メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2014年08月05日配信

第422号 反響!『もっと知りたいお湯洗髪』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014/08/05━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと!

            「秘密の皮膚科学」

     第422号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 7月に、お湯洗髪をこれから始める方へ向けた
 シリーズをお届けしました。

  ◆お湯洗髪のよくある不安を解消!
   第417号 におう?ベタつく?『お湯洗髪に不安のある方へ』の秘密(1)
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2014/07/417.php

  ◆お湯洗髪の実践レポートを紹介!
   第418号 髪質が変わる!『お湯洗髪に不安のある方へ』の秘密(2)
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2014/07/418.php


 メルマガ配信後に、
 たくさんのメールをいただきました。

 今回はその中から、
 お問い合わせの多かったご質問に
 お答えいたします。


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               ── 反響! ──

            『もっと知りたいお湯洗髪』の秘密

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 ▼お湯洗髪についての5つの疑問 ~ 一問一答でお答えします ~


 ┌────────────────────────────
 | 
 | Q1.『洗髪後、指に汚れがつきます』(30代・女性)
 | 
 | ドライヤーで髪を乾かし終わったあと、
 | 地肌や髪の毛に触れた指の先を水でこすると
 | ごそごそ垢みたいのが出てくるんです。
 | 
 | きちんと洗えてないのでしょうか?
 | 
 └────────────────────────────


   A.『汚れは代謝によるもの。だんだんと少なくなります』


   指やクシにつく汚れは
   地肌から出た皮脂や角質です。

   代謝によるものですから、
   出なくなるということはありませんが
   お湯洗髪を続けていくうちにだんだんと
   手につくベタつきは少なくなっていきます。

   バックナンバーもご参考に。
   ☆第151号 お湯洗髪のせい?『クシが汚れる理由』の秘密
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/06/151.php

   洗髪後に手やクシがベタついても
   洗えていないことはありませんので、ご安心くださいませ。






 ┌────────────────────────────
 | 
 | Q2.『においが気になります』(30代・女性)
 | 
 | 家族にも美容師さんにも
 | においはしないと言われるのですが、
 | 自分では頭がフワッとにおってくるのを感じています。
 | 
 | 原因はなんでしょうか?
 | 洗い方が足らないのでしょうか?
 | 
 └────────────────────────────

   A.『5つのポイントを守って、丁寧に洗いましょう』


   次のことができるようになると、
   まったくにおいがしなくなります。
   ぜひ取り入れてくださいね。


   +--------<これでにおわない! 5つのポイント>-------+

   (1)獣毛ブラシを使って
      上から下から100回ずつを目安にとかすこと

     →髪の汚れ、ベタつきが落ちやすくなります。


   (2)お風呂でよく温まること

     →よく温まった後に髪を洗うと、汚れが落ちやすく
      お湯洗髪がスムーズになります。


   (3)髪を分けながら、綿手袋をして
      地肌をまんべんなく洗っていくこと

     →慣れてくると適当になりがちですが、
      意識してしっかり洗いましょう。

      指先で地肌のベタつきを確かめながら
      2往復くらい少しずつ洗うと良いでしょう。


   (4)髪に付着している一次刺激性物質を
      綿手袋に付着させるようにして、よくとき落とすこと

     →手ぐしの要領で、髪もよく洗いましょう。


   (5)洗髪後ドライヤーですぐに乾かすこと

     →すぐに乾かしたほうがにおいが気になりにくいようです。

   +----------------------------------------------------+


   なんとなくゴシゴシと力を入れて全体を洗っていると
   ベタつきやにおいはなくなりません。

   また、地肌に接触している一次刺激性物質がある場合も
   においが治まりません。

   自宅で洗濯できない帽子や
   強い抗菌加工をした寝具などに
   触れていないかどうか、確認してくださいね。

   におい対策については
   読者の方からご報告が届いています。

   ☆第290号 お悩み解決します!『よくあるお湯洗髪の悩み』の秘密
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2011/08/290.php






 ┌────────────────────────────
 | 
 | Q3.『白髪染め、どうしたらいいでしょうか』(女性)
 | 
 | 白髪を染めたいのですが、
 | 肌の弱い人にも使えるものはあるでしょうか。
 | 
 | みなさんどうされているのか、知りたいです。
 | 
 └────────────────────────────

   A.『今のところ、おすすめできるものはありません』

   どのような白髪染めも一次刺激性物質ですから
   肌の弱い人におすすめできるものはありません。

   残念ですが、それが現状です。

   白髪染めによるダメージを小さくする
   3つのポイントをご紹介していますので、
   ご参考になさってくださいね。

   ☆第411号 ダメージを最小限に!『白髪染めを使ったら』の秘密
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2014/05/411.php

   
   

   

 ┌────────────────────────────
 | 
 | Q4.『入念なブラッシングは何のため?』(30代・女性)
 | 
 | 洗髪前に入念なブラッシングをするのは
 | 頭皮のため? 髪のため?
 | 
 | もちろんどちらも重要と思いますが
 | より重要なのは、どちらなのでしょう?
 | 
 | 私は毛の量が多く、固めの獣毛でないと奥まで届きません。
 | 「かゆい!」と思ってついつい強くとかすと、
 | 頭皮が傷つきそうで......。
 | 
 | でもやっぱり、
 | 地肌をマッサージすると気持ちがいいです。
 | 
 └────────────────────────────

   A.『髪の汚れを落とし、髪の絡まりやベタつきを防ぎます』

   獣毛ブラシで入念にブラッシングするのは、
   髪に付着している汚れをあらかじめ落とすためです。

   髪を丁寧にブラッシングしておくことで、
   洗髪時に髪が絡みにくくなり、
   洗髪後にベタつきが出にくくなります。

   頭皮も、顔や身体の皮膚と同じですので、
   ブラシで強くこするようにマッサージすると
   肌を傷めてしまいます。

   なお、抗菌加工やシリコン加工のされた
   獣毛ブラシを使うと、
   頭皮にかゆみが出ることがあります。

   ブラシは加工のされていないものを選びましょう。






 ┌────────────────────────────
 | 
 | Q5.『加齢で髪質が変わりますか?』(20代・女性)
 | 
 | お湯洗髪を始めて、2年半ほどたちます。
 | 
 | トリートメントもしないのに髪に艶が出て
 | とても満足しているのですが、1年ほど前から
 | チリチリした毛が、数本生えてきて悩んでいます。
 | 
 | 表面がザラザラしたものや、
 | 一本の毛に細い所や太い所があるもの、
 | ウネウネした毛や、一本だけ妙に太い毛がみられます。
 | 
 | インターネットで原因を調べてみると、
 | 
 |  ・加齢で毛穴の形が変わるから
 |  ・皮脂が詰まっているから
 | 
 | などと書いてありました。
 | 
 | 元々ストレートで髪の毛には自信があったので、
 | とてもショックです。
 | 加齢と受け止めるしかないのでしょうか?
 | 
 └────────────────────────────

   A.『加齢で髪質が変わることはありません』

   加齢により毛穴の形が変わったり、
   皮脂がつまったりすることは
   皮膚生理上、考えられないでしょう。

   髪は死んだタンパク質ですので、
   一度ダメージを受けると
   元に戻ることがありません。

   肌と同じように、髪もできるだけ
   シャンプーやスタイリング剤、カラーリング剤などと
   接触させず、タンパク変性を起こさないようにしましょう。







 ▼お湯洗髪のQ&Aはここまで。


 白木さん、いかがでしたか?


 「洗髪後の汚れやベタつきが気になる、
  という声がやっぱり多いですね。

  続けるうちに治まるものですが、
  これを乗り越えられるかどうかが
  最初の関門? なのかも......」


 そうかもしれません。

 暑く汗をかきやすい夏は、
 入浴・洗髪のタイミングが増える季節です。

 今回お話した内容や
 『お湯洗髪成功レポート』を参考に
 いろいろ試してみてくださいね。


  ☆お湯洗髪成功レポート
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2007/03/post-14.php




 ☆ご意見をお待ちしております。
  質問・疑問なども、お気軽にどうぞこちらへ。
  →→ http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php


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