非接触皮膚科学

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014/03/11━☆
　　　　　健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと！

　　　　　　　　　　　 「秘密の皮膚科学」

　　　　　第401号　発行者：シニアフェロー　牛田専一郎
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　みなさん、こんにちは。
　シニアフェローの牛田専一郎です。


　『すべてのスキンケアをやめて、
　　シャンプー・リンスもやめたのに
　　なかなか肌の状態が良くならない』

　というご相談をいただくことがあります。

　あるフェローから、
　試行錯誤のなかでその答えに気づいた、
　というご報告をいただきました。

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　 　　    　　　　　　 ── 生活習慣？ ──

　　      　　　　 『ルーティンあってこそ』の秘密

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　▼あるフェロー（50代・女性）からのご報告


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　｜　【肌の調子に波があったのは
　｜　　"ちょっとした接触"を軽く見ていたからでした】
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　｜　市販の化粧品は"敏感肌やアトピーでも大丈夫"
　｜　などと謳ったモノでもダメで、
　｜　パッチテストの段階で陽性になったり、
　｜　テストでは問題がなくても実際に使うと
　｜　赤みやほてりがでたりして、かかりつけの皮膚科の
　｜　女医さんからは『難しい肌』と言われていました。
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　｜　常に頬がカサカサして薄い赤みがあるものの、
　｜　アトピーと診断できるかというとそうでもない、と。
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　｜　無添加石けんと無添加化粧水、スクワランオイルを使い
　｜　20年近く、問題も不満もなく暮らしてきましたが、
　｜　更年期とおぼしき症状が出る頃からどれも全く使えなくなり、
　｜　頬のかさかさの皮向けと赤み、火照り、くすみで
　｜　ひきこもりになりそうでした。
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　｜　仕方なく、ぬるま湯か水で顔を洗い、
　｜　ガーゼタオルでそっと拭うようにしたところ
　｜　意外にも肌の状態が落ち着いてきて、もう若くはなくても
　｜　これだけでそこそこやっていけるのね、と感動したのです。
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　｜　◆毎日のルーティンがあってこそ◆
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　｜　そんな時にこのサイトに巡り会い、
　｜　自信を持つことができました。
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　｜　これまで良い状態をキープできずにいたのは
　｜　"何もつけないだけでオーケー"と
　｜　勘違いしていたからだったのですね。
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　｜　『非接触』という毎日のルーティンな行動があってこそ、
　｜　意味があるのだと実感しています。
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　｜　最初は甘く見ていて、シャワーのカランや洗面台の蛇口など、
　｜　洗顔や洗髪のときも気に留めませんでしたが、
　｜　無漂白ペーパーや布を使って流水でぬぐい、さらに
　｜　新しいペーパーで両手の指の間も手のひらも
　｜　まんべんなく洗うようになりました。
　｜　
　｜　慣れてくると、見落としていた部分がだんだん見えてきて、
　｜　うーん、面倒だなと思いつつも、ちまちまと
　｜　その都度新しいペーパーで拭って、人にはともかく
　｜　自分には刺激があるものと接触しないように暮らしています。
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　｜　◆気づいたその都度、改善を◆
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　｜　時々、神経質になり、ここまで気をつけているのに
　｜　どうしてこの赤みがとれないの、と
　｜　放り出したくなるときもありますが、
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　｜　栄養や休養、趣味で通っているジムでの
　｜　汗の処理の仕方なども考慮すると、
　｜　完璧にはこなせていないわけだし、
　｜　気がついたその都度改善していけばいいんだ、
　｜　と構えて続けていますよ。
　｜　
　｜　髪はショートですが、
　｜　手袋を使ったお湯洗髪で十分ですし、
　｜　美容師さんにも『地肌がきれいで髪に元気がある』
　｜　と言われました（お湯だけで洗っていると言ってません）。
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　｜　北海道のこの時期の外気温、室内との温度差、
　｜　クリーニングされている防寒着などハードルはありますが、
　｜　指定洗剤で洗ったガーゼのマフラーを巻いて、
　｜　顔に防寒着が接触しないよう気をつけているので、
　｜　顎や顔の輪郭、うなじのトラブルが起こらなくなりました。
　｜　
　｜　顔は、頬だけ気になるかな。
　｜　少し赤みがあり、ところどころカサカサしていますが、
　｜　まだ原因が掴めずにいるので......。
　｜　
　｜　長文失礼しました。
　｜　これからもご指導下さいますようお願いいたします。
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　▼「やめる」だけでなく、生活習慣全般の見直しを


　「非接触生活とは、ただ単に
　　"つけない・使わない"だけのものではないんですよね」


　ええ、そうなんです。白木さん。


　昨年の秋にも、こんなお話をしましたね。

　◎非接触生活とは、
　　皮膚に一次刺激性物質が接触しないよう、
　　自らコントロールすること。

　◎ただ何もせずに改善を待つのではなく、
　　主体的に接触物を見つけ出し、
　　排除していくこと。


　　☆詳しくはバックナンバーでどうぞ。
　　　第381号 何もしない？『非接触療法を始めたら』の秘密（２）
　　　http://hisesshoku-derm.com/archives/2013/10/381.php


　自分で使う・使わないを選択できるものだけでなく、
　身の回りのものにされている抗菌加工や、
　無意識のうちに行なっていることにも
　気をつける必要があります。

　赤みが治まらない、ニキビが繰り返しできる、
　シミが濃くなってきた、などのトラブルが続くときは
　日常生活のどこかで一次刺激性物質に触れているはず。

　どこで触れているのか、
　こちら↓をヒントに探してみてくださいね。


　　☆第383号 自分で見つける！『原因発見法』の秘密（１）
　　　http://hisesshoku-derm.com/archives/2013/10/383.php

　　☆第385号 自分で見つける！『原因発見法』の秘密（２）
　　　http://hisesshoku-derm.com/archives/2013/11/385.php




　こんなメッセージも届いていますよ。

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　｜　【接触を断てばキレイに、気が緩めばトラブルに】
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　｜　非接触生活を実践して
　｜　これまでの皮膚トラブルは全て、
　｜　接触によるものだったのだということが分かりました。
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　｜　一切の接触を断ってみたら、
　｜　肌がきれいになったのです。
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　｜　気が緩んでちょっとした接触をしたら、
　｜　すぐ肌の調子が悪くなってしまいました。
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　｜　『接触しない生活』が習慣になると、
　｜　ASVCの効果も高まるように感じます。
　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（30代・女性）
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　▼まとめ　～ ポイントを押さえて、バランスの良い実践を ～


　最初にご紹介したメッセージの中にもありましたが、
　毎日の習慣の積み重ねで
　肌の状態は変わっていきます。

　もう完全にできていると思っている方でも、

　　・話をしながら手で顔を触っている
　　・マスクを洋服のポケットにそのまま入れている
　　・ヘアブラシやファンデーションブラシを
　　　触った手で顔に触れている


　などなど、意外な見落としがあることも。
　いま一度、確認してみましょう。


　ときどき、衣類やバッグなど
　身の回りのものすべてに素手で触らないよう
　気をつけている方もいらっしゃるようですが......

　手を介した接触については、
　次の２つを押さえておけば大丈夫です。

　　◎一次刺激性物質に触れた手で、顔や髪に触らない。
　　◎顔や髪に触る前に、ペーパータオルや手ぬぐいで
　　　流水のもと、手を拭うようにして洗う。


　過度に神経質になると
　ストレスになってしまいますから
　"必要なところだけ"
　しっかりとした実践を心がけてくださいね。



　☆ご意見をお待ちしております。
　　質問・疑問なども、お気軽にどうぞこちらへ。
　　→→ http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php

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