゃいますね」


 重曹や過炭酸ナトリウムを溶かして
 作るものですね。

 アルカリ剤は水温が低いと
 溶け残りが残留し、皮膚はアルカリ性の影響を
 受けてしまいます。

 50度程度の高温でよく溶かしましょう。





 ▼使い分けに工夫を

 生活に必須となった洗剤ですが、
 すべての洗剤を使ってはいけないということは
 ありません。

 肌を傷めないよう注意しながら
 上手に使ってくださいね。




 ☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ
  →→ https://jstcd.or.jp/contact/


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