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2024年06月26日配信

使い分けが必要?『洗濯洗剤』の秘密 | 第805号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2024/06/25━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第805号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 白木さんは洗濯洗剤の使い分けはしてますか?


 「洗濯洗剤?おしゃれ着は専用の洗剤で
  洗っていますが。そういえば違いって何ですか」


 今日は洗濯洗剤の違いをお話しましょうか。

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            使い分けが必要?

          『洗濯洗剤』の秘密

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 ▼中性?アルカリ性?


 洗濯洗剤にはおしゃれ着用と
 普通の衣料用のものがあります。


 「おしゃれ着用は柔軟剤が入っている
  イメージですよね」


 そうですね。
 ほとんどのおしゃれ着用洗剤には
 シリコンや柔軟剤が配合されています。

 ですが、大きな違いは『液性』です。


 「液性?」


 はい。洗濯洗剤の表示に書いてある
 『アルカリ性』『中性』などのことです。

 一般的な洗濯用洗剤は弱アルカリ性。
 「綿・麻・合成繊維用」で主に普段着を洗うときに
 使用します。

 一方、おしゃれ着用洗剤は中性です。
 「毛・絹」などを洗うときに使用します。


 「ふ~ん。どうしておしゃれ着は中性で洗わないと
  いけないんですか?」


 毛や絹などの動物繊維はタンパク質でできています。
 タンパク質はアルカリ性に弱いため、普通の洗剤で
 洗うと生地が傷んでしまうのです。

 ちなみに人間の皮膚や髪もタンパク質。
 アルカリ性の石けんなどで傷んでしまうのと同じですね。





 ▼洗浄力が強いのは


 「それなら全部の衣類を中性洗剤で
  洗っても問題ないですよね?」


 洗浄力はアルカリ性のほうが高くなります。
 衣類に付着する皮脂やタンパク質、柔軟剤、
 抗菌剤を落とすにはアルカリ性の洗剤の
 ほうが適しているんですよ。

 中性洗剤は洗浄力がアルカリ性に比べて
 弱いため、色落ちや風合いの変化などを
 しやすい素材を洗うのに適しています。


 「普段着はしっかりアルカリ性の洗剤で
  洗った方がいいんですね」


 そうですね、白木さん。
 ただアルカリ性のほうが皮膚への刺激は強くなりますから
 取り扱いには注意してくださいね。


 「アルカリ性で落ちるなら重曹などの
  アルカリ剤でも大丈夫ですか?」


 アルカリ性であれば汚れが落ちるわけではありません。
 界面活性剤が使われていないと十分な
 洗浄力が出せないのです。





 ▼洗濯洗剤には選択肢が無いのが現実です


 洗濯洗剤の液性について
 あまり意識したことがない方がほとんどかもしれません。


 「市販の洗濯洗剤で使えるものはないんですか?」


 ええ。たくさんの洗濯洗剤が発売されていますが、
 最近のトレンドは機能性を持たせたもの。
 柔軟剤、抗菌剤、蛍光増白剤などを使用していない
 洗濯洗剤は見つかっていないのです。

 現在、肌の弱い人におすすめできるのは
 サウンドスタイルの洗濯洗剤のみなのです。

 肌の状態が気になるという方は
 洗剤を切り替えてくださいね。
 必須です。


 洗濯用洗剤
 https://soundstyle.co.jp/shop/products/detail/17

 洗濯用中性洗剤
 https://soundstyle.co.jp/shop/products/detail/14




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