メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2013年09月24日配信

第378号 日焼け止めで?『測定モニターの経過』の秘密(3)

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013/09/24━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと!

            「秘密の皮膚科学」

     第378号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。

 今回は、測定フェロー・F.Aさんの
 "その後"をご紹介します。

 テニスがご趣味のFさんは
 日焼けとソバカスに悩んでおられましたが、

 ●日焼け止めとクレンジングの使用をやめた
 ●テニスをする時間帯を日中から夕方へ変更した

 ことにより、
 一気に肌の状態が改善しました。


  ☆詳しくはこちらの号でどうぞ。
   第335号 ソバカスが?『測定モニターの経過』の秘密(2)
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2012/11/335.php


 そして月日は流れ、今年8月。

 久しぶりの測定にいらしたFさんの数値には
 大きな変動がありました。



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             ── 日焼け止めで? ──

             『測定モニターの経過』の秘密(3)

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 ▼かつてないほどの急上昇!


 ☆Fさんの数値の変化はこちら↓
  http://hisesshoku-ryouhou.com/archives/2013/09/fa02.html



 ◎F.Aさん(40代・女性)の数値 ................................................

   目の下:紅斑値91上昇、メラニン値43上昇
    額 :帽子をかぶっていたためほぼ変化なし
    頬 :紅斑値77上昇、メラニン値56上昇

 ................................................................................................


 Fさんの肌は、
 紅斑値・メラニン値が急上昇していました。

 これまで沁みたことのなかったASVCが
 ピリピリするようになったことから、
 ご自分でも肌が傷んでいると自覚していたそうですが......

 あまりの大きな変動に
 びっくりされたようでした。

 前回の測定から今までの間に何があったのか、
 お話を伺ってみると。

 日中のテニススクールに通い始め、
 ふたたび日焼け止めを使うようになったとのこと。

 また、日焼けを早く改善しようと
 塩を使って洗顔していたそうです。

 自然のものには、なんとなく
 肌に良さそうなイメージがありますが、
 天然塩はアルカリ性ですので
 肌の弱い人には刺激となってしまいます。



 ☆Fさんの写真はこちら↓
  http://jstcd.or.jp/casephotos/2012_11_13_fa/

 数値の変化は、写真にも現れているようですね。




 ▼測定を終えたFさんの感想、そして抱負。


 測定室には、
 フェローのみなさんが自由に書き込みできる
 ノートを置いています。

 Fさんは、そのノートに
 こんなメッセージを残してくださいました。


 *----------*----------*----------*----------*----------*

 
   皆様、久しぶりの測定に参りました○○です。

   テニスのレッスンでどうしても
   日焼け止めを使用せざるをえませんでしたが、
   やはり大変なことになっていました!

   いかに日焼け止めの刺激が強いか分かりました。
   どうぞ皆様もお気を付け下さい。

 
 *----------*----------*----------*----------*----------*


 測定の数値をみてガッカリ......

 ではなく!
 かえってやる気が出たというFさん。

 その後いただいたメールには
 こんな抱負が綴られていました。
 

 ┌────────────────────────────
 | 
 | 【俄然やる気です!】
 | 
 | 
 | 久しぶりの測定で、やはり懸念していた結果でした。
 | ですが、原因は明白に分かっておりますので
 | かえってやる気が俄然湧いて参りました。
 | 
 | やはり、基本に戻りコツコツと
 | また続けたいと思います。
 | 
 | 次回の測定では○○さん(注:スタッフフェロー)が
 | びっくりするくらいの数字を出したいと思っております。
 | 
 | また、宜しくお願い申し上げます。
 | 
 └────────────────────────────


 肌の好調が続くと、
 すこし気が緩みやすくなります。

 いつも注意をしていたことがおろそかになったり、
 さらによくしようと巷の美容法を試してみたり......
 心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

 今回、写真や数値に大きな変化があったFさんですが、
 肌に手遅れはありません。

 肌を傷めるものとの接触を断てば、必ず
 元のきれいな状態に戻ることができます。

 Fさん、ご報告くださり
 ありがとうございました。

 次回の測定を
 スタッフ一同、楽しみにしております。






 ▼まとめ ~ 肌のダメージを最小限にするには ~


 今回は、測定フェロー・Fさんの"その後"を
 数値と写真でお知らせしました。

 白木さん、いかがでしたか?


 「日焼け止めの影響の大きさを再確認しました。

  秋も陽射しの強い日が多いですが、
  日常生活レベルの紫外線では
  やっぱり使わないほうがいいんですよね?」


 ええ。
 
 "紫外線対策は1年中するべき。
  日焼け止めをつけて肌を保護しましょう"

 といったことが
 一般的に言われていますが、

 日常生活では
 紫外線を浴びることよりも
 日焼け止めをつけることのほうが
 肌にとって負担となります。

 炎症が起きるほどの日焼けをするおそれがあるとき
 (紫外線の強い時間帯に、長時間にわたって屋外で過ごすなど)
 以外は、日焼け止めは必要ありません。

 肌のダメージを最小限に留めるためにはどうしたらよいか、
 状況にあわせて考えてくださいね。
 



 ☆質問・疑問などがありましたら、
  お気軽にどうぞこちらへ。
  →→ http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php







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