メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2009年11月10日配信

第211号 1番の特効薬?『休むというクスリ』の秘密

 みなさん、こんにちは。
 コスメプロデューサーの牛田専一郎です。


 今回は、開発の現場(秘密のプロジェクト)から
 ご報告......ではなく、
 ご提案!をしたいと思います。


 テーマは白木さんも大好きな【メイク】。

 皮膚トラブルがなかなか改善しない人は
 発想を"美容感覚"から"治療意識"に切り替えて
 メイクを休みましょう!

 というご提案です。



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          ── 1番の特効薬? ──
 
          『休むというクスリ』の秘密

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 ▼美容感覚のままでは改善しない


 「牛田さん、今日はちょっと過激なスタートですね。
  メイクをやめましょう、だなんて......」


 これにはちゃんとした理由があるんです。

 お肌に良くないということは分かっていても、
 ファンデーションやポイントメイクは
 どうしても止められない──。


 そんな声にお応えして、
 お肌の弱い方に合った
 メイク用品の選び方・落とし方を解説したこともありました。


  ☆『お肌が弱い人のメイク術』の秘密
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2009/09/203.php


 しかし、
 成功例が非常に少ないのが実情です。

 例年のことではありますが、
 お肌のバリア力が低下する季節に入った途端、
 "お肌がカサつく""赤みが出てしまう"
 というお問い合わせが増えています。


 だましだまし......のような
 中途半端なやり方ではなく、
 思い切ってメイクを休んでしまうしか
 お肌を傷めている原因を取り除く方法はない!
 と牛田は考えました。

 ファンデーションやポイントメイクをしなければ、
 お肌に負担をかけませんし、
 洗浄剤やクレンジング剤を使用する必要もありません。

 だから、切実に悩んでいる方には
 メイクを休みましょう!
 というご提案をしたいのです。




 ▼カサつき・赤みの原因のひとつは「洗浄剤」


  ┌────────────────────────────
  |◆【何もつけないをしているのに】
  | 
  | 何もつけないを実践してから3週間ほどになりますが、
  | 一番の悩みである毛穴はもとより、
  | かゆみと赤み、がさらにひどくなっている感じです。
  | 
  | 脂漏性皮膚炎のような感じです。
  | 湯洗シャンプーにしていますし、
  | 洗濯洗剤も変えたのになぜ??
  | と、かなりがっかりした気持ちです。
  | 
  | 週に何度か仕事がありますので
  | 仕方なく秘密のコンパクトをつけていますが、
  | つけている時間も短いですし、
  | 洗浄力の弱い石けんで軟水洗顔しています。
  | 
  |                     (30代・女性)
  | 
  └────────────────────────────

  ┌────────────────────────────
  |◆【やはり化粧水をつけないとだめ?】
  | 
  | 5月から時々、肌に直接ファンデーション
  | (洗顔は貴社の泡状のもの)をつけていますが、
  | つける度にゴワゴワした乾燥感があります。
  | (洗顔したら時間と共にしっとりしていますが)
  | 
  | これは、他の方々も経験しているのでしょうか?
  | それともアトピーのせいでしょうか?
  | 
  | やはり、化粧水等をつけないので、
  | ファンデーションがきれいにのりません。
  | 時間とともによくなるのでしょうか?
  |                           (女性)
  | 
  └────────────────────────────

  ┌────────────────────────────
  |◆【どんな洗浄剤でも刺激は同じ?】
  | 
  | 秘密のコンパクトを使用してメイクする日があるので
  | メイクが落ちるものを用いて洗顔しなければなりません。
  | 
  | 秘密の洗顔料と、秘密の石けんの
  | どちらを選んでも刺激度は同じですか?
  | 
  | 今、顔の皮膚がかなりめくれあがっていて
  | メルマガで読んだところの
  | 「化粧水で皮脂膜の代わりをつくってごまかしてあげる」
  | 「ワセリンで薄く保護する」
  | をしなければいられないような状態です。
  | 
  |                     (30代・女性)
  | 
  └────────────────────────────




 3通目のお問い合わせのように、
 "洗顔剤の刺激の強さ"についてのご質問を
 たびたびいただきますが......

 どのような洗浄剤であっても、
 界面活性剤が含まれている以上は
 タンパク変性作用があります。

  ☆資料室>>タンパク変性の秘密
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/02/tanpaku_hensei.php



 実際に、洗浄剤を使用したことによって
 紅斑値が上がってしまった測定モニターの事例が
 ありますのでご紹介しましょう。




 ▼最近の事例から ~洗浄剤の使用で紅斑値が上昇~


  ◎事例1「メイクが落ちないので石けんでダブル洗顔をしていました」
      (30代・女性 S.Kさん)

   →→→ 額・頬の紅斑値が上がってしまいました。
   http://jstcd.or.jp/numberphotos/2009_11_5_sk/



  ◎事例2「メイクは石けんで落としています」
      (30代・女性 I.Yさん)

   →→→ 目の下、頬の紅斑値が上がっています。
   http://jstcd.or.jp/numberphotos/2009_11_5_iy/



  ◎事例3「メイクは石けんで落としています。
       ときどきシャンプーの使用も......」
       (30代・女性 I.Mさん)

   →→→ 各箇所で紅斑値が上昇傾向に。
   http://jstcd.or.jp/numberphotos/2009_11_5_im/




 「ついこの間まで何ともなかったのに、
  気温が下がってきた途端にお肌が荒れ始めてしまった!
  って声も多いですよね」


 ええ。
 先ほども少しお話したとおり、
 秋から冬にかけてのこの時期は、
 気温の変化による自覚しないストレスによって
 皮膚のバリア力が低下しやすくなっています。

 そのため、
 "お肌にやさしい"という洗浄剤でも刺激となり、
 お肌を傷めてしまう場合があるのです。


 事例に登場したモニターの皆さんには、
 洗浄剤を使用せず、お湯と手ぬぐいのみで
 メイクを落とすようにお願いしました。

 メイクがちゃんと落ちているか心配なときは、
 洗顔後に、濡れた手ぬぐいや指定のペーパータオルでお顔を拭いて
 ファンデーションが落とせているかどうか
 チェックしてみましょう。

 ラメが多少残っていても、問題ありません。

 お湯と手ぬぐいのみで落とせていないようでしたら、
 お肌の赤みが治まるまでメイクをしないようにするか、
 お湯のみで落とせる程度のメイクにしてくださいね。




 ▼オイルでポイントメイクを落としている方へ


 目元などのポイントメイクを落とす際に、
 オイルをお使いの方も多いようです。

 メイクを含んだオイルが、
 ポイントメイクをしていない部分
 (=メイク落としをする必要がない部分)に触れると
 お肌がダメージを受けてしまうことがあります。

 洗浄剤を使っていないのに、
 眼窩の外側、額や頬、顎に赤みや吹き出物ができる
 という方は、メイクの落とし方に問題がある可能性大!
 見直してみましょう。

 通常のクレンジング剤についても言えることですが、
 ポイントメイクの部分だけに洗顔剤をつけ、
 それ以外の部分に広がらないように
 洗い流すという作業は案外難しいものです。

 お肌の調子の悪い方は、
 アイメイクそのものを控えることが
 何といってもベストです。




 ▼洗顔剤をやめたらどうなる?


 メイクと洗浄剤を控えると、お肌に変化が起こります。
 実際の数値を見てみましょう。


  ◎事例4:

   7月に測定にいらしたときは、
   目の周りだけにクレンジングを使い、
   石けんで顔を洗っていたS.Aさん(30代・女性)。

   「肌荒れがひどく、痛くてASVCがつけられない」
   とのこと。

   そこで、石けんをやめ、
   お湯と手ぬぐいのみでファンデーションを
   落とすようにしましょう、とアドバイスしたところ......


   3ヶ月後には紅斑値が大きく下がり、弾力値も上がりました。
   http://jstcd.or.jp/numberphotos/2009_11_5_sa/


   「ファンデーションをお湯のみで落とすようになってから
    赤みやカサつきがなくなり、今までで一番調子がよいです」
   とおっしゃっています。





 ▼美容感覚と治療意識──あなたのお肌はどちら?


 繰り返しになりますが、
 お肌が傷んでいるときは
 ファンデーションを使用しないこと、
 ポイントメイクをしないことが一番です。

 美容的な"何もつけない"お手入れ法と"非接触療法"は
 どちらも健康な素肌を取り戻すための方法です。

 お肌が傷んでいる方は「治療」と考えて、
 しばらく化粧品の使用を控えましょう。

 また、化粧品だけでなく、
 昨年トップクリアリキッド以外の洗剤で洗った寝具や
 クリーニングに出した衣類、毛布などとの
 接触にも注意しましょう。


  ☆トップクリアリキッドがなぜいいの?
   その理由はこちらで!
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/09/q28.php



 少しぐらいは平気!
 と思ってしまいがちですが、
 お肌の弱い方には大きなダメージとなる場合が多くあります。

 あなたのお肌のトラブルは、
 美容感覚のままで改善するものなのか?
 治療意識への切り替えが必要なのか?

 ご自分のお肌と、よく相談してくださいね。


 "非接触療法"を実践すれば、
 翌日からお肌の改善が始まります。

 お肌のトラブルがなかなか改善しないのは、
 お肌を傷めるものとの接触が続いているからです。
 思い当たる方は、生活習慣を見直してみましょう。


 これからますます寒くなります。
 「運動・栄養・休養!」を合言葉に
 体調に気をつけてくださいね。



  ★牛田への感想・コメントがありましたら、
  お気軽にどうぞこちらへ。
  http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php






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