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2021年04月20日配信

第659号 行っても大丈夫？ 『岩盤浴や温泉で気をつけること』 の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021/04/20━☆
　　　　健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

　　　　　　　　　　 「秘密の皮膚科学」

　　　　第659号　発行者：シニアフェロー　牛田専一郎
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　みなさん、こんにちは。
　シニアフェローの牛田専一郎です。


　「なんか眠いなぁ」


　おや、白木さん。
　お疲れのようですね。


　「寝ても寝ても眠いんですよ。
　　岩盤浴とか温泉でも行って
　　リフレッシュできたらなぁ」


　寒暖差で身体が疲れているのかもしれませんね。
　岩盤浴や温泉に行く前に、ちょっと牛田の
　話を聞いてくださいね。

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　　　　　　　　　　行っても大丈夫？

　　　　　　『岩盤浴や温泉で気をつけること』の秘密

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　▼肌への影響は


　読者の方がご質問をくださいました。


　「岩盤浴に行ってみたいのですが」60代女性
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　肌＆髪断食始めて丸７か月
　最初は辛かったですが
　今は調子は良いです

　聞きたい事ですが
　岩盤浴って断食中って
　良くないのですか?
　気分転換に行ってみようかと思ってます

　━━━━━━━━━━━━━━━


　「７か月経って落ち着かれたんですね！
　　岩盤浴に行って元に戻ってしまったら......って
　　心配になりますよね」


　そうですね。
　ですが岩盤浴に行っても問題はありません。

　たくさん汗をかくので、
　汗を拭くタオルはできるだけレンタルせず、
　指定洗剤で洗ったタオルを持参するようにしてくださいね。


　「あれ？注意はそれだけですか？
　　意外と大丈夫で安心しました！
　　温泉とかスーパー銭湯はどうですか？」


　こちらはいくつか注意する点があるんですよ。





　▼酸性？アルカリ性？泉質をチェック


　温泉に入るときは
　泉質が大事なポイントです。


　「『美肌の湯』っていう温泉に入ると
　　肌がすべすべした感じがしますよね～」


　白木さん......。
　残念ですがそれはあまり肌によくないかもしれません。


　「えっ！どうしてですか？！」


　人間の皮膚は酸性に強く、アルカリ性に弱い、
　というお話をしたことがありましたね。

　アルカリ性の硫黄温泉に入ると、
　肌がつるつる、ぬるぬるとした感じがしますが......。
　その正体は「溶けた皮脂膜」です。

　皮膚はアルカリ性に弱いため、
　アルカリ性のお風呂に入ると
　皮脂膜が溶けてしまうのです。

　肌の弱い人は、皮膚表面の角質層に
　タンパク変性が起きます。

　お風呂上りにカサつきやかゆみ、
　赤みが出ることがあります。


　「温泉には行けないんですか......？」


　ときどき行く程度なら
　リフレッシュやストレス解消になりますから
　無理に我慢する必要はありません。

　肌の状態を見て温泉に行ってくださいね。

　肌にかゆみが出やすい方は
　酸性泉を選ぶとよいでしょう。





　▼おわりに　～接触に注意しながらリフレッシュを～


　疲れがたまった時には岩盤浴や温泉で
　リフレッシュしたいもの。

　温泉やスーパー銭湯に行くときは
　岩盤浴と同じように、
　タオルは持参するようにしましょう。

　石鹸やシャンプーを使っている方が
　ほとんどですから、蛇口などの共有部分には
　一次刺激性物質が付着しています。

　それらに触れた手でそのまま顔や髪を
　洗わないよう注意してくださいね。

　自宅から手ぬぐいを持参して手をぬぐってから
　顔や髪を洗っている方もいます。

　直接、間接の接触に気をつけながら
　楽しんでくださいね。





　☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
　　→→ https://jstcd.or.jp/contact/


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