非接触皮膚科学

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013/10/22━☆
　　　　　健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと！

　　　　　　　　　　　 「秘密の皮膚科学」

　　　　　第382号　発行者：シニアフェロー　牛田専一郎
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　みなさん、こんにちは。
　シニアフェローの牛田専一郎です。

　皮膚疾患について調べるうちに
　秘密の皮膚科学のサイトにたどり着いた、
　という方が多くいらっしゃるようです。

　最近では、
　【酒さ】（しゅさ）の情報をもとめて
　このサイトを訪れてくださる方が増えています。


　「しゅさ、という言葉。
　　初めて聞きました......！」

　という声をあげているのは白木さん。


　もしかすると、フェローのみなさんにも
　あまりなじみのない病名かもしれませんね。

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　 　　    　　　　　　── 原因不明？ ──

　　        　 　　　　　『酒さ』の秘密

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　▼【酒さ】について調べていたら


　皮膚科を受診して
　酒さと診断されたという方々から
　こんなお問い合わせをいただきました。


　┌────────────────────────────
　｜　
　｜　【試行錯誤しています】
　｜　
　｜　昨年「酒さ」と診断されて、
　｜　いつかの皮膚科を受診しましたが、結局納得がいかず、
　｜　酒さの方のブログなどを参考にしながら
　｜　現在も試行錯誤しています。
　｜　
　｜　このサイトと出会ってから、
　｜　夜は、何もつけないでいます。
　｜　最初は、乾燥して大変でしたが、
　｜　今は良いように感じています。
　｜　
　｜　ですが、酒さが治ったわけではなく、
　｜　これから寒くなるので乾燥も気になってきました。
　｜　
　｜　酒さは、保湿すると、かえって熱がこもり赤くなるので、
　｜　まだ、ワセリンは、使用したことがありません。
　｜　
　｜　ここのサイトでは、酒さという文字は
　｜　まだ出てきてないようですが、
　｜　今からの季節、かさかさのままでいいのか、
　｜　ワセリンを軽く使用した方がいいのか？
　｜　いかがなものでしょうか？
　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｉさん）
　｜　
　└────────────────────────────

　┌────────────────────────────
　｜　
　｜　【八方塞がりです】
　｜　
　｜　ロコイド、シマロン、ミルドベート、
　｜　キンダベートを繰り返し、
　｜　塗布後のステロイド酒さで顔面のみ赤黒くなり、
　｜　自分の汗でもかぶれるようになってしまいました。
　｜　
　｜　皮膚科を渡り歩き、
　｜　八方塞がりでこのサイトにたどり着きました。
　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｍさん）
　｜　
　└────────────────────────────






　▼【酒さ】とは？


　酒さとは、
　紅斑や小さな吹き出物、顔面の毛細血管の拡張などの
　症状を引き起こす、炎症性の慢性疾患です。

　かゆみや、ほてり感などの自覚症状があります。

　日光やストレス、気温の変化、ステロイドの副作用などが
　悪化要因とされていますが、原因は解明されていません。

　一般的には、
　塗り薬やレーザー照射で治療されていますが、
　難治性とされており、症状のコントロールが
　治療の目的とされているようです。






　▼【酒さ】の症状を改善するには


　アトピーと同じように、
　酒さについても
　さまざまなことが言われているようです。


　一般論になりますが、

　炎症湿疹系などの慢性化しやすい疾患には、
　皮膚に刺激となる物質との接触を断つことが
　症状の外的悪化要因を取り除くことにつながる。

　と、牛田は考えています。

　赤み、かゆみが続く場合は、
　症状を悪化させる一次刺激性物質との接触を
　日常生活から排除しましょう。

　基礎化粧品をつけないだけでなく、
　お湯洗髪や洗濯洗剤を
　指定のものに切り替えることも必須です。

　サイトでお知らせしている「８つの習慣」を
　すべて達成するようにしましょう。

　　☆何もつけない生活、８つの習慣
　　　http://hisesshoku-derm.com/contents/style/nanimo.php

　　☆肌に触れる衣類や寝具の洗濯について
　　　http://hisesshoku-derm.com/contents/style/nanimo05.php


　基本的には、
　日中はもちろん夜休むときも、
　肌には何もつけずに過ごしましょう。
　皮膚の自然な皮脂分泌を妨げないことが大切です。

　ただし、カサつきがひどくかゆみがある場合は、
　その部分にだけ、薄く白色ワセリンをつけて
　肌を保護するようにしましょう。






　▼何もつけない生活をしてみたら


　酒さと診断され、
　何もつけない生活
　（＝非接触生活空間を作り、非接触生活習慣を身につける）
　を始めた方から、こんなご報告が届きました。


　┌────────────────────────────
　｜　
　｜　【みるみる赤みが消えました】
　｜　
　｜　こちらのサイトをとても参考にしております。
　｜　高校生の頃、お化粧をし始めてから
　｜　15年ほど肌荒れに悩んでいました。
　｜　
　｜　メイクが悪いとも気づかず、スキンケアに力を入れたり。
　｜　どんどん赤く痒くなる肌を隠すために
　｜　リキッドファンデをつけたり。を繰り返してきました。
　｜　
　｜　色々皮膚科もまわりましたが
　｜　ステロイドを渡される事が多く......。
　｜　
　｜　ある皮膚科へ行った時に初めて
　｜　酒さ皮膚炎ではないかと診断され、
　｜　自分の肌荒れの原因を知り、
　｜　まずはクレンジングをやめることからスタートし、
　｜　薄化粧を心がけ、だいぶ改善されました。
　｜　
　｜　そういうことから、メイクは肌に良くないと
　｜　思い始めて調べるうちにこのサイトにたどり着きました。
　｜　
　｜　最初は、スキンケアをやめる事に勇気がいりましたが、
　｜　スキンケアをしていても痒い時があったので
　｜　思い切ってやめました。
　｜　
　｜　ミネラルファンデを直に塗り、ぬるま湯のみで落とす。
　｜　気になるざらつきは手ぬぐいで軽くこすって。
　｜　
　｜　言われる通りすると
　｜　お肌はみるみるうちに赤みが消えて、
　｜　15年前のあの肌に戻ってきた気がします(笑)
　｜　
　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（30代・女性）
　｜　
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　▼フェローのみなさんへお願い　～ 酒さの体験談を募集します ～


　今回は、初めて
　【酒さ】についてお話しました。

　白木さん、いかがでしたか？


　「これまでに、アトピー性皮膚炎の方から
　　たくさんのご報告をいただいてきましたが、
　　酒さについてはほとんどなかったような......？」


　ええ、そうなんです。
　牛田も酒さについてのお問い合わせが
　増えてきて初めて気づきました。

　酒さを経験された方が少ないのかもしれませんし、
　酒さという疾患そのものが
　あまり知られていないせいかもしれません。


　酒さの事例が少ないという事実をふまえて......

　酒さになり、非接触療法にチャレンジ中
　（または、これから始める予定）
　というフェローがいらっしゃいましたら、
　体験談をお寄せいただけませんか？


　☆お気軽にどうぞこちらへ。
　　→→ http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php


　お待ちしています！

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