バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」

2020年12月08日配信

第643号 一問一答?『肌のちょっとしたご質問』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020/12/08━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第643号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 「牛田さん、寒くなってきてから
  少しずつご質問が増えてますね」


 白木さん、そうですね。

 冬はかさつきなどのお悩みや
 相談が毎年多く寄せられます。

 今回はみなさんからのちょっとした
 ご質問を集めてお答えいたしましょう。


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            一問一答?

       『肌のちょっとしたご質問』の秘密

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 ▼3つの質問にお答えします


 では早速、1つずつ答えていきましょう。
 まずはワセリンについてのご質問です。



 Q1.

 カサつくので夜もワセリンをつけています。


 A1.

 「ついつい塗りたくなってしまいますよね!」


 白木さん・・・。
 割り込まないでください。


 ワセリンを塗りたくなっても
 ちょっと我慢してくださいね。

 夜は何もつけずに肌を休ませるようにしましょう。
 皮膚の自然な皮脂分泌を妨げてしまいます。

 一次刺激性物質との接触がなくなれば、
 カサつきがなくなります。

 乾燥感が続く場合は、肌に触れているものを
 確認してみてくださいね。


 *例外があります*

 表皮がめくれて痛みがある場合は、
 夜もワセリンをつけて皮膚を
 保護するようにしましょう。




 Q2.

 ワセリンをつけているのですが、
 夜は石けんで落としたほうがいいですか。


 A2.

 ワセリンを薄く部分的につける程度なら
 ぬるま湯のみでも十分に落とすことができます。
 洗浄剤は使わないようにしましょう。


 「多少肌に残ってしまっても問題ないですか?」


 はい。毎日の代謝で剥離する角質片とともに
 落ちてしまいますので大丈夫です。




 Q3.

 石けんで落とせる日焼け止めでも
 つけないほうがいいですか。


 A3.

 シミやくすみを気にしている方ほど
 日常的に日焼け止めを使っていることがあります。

 どのような日焼け止めも一次刺激性物質です。

 シミができるタイプの肌の弱い人は、
 日焼け止めを日常的に使うことで、
 肌の炎症が進み、かえってくすみや
 シミができる原因となってしまいます。


 また、石鹸もタンパク変性作用や
 遊離脂肪酸による刺激がありますので、
 肌にやさしいということはありません。

 日常的な日焼け止めの使用はせず、
 できるだけ肌を傷めないようにしてくださいね。

 石けんで落とせる程度のメイクをしている、
 という方も同じです。

 石けんを使わないと落ちないという方は、
 お湯のみで落とせるメイクにしましょう。





 ▼おわりに ~本当に「肌にやさしい」のは?~


 日焼け止めや保湿剤をつけること、
 肌をこすらないこと。

 そういったことが「肌に負担をかけない」ことだと
 一般的には言われていますが。

 皮膚は本来何もつけないことで
 完結している臓器でしたね。

 何かをつけたくなったら、
 人体にそれは本当に必要なのか、
 基本に立ち返って考えてみてくださいね。





 ☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
  →→ https://jstcd.or.jp/contact/

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