メールマガジン「秘密の皮膚科学」

2017年03月21日配信

第547号 髪もお湯だけで『お湯洗髪』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017/03/21━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

            「秘密の皮膚科学」

     第547号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 前回は洗顔についてお話しました。

  ☆第546号 お湯だけで大丈夫?『洗顔・よくいただくご質問』の秘密
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2017/03/546.php


 非接触生活では、顔と同じように、
 髪と頭皮も【お湯だけ】で洗います。

 今回は、お湯洗髪についておさらいしましょう。

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            ── 髪もお湯だけで ──

                『お湯洗髪』の秘密

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 ▼あらためて、【お湯だけ】の理由


 「まず、肌の弱い人はなぜ
  シャンプーやリンスを使わないほうがいいのか、
  おさらいしたいです」


 そうですね、白木さん。

 シャンプーやリンスには、
 一次刺激性物質である界面活性剤が含まれています。

 界面活性効果のある物質が皮膚や細胞に接触すると、
 『タンパク変性』が起こります。

 肌は脱脂して、もともと持っていた潤いを失うとともに、
 バリア機能が低下するのです。

 肌の強い方はダメージが現れにくいのですが、
 肌の弱い方は、シャンプーやリンスに触れただけで
 炎症を起こしてしまうこともあります。


 「石けんなら大丈夫ですか?
  というお問い合わせをよくいただきますね」


 石けんも、油脂とアルカリを
 加熱して作られた合成界面活性剤です。

 "肌にやさしい"というイメージがあるかもしれませんが、
 石けんも肌を傷める一次刺激性物質のひとつなのです。






 ▼お湯洗髪=一次刺激性物質に触れない洗髪


 「お湯だけなら、肌を傷めることなく髪を洗えますね」


 そうです。
 お湯洗髪は、一次刺激性物質に触れずに髪を洗う方法なのです。

 頭皮の皮脂や、日常生活で髪に付着した汚れは
 お湯だけで充分に落とすことができます。

 お湯洗髪を実践されている方からは、

 ・肌のカサつきや赤みがなくなった
 ・ニキビができにくくなった
 ・抜け毛が減った

 などのご報告が寄せられています。






 ▼ベタつき、臭い、パサツキ......ビギナーの不安


 「ビギナーの方から、髪のベタつきや臭いが気になる、
  というご相談がよく寄せられますね」


 そうですね。

 今までシャンプー・リンスを
 当たり前のように使ってきた方にとっては
 不安だらけのスタートかもしれません。

 始めて間もないころは、洗い足りなかったり、
 頭皮の皮脂分泌が過剰になっていたりして
 臭いやベタつきが気になることがあるかもしれませんが、
 お湯洗髪を続けるうちに治まっていきます。


 「お湯洗髪を始めたら髪がパサパサ、キシキシするようになった、
  という声もよく聞きます」


 髪がパサパサ・キシキシするのは、
 シャンプーやリンスを使用してきたことによって
 髪がタンパク変性を起こしているからです。

 これまではリンスやコンディショナーで
 髪をコーティングしていたために気づかなかった傷みが、
 お湯洗髪をすることであらわになったということです。

 髪は死んだタンパク質でできているため
 一度傷んだものを元に戻すことはできません。

 髪の傷みが気になるときは、
 思い切ってカットするのもひとつの手です。
 お湯洗髪を続けるうちに、自然なツヤのある髪が伸びていきます。






 ▼非接触生活式お湯洗髪・基本の洗い方


 お湯洗髪成功の秘訣は、丁寧に洗うこと。

 シャンプー・リンスを使っていたときのような
 "ガシガシ洗ってザーッと流す"やり方では
 汚れを充分に落とすことができません。

 まずは基本の洗い方をマスターしましょう。


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 ●ステップ1 【髪をとかす】

  ブラシで、髪をよくブラッシングします。
  とかす方向を変えながら、念入りにブラッシングすることがポイント。

  上から下から、向きを変えて100回ずつが基本です。

  頭皮を傷めてしまいますので、頭皮には
  ブラシを当てないようにしてください。


  ◎ブラシについて
   獣毛のブラシを使いましょう。
   シリコン加工・抗菌加工のものは避けてください。


  ☆ブラッシングブラシ(豚毛)...お子様や、髪の量の少ない方におすすめ
   http://soundstyle.co.jp/goods/8009.html

  ☆ブラッシングブラシ(猪毛)...髪が太く量の多い方、癖毛の方におすすめ
   http://soundstyle.co.jp/goods/8011.html

  ☆ヘアブラシクリーナー
   http://soundstyle.co.jp/goods/8010.html


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 ●ステップ2 【洗ってすすぐ】

  シャワーヘッドを手に持ち、地肌近くに強めにお湯を当てながら、
   綿手袋をはめて、地肌と髪の根元を丁寧に洗っていきます。

   片手で髪を持ち上げ、そこに手袋をしたもう一方の手を
   差し入れるようにすると、地肌まで洗いやすくなります。

   シャワーを当てる位置を少しずつ移動させながら、
  まんべんなく洗います。2往復くらいを目安にしましょう。

  さらに、毛先までとかすように洗いましょう。
   髪に付着している柔軟剤、抗菌剤などを
  手袋の方に付着させるようにして落とします。

  すすぎはシャワーで充分時間をかけ、
  指で髪をとかすようにしながら行います。


  ◎綿手袋について
   綿手袋は、加工されていないものを選びましょう。
   抗菌などの加工が施されているものを使い、
   かゆみ・ベタつき・フケなどの症状が現れた、
   というご報告が実践者から届いています。

   お湯洗髪に使用した手袋には、
   髪についていた一次刺激性物質が付着しています。
   一度使用したら、必ず指定洗剤で洗濯しましょう。


  ☆オーガニックコットン手袋
   http://soundstyle.co.jp/goods/8008.html


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  ●ステップ3 【乾かす】

  タオルでよく水分を拭き取ってから
  すぐにドライヤーで乾かします。


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 ▼おわりに ~ お湯洗髪の助っ人! 小麦粉シャンプー ~


 「いきなりお湯だけで洗うことに抵抗がある方や、
  お湯だけではどうしてもベタついてしまう方には
  小麦粉シャンプーをおすすめしているんですよね」


 そうですね。
 小麦粉シャンプーは手作りできますし、販売もしています。

  ☆小麦粉シャンプーの作り方
   http://hisesshoku-ryouhou.com/archives/2007/08/komugi_sham.html

  ☆サウンドシャンプー(570mL)
   http://soundstyle.co.jp/goods/2004.html
  (あくまでも手作りする時の火加減のサンプルです。
   防腐剤が入っていますので、手作りを推奨します)


 慣れないうちは大変に感じるかもしれませんが、
 ご自分の髪と向き合う"お湯洗髪タイム"を
 ゆっくりと楽しんでくださいね。




 ☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
  →→ http://hisesshoku-ryouhou.com/archives/06info/info.html

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