メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2014年02月10日配信

第397号 非接触生活式?『アンチエイジング』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014/02/10━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと!

            「秘密の皮膚科学」

     第397号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 シワやたるみを気にされている方は
 大変多いようです。

 測定フェローから
 「弾力値を上げるにはどうすれば?」
 というご質問を受けることも、しばしば。

 今回は"アンチエイジング"について
 お話しましょう。



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             ── 非接触生活式? ──

              『アンチエイジング』の秘密

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 ▼何もつけずにアンチエイジングできる!?

 ┌────────────────────────────
 | 
 | 『医師が"保湿は必要"と言っていました』(50代・女性)
 |
 |----------------------------------------------------
 | 
 | メルマガや肌断食の本を読み、一応納得した上で
 | 8項目の実践に取組み、2ヶ月になりますが
 | 本当にこれで良いのかしらと
 | 不安な気持ちに陥ることがあります。
 | 
 | 皮膚科専門医が
 | 下記の内容を述べていました。
 | 
 | 1.『シワやたるみの改善には
 |    化粧水などを利用した保湿が必要』
 |    (テレビ番組に出演していた皮膚科医の発言)
 | 
 | 2.『30歳を過ぎたら皮膚の水分・油分が落ちるので、
 |    外から水分・油分を補う事が必要。
 |    それがアンチエイジングに繋がる』
 |    (地域の皮膚科医の発言)
 | 
 | 以上2点について、
 | 愚問と思われるかもしれませんが教えて下さい。      
 |       
 └────────────────────────────

 (牛田より)

 皮膚に何かをつけて
 表面的に潤ったように見えることはあっても
 身体の内部までしみ込むことはありません。

 なぜなら、
 皮膚は外的刺激から体内を守る
 バリアーの役割を担っているからです。

 水分や油分などの数値は
 化粧品のセールスによく使われていますが、
 これらは個人差や測定環境によるものが大きく、
 少ないからだめ、多ければよい
 というものではありません。

 医師や大学病院は、化粧品メーカーから
 研究費を受け取っていることがあります。

 その場合、化粧品メーカーに
 不利な情報を提示することはありません。
 研究も経済活動のひとつなのです。

 たとえ医師から発信された情報であっても
 それが常に皮膚生理に適ったものであるとは
 限りませんから、注意してくださいね。

 肌の強い人は、化粧品を
 エンターテイメントとして使うことができますが、
 肌の弱い人は"肌を傷めないこと"を
 第一に考えたほうがよいでしょう。




 ┌────────────────────────────
 | 
 | 『EGFやFGFの導入はしないほうがいい?』(40代・女性)
 |
 |----------------------------------------------------
 | 
 | 肌には何もつけないように極力努力していますが
 | アンチエイジングにも大変興味があります。
 | 
 | 例えばエレクトロポレーション(電気穿孔法)で
 | EGFやFGFを導入することは
 | しないほうがいいんでしょうか???
 |       
 └────────────────────────────

 (牛田より)

 エレクトロポレーション等は治療行為でもあり
 コメントしにくいのですが。

 一般的なことを言えば、
 肌の弱い人が物理的な処置をすると
 プラスの効果を期待しにくいようです。






 ▼ここまで2つのご質問にお答えしました。

 
 白木さん、いかがでしたか?


 「皮膚に何かを"つける"ことで、
  シワやたるみを根本的に改善することはできない。

  結局、そういうことですよね?」


 ええ。

 肌の弱い人は、何かを"つける"ことで
 状態が改善するどころか
 肌を傷めるリスクがあります。


 「肌に何もつけずに
  アンチエイジングができればいいのになぁ~」


 できますよ。
 ぜひ、次の3つを実践してくださいね。






 ▼非接触生活式・アンチエイジング法


 1.全身運動をする
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   全身の筋肉に負荷をかけて
   発汗を促す全身運動がよいでしょう。
   身体の代謝を高めることが大切です。

   おすすめの運動は、水泳や上半身の
   トレーニングを加えたジョギングなどです。

   たるみが気になるという方は、
   顔のマッサージをしたり、
   顔の筋肉を動かしたりすることが多いのですが、
   あまり効果的ではありません。

   顔の筋肉だけを動かすよりも
   全身運動をして汗をかいたほうが、
   顔まわりがすっきりします。



 2.バランスの良い食事を摂る
 ------------------------------------------------------

   ダイエットをしている方は
   お肉を控えることがありますが、
   ビタミンB群を多く含み、脂分の少ない
   赤味の肉もきちんと食べましょう。

   良質のたんぱく質を取ることは
   健康の基本でもあります。



 3.肌を傷めないように生活する
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   シャンプー・リンスや化粧品などの
   一次刺激性物質との強い接触があると、
   紅斑値(炎症、肌の赤み)が上がるだけでなく
   弾力値も落ちてしまうことが
   測定データから分かっています。

   非接触研究会では、肌の弱い方は
   一次刺激性物質との接触を避けることが
   アンチエイジングにもつながると考えています。






 ▼まとめ ~ 心身の健康が何よりのアンチエイジング ~


 今回は、かねてより
 多くのお問い合わせをいただいていた
 アンチエイジングについて取り上げました。

 小ジワやたるみを気にする方は
 顔のことばかり考えがちですが、
 肌も身体の一部であることを
 忘れないでくださいね。


 「よく動きよく食べて、
  心身の若さを保つことが
  アンチエイジングの一番の秘訣ですね!」


 そうですよ、白木さん。

 顔の印象は、肌よりも
 表情に左右されます。

 毎日を大切に、
 いきいきと過ごしたいですね。




 ☆ご意見をお待ちしております。
  質問・疑問なども、お気軽にどうぞこちらへ。
  →→ http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php


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