バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」
2021年03月23日配信
第655号 肌がゆらぐ？『春も健康な素肌で過ごすために』の秘密
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021/03/23━☆
健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第655号 発行者：シニアフェロー 牛田専一郎
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みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
「牛田さん、春の肌はトラブルが
出やすいって言われていますね」
そうなんです。
いつもと同じ生活をしているのに、
カサつく、肌がかゆい、ニキビができると。
春になり非接触生活にチャレンジする方が
増えていますが、「乾燥しています！」と。
今回は春も健康な素肌で過ごすコツをお伝えしますね。
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肌がゆらぐ？
『春も健康な素肌で過ごすために』の秘密
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▼なぜ不調が出やすいの？
日差しが心地よいうららかな日もあれば、
コートが必要な肌寒い日もあります。
春は天気の移り変わりが早く、気温も安定しません。
春は心身にストレスがかかりやすい季節。
ストレスを感じると肌のバリア力も低下してしまいます。
「あんまりストレス感じてないんですが・・・
どんなストレスがあるんですか？」
おや、そうですか。白木さん。
自覚していなくても春特有のストレスがあるんですよ。
〇気温の変化によるストレス
気温差が大きな季節は、体温を一定に保つため
間脳の視床下部に大きなストレスがかかっています。
自覚できないストレスなので、
知らない間に蓄積して体調を崩したりしないよう、
大事を取ることが大切です。
〇環境の変化によるストレス
人事異動や転勤、引っ越しや入社、入学など。
春は環境が大きく変わることがある時期でもあります。
精神的にストレスを感じると視床下部に乱れが生じます。
頑張りすぎて心が疲れたなと感じたら
ゆっくりリラックスする時間を。
「なるほど。でもストレスを感じてしまうのは
仕方ないことですよね。
肌荒れは避けられないんでしょうか」
そんなことはありませんよ、白木さん。
バリア力が低下しても
肌を傷めなければトラブルにはならないのですから。
▼健康な素肌を維持するために
特に変わったことはしていなくても、
ちょっとした接触の影響が大きく出るのがこの季節。
ふだんの生活で見落としていたものの影響が
大きく出ていることがあるかもしれません。
こんなことにも気をつけましょう。
〇顔に触らないように
花粉症の方は頻繁に目をこすったり
鼻をかんだりするため、
顔へ触れる回数が増えています。
ニキビが鼻の周りや頬にできる場合は
ティッシュの影響を受けていることが考えられます。
ティッシュから間接接触をしないよう、
手で触れた部分が肌につかないようにしましょう。
また、保湿成分配合のティッシュで肌荒れする方も
います。荒れている場合は、指定のペーパータオルを
使うようにしましょう。
〇衣類を新調したときは
春物のセーターやストールなどを買ったときは、
まず指定の洗濯洗剤で２回の洗い直しを。
新しい衣類には柔軟仕上げがされています。
うっかり肌に触れると赤みや乾燥感が出ることがあります。
「そうそう牛田さん。だんだんと日差しが
強くなってきましたが、
紫外線対策はまだいりませんか？」
はい。
日常生活レベルではまだ対策をする必要はありません。
始めたばかりの方は、
日焼け止めなどをつけたくなるかもしれませんが、
日焼け止めも肌には負担となります。
日常的に使わないようにしましょう。
▼おわりに ～オンラインカウンセリングもご活用ください～
今日は春ならではの対策についてご紹介しました。
白木さん、いかがでしたか？
「ストレスで肌のバリア力も低下するなんて。
心と身体はやっぱりつながっているんですね」
そうですね。
自覚できるストレスは上手にコントロールしながら、
体調を崩さないよう、バランスの取れた食事を摂り、
いつもより早く休んだり。
疲れを感じる前に対処して、
季節の変わり目も心身ともに健康で
過ごしたいですね。
不調の原因がわからないときはこちらも
活用してくださいね↓
☆オンラインカウンセリング
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
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