メールマガジン「秘密の皮膚科学」
2019年03月13日配信
第562号 使いたい?『化粧品との付き合い方』の秘密
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019/03/13━☆
健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第562号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
「あ~、これも可愛いなぁ。
あっ、これも......」
おや、白木さん。何を見ているのですか?
「あ、牛田さん。もうすぐ春になるので、
新しい化粧品のカタログを見ていたんです!
どれも可愛くて、なにを買うか迷いますね」
白木さん。
いくら新商品が出たとしても、
非接触生活の概念からいうと、
化粧品は控えておいた方が
肌への負担は少なくなりますよ。
「そうですよね、そうなんですけど......
可愛い化粧品もたまには
使ってみたいです」
そうですよね。
化粧品を使った方がきれいに見せることも
できますし、少しくらい使いたい!とは
女性なら誰しも思うことでしょう。
そこで今回は、3ヶ月で非接触生活を
マスターした「認定フェロー」の方は
その気持ちをどう乗り切ったのか。
化粧品を使わないことへの
不安の克服方法やアドバイスを
教えていただきます。
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使いたい?
『化粧品との付き合い方』の秘密
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▼3人の「認定フェロー」の声
「認定フェローの方たちも、
化粧品をつけたい!と思われることは
あるのではないでしょうか?」
もちろん、人によってその気持ちも
変わるので、「絶対にない!」と
いうことはありませんよ。
それでも化粧品を使わない
メリットを感じると、もう手を出せない、
という意見をくださる方も
少なくはないですね。
こちらで紹介する認定フェローの方も、
そんな非接触生活のメリットで化粧品を
手放した方のうちのひとりです。
【報告1】「外出も嫌かもしれませんが」30代女性
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次々出る数万種類の化粧品や肌のきれいな
女優さんたちのCMを見ると、
何も付けないなんて
考えられないと思うかもしれませんし、
付けてない最初の頃は外に出るのも
嫌になるかもしれませんが、
自分で回復しようとする力が必ずありますので、
段々と肌が整ってきます。
先生のメールマガジンやバックナンバーを
読んでたら、化粧品を買う気がなくなります。
湯シャンもASVCも自己流でせず、やり方を
きちんと読んでからをおすすめします。
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「こうして見てみると、
『使わないことで肌が回復することを
実感したら、もう使いたくなくなる』
というアドバイスが多いですね」
そうですね。
ファンデーションで隠せないことで、
人目を気にしてつらい思いをすることも
最初はあるかもしれません。
でも、素肌の状態がよくなれば、
周りからはファンデーションを
つけていないことに気づかれなくなります。
早く肌の変化を実感するためにも、
自己流にならずできるだけ早い段階で
非接触生活ができるとよいですね。
【報告2】「慣れが一番」30代女性
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初めは抵抗がありますが、
慣れると楽になってきますし、
化粧水や乳液などを肌に塗ること自体が、
気持ち悪いというか、考えられなくなります。
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何もつけないことに慣れてしまうと、
逆につけることが気持ち悪いと
感じる方も多いですね。
今までかけていたお金と時間を
他のことに使える!
という意見を聞くこともあります。
「たしかに、その分おいしい
ご飯を食べることにお金をかけられるなら、
一石二鳥ですね!」
白木さん、だからといって食べ過ぎ、
飲み過ぎで身体に負担をかけると、
バリア力が低下してしまいますよ。
「......わかっているつもりです(汗)」
【報告3】「固定観念の強さに驚き」60代女性
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お陰様で肌の調子は良いです。
以前あった、かゆみ、あれ、
腫れなどとは無縁の生活を送っています。
年の割に肌が綺麗と言ってもらうことも
あるのですが、「なにもつけない」を
人に薦めても、なかなか実行する人がおらず、
「つけなければ・・」という
固定観念の強さに驚きます。
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「たしかに女性にとって
化粧というのは、『当たり前のもの』と
認識されてますよね......」
そうですね。
勧めて理解してくれる方もいれば、
「そんなの私には関係ない」と
考える方もいるでしょう。
スキンケアをしなくて平気なのは
若い人だけ、と思っている方も
いるかもしれませんが、皮膚生理は
年齢で変わることはありません。
本来はどの年齢の肌もきれいなものなのです。
▼たまにはメイクしたい!そんなときは?
「牛田さん、それでもこんなに
可愛い化粧品を見ると、
私も使いたくなってしまいます。
そんなときは、どうすれば
いいでしょうか?」
たしかに、春は行事も多く、
新しい出会いもある季節。
たまにはメイクをして華やぎたいという
気持ちもありますよね。
そんな時、化粧品をどうしても
使いたいなら、この「肌をできるだけ
傷めないコツ」を守りながら
化粧することをおすすめします。
◎1.ファンデーションやチークの使用は控える
市販のファンデーションには一次刺激性物質が
使われているものが、ほとんどです。
ファンデーションは広範囲につけるものですので、
できるだけ避け、どうしても使いたい場合は、
全成分に一次刺激性物質が
使われていないものを選んでくださいね。
チークも比較的広範囲につけますので、
全成分を確認してから使いましょう。
ファンデーションをつけるときは、
少量でも映えるよう、
こんなつけ方をしてみましょう↓
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◎2.ポイントメイクのみ
ファンデーションをつけなくても、
ポイントメイクのみで十分メイク
している印象になります。
アイシャドウやマスカラ、口紅にも
一次刺激性物質が使われていますが。
目の周りや唇にトラブルがなければ、
ときどきなら使用しても問題ないでしょう。
落とすときは他の部分に広がらないよう、
前もってペーパータオルや手ぬぐいを使って
軽くぬぐうようにして落としておきましょう。
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◎3.メイク後は肌を休ませましょう
一次刺激性物質が使われているメイク用品は
毎日使用せず、肌を休ませるようにしましょう。
肌の弱い方は、この季節の朝晩の
寒暖差によるストレスで皮膚の
バリア力も低下しがち。
環境の変化などのストレスも加わると、
さらに接触の影響を受けやすく
なりますので、華やいだメイクは
特別なときだけにしてくださいね。
▼おわりに ~化粧品は絶対悪ではない~
今回は化粧品の使用に対する
認定フェローの方の声と
どうしても化粧品を使いたいときの
ポイントを解説しました。
白木さん、いかがでしたか?
「化粧品の新作もきれいですが、
肌に負担になるなら使用は様子を見たり、
ご説明いただいた3つのポイントを
守りながらにした方がいいですね」
そうですね。
たまに勘違いされる方もいるのですが、
「化粧品=絶対悪」というわけでは
ありません。
しかし、化粧品はあくまで肌を綺麗に
「見せる」ものであり、使うことで
肌の弱い人は皮膚生理を乱してしまうものです。
そのため、肌の状態を第一に
考えるのであれば、日常的な使用は
控えることをおすすめします。
ただ、イベント行事が増える春ですから、
現在肌にトラブルがなければ、
少しくらいは使って、気分を
変えるのもいいと思います。
化粧品を使ったら、
そのあとはしっかり肌を
休ませるようにしてくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
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