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2023年05月23日配信

乳児も大人も?『皮膚の生理機能は同じ』の秘密 | 第754号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023/05/23━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第754号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 白木さんが呼んでいますね。


 「牛田さーん!
  皮膚生理は誰でも同じって言っていますが、
  乳児はさすがに違いますよね?」


 そんなことはありませんよ、白木さん。

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           乳児も大人も?

       『皮膚の生理機能は同じ』の秘密

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 ▼乳児の肌トラブルの対応は?


 読者のFさんより、乳児の肌について
 ご質問が届いています。


 「乳児の湿疹はどうすれば」Fさん
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 いつも為になる配信ありがとうございます!
 非接触生活を続けて数年が経ち、
 試行錯誤しながらも肌の状態は随分良くなりました。

 サウンドスタイルのファンデーションもほとんど
 出番が無くなるくらい素肌での外出も抵抗なく
 自然にできています。

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 質問なのですが、私事ですが先日初めての子供を出産しました。
 現在生後15日の新生児なのですが、沐浴の際も
 お湯とガーゼで軽く拭う程度にしています。

 最近乳児湿疹?脂漏性湿疹?なるものが顔にポツポツでき始め、
 こちらの改善には何を見ても調べても
 『ベビーソープでしっかり洗い、しっかりと保湿をすること』
 と必ず言われます。

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 新生児は胎内で得た女性ホルモンがたくさん
 排出されて思春期の中学生くらいベトベトの肌と
 ニキビだらけになると聞きましたが、

 それでも石けんは不要なのでは...と思い、
 非接触生活を新生児にも続けているのですが、
 肌は良くなっていかないので悩んでいます。

 念の為、写真送ります。

 お忙しいとは存じますが、お答えいただけると幸いです。
 よろしくお願い致します。 

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 「新生児の沐浴指導でも
  赤ちゃん専用のもので洗浄と保湿を
  しましょう、と言われますよね」


 はい。特に保湿は将来のアトピー防止のため、と
 言われることもあるようです。

 ただし、皮膚生理は赤ちゃんも大人も同じ。
 洗浄や保湿は皮膚を傷めてしまいます。


 「でも非接触生活をしていても
  湿疹ができてしまうのはなぜなんでしょう」


 ふだん非接触生活環境を整えていても、
 ベビー用品には抗菌加工をしたものが
 たくさんあるからなんですよ。

 赤ちゃんを抱く大人の服に、抗菌剤や
 柔軟剤が付着していることもあります。

 赤ちゃんの肌に接触したものを確認しましょう。





 ▼ベビー用の洗濯洗剤?


 一般的に、赤ちゃんの肌は薄くてデリケートなので、
 大人と同じ洗濯洗剤で新生児の服を洗うと
 肌にトラブルを起こす、とされています。

 ですが、蛍光増白剤や柔軟剤、抗菌剤が使われた
 洗濯洗剤で肌トラブルを起こすことがあるのは
 大人も同じ。

 赤ちゃんだけが特別デリケートなわけではありません。

 赤ちゃん用の洗濯洗剤はほとんど純石けんです。
 布地に残留した脂肪酸や石けんカスが皮膚に
 刺激となることがあります。

 湿疹等がある場合は使わないようにしましょう。


 「赤ちゃんの肌が薄いのは本当ですか?」


 ええ。赤ちゃんは大人に比べて身体が小さいですから、
 相対的に皮膚が薄いのは当たり前ですね。

 他の臓器も骨も小さいです。

 ただ、赤ちゃんでも皮膚生理はきちんと機能しています。
 その皮膚生理を妨げないようにしましょう。


 「乳児湿疹はどうしたらいいんでしょうか」


 接触しているものに気をつけながら、
 顔はこまめにお湯のみで
 やさしく拭いてあげるようにしてみてくださいね。





 ▼【再度】乳児も皮膚の生理機能は同じ


 赤ちゃんでも特別なスキンケアは不要と
 いうお話をしました。

 じつは60代、70代でも同じです。
 皮膚の機能は年齢とともに衰えません。

 赤ちゃんでも、年を取っても、
 同じスキンケアで問題ないのです。




 ☆ご相談・ご質問など、どうぞお気軽に。
  こちらへ→→ https://jstcd.or.jp/contact/
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