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2024年03月27日配信

手順は?『ロングヘアを洗うコツ』の秘密 | 第792号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2024/03/26━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第792号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさんこんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 非接触生活を始めた方から
 よく来るご質問にお湯洗髪があります。


 「髪の長い方から髪を切ったと
  聞くことは多いですよね」


 今日はロングヘアの方から
 いただいたコツを紹介します。

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             手順は?

       『ロングヘアを洗うコツ』の秘密

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 ▼お湯洗髪研究中


 お湯洗髪に取り組んでいる方が
 こんな感想をくださっています。


 Oさん
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 お湯洗髪は苦戦していますが、
 綿手袋とブラシを購入したので、
 試行錯誤しながら続けていきたいです。

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 Yさん
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 髪型をショートにすることも考えている。
 お湯洗髪は続けているが、
 臭いが本当にしていないのかが気になる。
 自分で自分の臭いは分からないと言うし。

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 「シャンプーを使うのが当たり前だったので
  要領をつかむまでは心配ですよね」


 そうですね。
 初めは洗い方や髪の仕上がりに
 戸惑うことがあります。

 ロングヘアのAさんが
 お湯洗髪のコツを送ってくださいました。





 ▼ロングヘアでも快適に


 Aさん
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 私は肩下くらいの長い髪です。

 1.まずはお湯で流す

 37度の湯のシャワーを髪にかけながら
 洗面器に頭を入れる。

 頭皮をこすらずに素手全体で
 優しくつかんだら頭皮を軽く揺らす
 (頭蓋骨の上の皮膚を揺らす。
 何回か湯を捨てる。

 お湯の温度を変えずに洗面器から頭を外して
 頭を下げてシャワーを頭皮と髪にかける。

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 2.洗う

 手袋をして髪を両手で挟み湯水の流れに沿って
 上から下に撫でる。手袋ごしの髪の感触は
 水で伸ばした紙粘土のようにトロトロと
 とろけるような柔らかさになる。

 根本から浮き上がってきたフケが
 髪表面にあった場合、このときに流れ落ちる。

 37度くらいの湯を洗面器にはり頭皮をつけて
 手袋で頭皮をさわらずに髪だけを軽くほぐす。
 根本の毛穴近くの皮脂を髪表面になじませるように。

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 3.髪だけをお湯と水で流す

 洗面器から頭皮を出したら、38~42度のシャワーの湯で
 頭皮にはあてずに髪だけにあてる。
 湯の流れでブラッシングしている感覚。

 根本から出た脂が髪先に行き渡るように。
 湯を水に切り替えて頭皮にかける
 (ヒートショックに気をつけて身体に
 冷水がかからないようにする)

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 4.身体を温める

 タオルを巻いて髪の水分を取りながら
 浴槽につかり少し身体を温める。

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 洗髪後のタオルドライ前の髪の手触りは
 シャンプー後にコンディショナーを
 つけたときのように潤いを保ってしなやかになった。

 更にタオルドライ後は流さないトリートメントを
 つけたかのような滑らかさになった。

 髪を乾かすときも、乾かした後も髪の根本のベタつきなく
 潤サラでフワフワ感もあり。翌朝もこの状態だった。

 (濡れた髪はドライヤーを髪全体に軽くかけたら
 クルクルドライヤーのシリコンブラシで風をあてずに
 絡まりをゆっくりといていくと、引っかかって
 抜ける毛があまりでなかった。)

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 ※文中の手順の数字は牛田が追加しています。


 「頭皮はゴシゴシこすらないのがポイントの
  ようですね」


 そうですね。
 髪を中心に洗うとべたつきが出にくいの
 かもしれません。





 ▼どんな工夫をされましたか


 洗髪前のブラッシングと
 綿手袋で洗うという基本はありますが。

 洗い方、乾かし方、流し方。
 みなさんが工夫された方法がありましたら。

 「私はこれでうまくいっています」という方法が
 ありましたらぜひメールで知らせてくださいね。

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