メールマガジン「秘密の皮膚科学」
2010年05月18日配信
第235号 いつも一定?『皮膚のバリア力』の秘密
みなさん、こんにちは。
コスメプロデューサーの牛田専一郎です。
春先にひいた風邪が長引いている白木さん。
「この春の気温の寒暖差が
予想以上にこたえたみたいです......」
すでに5月も中旬ですが、まだ
朝晩はひんやりしていますよね。
読者のみなさまの中にも、
体調を崩された方がたくさんいらっしゃるようで。
"お肌の調子が悪くなってしまいました"
というご報告が増えています。
コスメプロデューサーの牛田専一郎です。
春先にひいた風邪が長引いている白木さん。
「この春の気温の寒暖差が
予想以上にこたえたみたいです......」
すでに5月も中旬ですが、まだ
朝晩はひんやりしていますよね。
読者のみなさまの中にも、
体調を崩された方がたくさんいらっしゃるようで。
"お肌の調子が悪くなってしまいました"
というご報告が増えています。
☆------------------------------------------------------------☆
── いつも一定? ──
『皮膚のバリア力』の秘密
☆------------------------------------------------------------☆
▼こんなメールが届いています。
送り主は、ASVCを使用している読者モニターの方です。
┌────────────────────────────
|●【ニキビがひどくなってしまいました】
|
| 日に2回のペースで使用を続けています。
| 以前ほど劇的な変化は見られなくなっていますが
| 毛穴の開きは小さくなってきています。
|
| ただ、ここにきて、
| ニキビがひどくなってきてしまいました。
|
| 頬には赤ニキビ、特に顎~首にかけて黒ニキビが
| できるようになってしまいました......。
| "何もつけない"は実行し続けているのですが......。
|
| 胃の不調が続くからなのか?
| ホルモンバランスの崩れなのか?
| ASVCだけに頼るのではなく、体調管理、食事管理にも
| 配慮しなければニキビは治せないのでしょうか?
|
| 皆さんのモニター報告を見るたび、
| 私もいつか必ず美肌を手にいれる!!
| と夢膨らませています。
|
| (30代・女性)
└────────────────────────────
季節の変わり目や生理前など
心身にストレスがかかっているときは、
皮膚のバリア力が低下しやすくなります。
皮膚のバリア力は、いつも一定ではないのです。
▼お肌の不調と「脳」の関係
皮膚のバリア力については、
過去にも何度かメルマガでお話しています。
☆生理周期の不調はなぜ起こる?『生理とお肌』の秘密(4)
http://hisesshoku-derm.com/archives/2009/04/186.php
生理周期によるニキビや湿疹、カサつきの原因は、
ホルモンの変化によるものではなく、
生理のストレスによるものです。
また、私たちを取り巻く環境は常に変化していますが、
どんなに気温が下がろうとも、上がろうとも、
人間の身体はホメオスタシス(恒常性)を保とうとします。
そのとき、脳ではどんなことが起こっているかというと......
環境の変化を感知した身体からの伝達情報によって
ストレス情報が脳幹に加わっています。
つまり、良くも悪くも、脳幹部は常に
「心身」からストレスに晒されているのです。
お肌の弱い人は、心身にストレスが加わると
バリア力が弱くなってしまいます。
▼見落としがちな心身のストレス
ストレスと皮膚のバリア力の相関については、
過去にも取り上げましたね。
☆チャレンジ!『アトピーにも何もつけない』の秘密
http://hisesshoku-derm.com/archives/2010/03/227.php
---------(以下、上記の号から抜粋)-------------------------
心身にストレスのかかっているときは
お肌の弱い人(接触性過敏症候群)は、皮膚のバリア力が
低下しやすい時です。
アトピー症状が出た、又は悪化したという時は、
その時期が以下のこととも一致していないでしょうか。
◆一次刺激性物質との接触数が増えたとき
(複数の一次刺激物質との接触)
◆一次刺激性物質との接触時間が長くなったとき
肌のバリア力が落ちている時期は、
自分では自覚できていないこともあります。
日常生活での一次刺激性物質との接触に
できるだけ気をつけるようにしましょう。
心身のコントロールは難しいこともありますが、
接触は、自分で簡単にコントロールができます。
-----------------------------------------------------------
また、先々週のメルマガ「牛田プロジェクト」でも
心身のストレスが皮膚のバリア力に与える影響について
お話しています。
☆第210号 気温差大・・・気候の変化は肌に影響大!
http://jstcd.or.jp/mailmagazine/number_210/
生理前や体調が悪いときは気づきやすいのですが、
気候や気温差については自覚がない場合が多いようです。
自覚がないため、理由のわからないまま
肌の状態が悪くなったり、良くなったり......ということが
起きているように感じられるかもしれません。
特に、今年の4月は毎日の気温差が激しく、
身体には自覚のないストレスがかかっていました。
体調を崩された方も多かったでしょう。
5月から6月も、朝晩の気温差が大きく
自覚のないストレスがかかりやすい季節です。
気候の変化は、身体の一部である皮膚にも
大きな影響を与えています。
▼"宿泊先の寝具"も要注意?
気温の変化によって
お肌がカサつきやすくなったりしますが、
一次刺激性物質との接触がなければ、
トラブルが悪化することはありません。
お肌が不調のときは、
最近どんなものに接触したか、
こんなふうに思い当たるものを挙げてみるといいですね。
┌────────────────────────────
|●【不調の原因を考えてみました】
|
| 「なにもつけない」を始めてから、
| もうすぐ2年くらいになるかと思います。
|
| 徐々にではありますが、基礎化粧品を止め、
| 脱シャンプー、肌には秘密のファンデ&手ぬぐい洗顔、
| そしてようやく洗濯洗剤を
| 「トップクリアリキッド」に変えることが出来ました。
|
| 毛穴やしみなど、気になるところはまだまだありますが、
| 母親にも肌がゆでたまごみたいになったと褒められ、
| 私自身も、肌自体がだんだんと
| 生き返っていくような感じがして
| 楽しみながら「何もつけない」を実践してきました。
|
| ところが、先週から肌がものすごく不調なのです。
| ほほのあたりにいくつも吹き出物が出て、
| がさがさになっており、若干赤みを帯びています。
| たまにかゆみを感じることもあります。
|
| 考えられる原因として自分なりに考えてみました。
|
| ◆1.日焼け止め
| GWに一日中日光を浴びる機会があったので、
| そのときだけ日焼け止めを塗ってから
| 秘密のファンデを塗りました。
|
| 石けんで落とせる日焼け止めでしたが、
| クレンジングしかなく、やむを得ずそれで落としました。
|
| ◆2.髪の毛
| その日だけ髪の毛にワックスを付けました。
| 前髪がほほのあたりにかかったような気もします。
|
| ◆3.宿泊先での寝具
|
|
| ......これらのことが影響しているのでしょうか?
|
| その日からもう1週間も経っていますが
| まったく改善されていません。
| なにかいい方法がありましたら、
| ご教授いただけないでしょうか。
|
| (20代・女性)
└────────────────────────────
宿泊先の寝具には、ほとんど
柔軟仕上げがしてあると思われます。
肌の弱い方は、パジャマや枕に敷くタオルを
持参するとよいでしょう。
バスタオルやフェイスタオルについても同じです。
顔にトラブルが出やすい人は
フェイスタオルのみ持参するなど、工夫をしましょう。
赤みやカサつきが出ているときは、
ファンデーションなどのメイクも極力避け
皮膚常在菌にも負担をかけないようにしてくださいね。
▼"何気なくしていること"が刺激に
先ほどご紹介したメールの他にも、
5月の連休中に旅行に行って、
肌の調子が悪くなったというご報告が届いています。
身体が疲れていたり、ストレスがかかっていたりすると、
1週間では元に戻りにくくなることがあります。
複数の悪化要因がある場合、
バリア力の低下の度合いによっては
2週間以上かかるかもしれませんが、
接触を断てば少しずつ治まっていきます。
トラブルが現れてしまったら、
あらためて"8つの項目"を見直し、
一次刺激性の接触物を無くすようにしましょう。
☆【健康な素肌を取り戻すための新8つの習慣】
http://hisesshoku-derm.com/archives/2009/06/nanimo.php
8項目以外にも、"一次刺激性の接触"には
こんなこんなものがあります。
◆ポイントメイクを落とすときに他の部分に触れている
お湯で落とせるタイプのマスカラ等にも
界面活性剤が使われています。
洗い流したものが頬等につかないようにしましょう。
◆旅行に行ってホテルや旅館の寝具、バスタオルと接触した
◆顔を触る癖がある(一次刺激性物質に触れた手で)
◆美容院でシャンプーやカラーリングをした
美容院に行ったあと髪の触れる場所に
トラブルが出る場合があります。
カラーリングなどをした場合は、
1週間程触れた部分に影響が出ることがあります。
洗髪の時にお湯が顔にかからないように
(洗い流したお湯がトラブルの出る所にかからないように)、
また、髪を拭いたタオルで身体や顔を拭かないように
注意しましょう。
髪につるつるした手触りがあるときは、
シリコンがついています。
しばらくお湯洗髪を続けると落ちますが、
接触によって影響を受ける可能性があります。
▼お肌と身体は連動しています
接触物の影響は気をつけやすいのですが、
身体と皮膚は切り離して考えがちです。
たとえば、こんな疑問を寄せてくださった方もいます。
┌────────────────────────────
| 美容の為には、
| 規則正しい生活とバランスの良い食事、と言われますが、
| この二つはお肌に影響を与えるものなのでしょうか。
|
| たとえば、"なにもつけない"を実践していても、
| 夜更かしや、一日一食もしくは二食の生活をしていたら、
| お肌に悪影響なのでしょうか。
| (30代・女性)
└────────────────────────────
答えはYES、です。
肌測定をしていても実感することですが、
体調不良や睡眠不足、精神的ストレスは
見た目だけでなく、測定数値にも表れます。
皮膚も心身に連動した臓器ですから
心身の調子が良くないときは、
お肌の弱い人(接触性過敏症候群)は
皮膚のバリア力が低下しているのです。
▼お肌のバリア力が高まる(低下する)条件を知ろう
春の寒暖差を乗り越え......
新たな一歩を踏み出している読者さんもいます。
┌────────────────────────────
|●【5月に入り落ち着いてきました】
|
| こんばんは。いつもお世話になっております。
| メルマガでの、医療現場への進出、ついに!
| という感じでとても嬉しく思います。
|
| まだ、自分の肌が、全く問題のない肌とまでは
| 辿り着いていませんが、それでも様々な化粧品を
| 使用していた頃より明らかに肌の調子が良く、医療としても
| 患者さんに必ず受け入れてもらえることだろうと思います。
|
| 「何もつけない」ことは、最初は何かと
| しんどいこともありますが、どうかたくさんの患者さんが
| その時期を乗り越えられますように。
|
| 牛田様はじめスタッフのみなさまの、
| 今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
|
| 私自身の肌につきまして、5月に入り、
| 肌のガサガサは少しおさまってきました。
| 部分的にかさつくことはありますが、
| 3月4月のようにひどくなくなり、気候の暖かさを実感します。
|
| もともと寒さにとても弱いたちなので、
| 肌も寒さのストレスをまともに受けていたのかもしれません。
| (今年は特に4月の寒暖差が激しかったように思います。)
|
| 写真は、部屋の明かりが白熱灯のため、
| 2枚は肌色がよく見えますが、
| 試しに翌日、電気を付けていない同じ場所で撮影したら......
| 落ち込むくらい毛穴やシミがよく見えました......。
|
| これでも毛穴はかなり目立たなくなってきていますし、
| シミやニキビ跡もほんの少しずつ小さくなっています。
|
| また紫外線の強い時期になり、
| シミが拡大するのではないかと不安ですが、
| このゴールデンウィークは手以外には
| 日焼け止めを使いませんでした!
| (普段、仕事の日は一切使っていません。)
|
| 長袖長ズボンに帽子とストールを使いましたが、
| 手だけは手袋をするわけにもいかず、
| でも長時間炎天下でしたので、
| 仕方なく日焼け止めを使用しました。
|
| 仕事も休みのためほぼノーメイクでの約一週間。
| とても気持ちよく過ごせました。
| お風呂でも手ぬぐいでファンデを
| 落とすように気を付ける必要もありませんでしたし。
|
| 今のところ、シミが大きくなった気配もなく、
| 今年も日焼け止めを極力使わず
| 春夏を乗り切る気合いが入りました。
|
| (30代・女性)
└────────────────────────────
今回のお話、いかがだったでしょうか?
大きなポイントは2つです。
●気候の変化による心身への影響は、
皮膚のバリア力にも大きな影響となって現れている
●天候による影響も含め、心身の変化が
皮膚のバリア力を高めたり、低下させたりしている
自身の皮膚のバリア力が
上下する条件や時期を知ることで、
不調を回避したり、和らげたりすることができます。
ご自分のお肌を、日ごろから
よ~く観察してくださいね。
★牛田への感想・コメントなどがありましたら、
お気軽にどうぞこちらへ。
→ http://jstcd.or.jp/contact/
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☆メルマガ☆『牛田プロジェクト』も好評配信中!
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○ASVC開発秘話!!
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ピリピリして「何もつけない」ができないと赤くなる・・・
化粧品の常識が見事にひっくり返っている原料です。
無謀にも・・・どうしてそんな原料を開発したのでしょう?
その訳はこちらに↓
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お肌の弱い人が最短でトラブルを解消するために
考案された、3ステップ制度です。
お肌の弱い人は、まず接触を断つことが最優先。
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パスワードはメルマガ「牛田プロジェクト」にあります。
毎号変わりますのでご了承ください。
先週のパスワードは? 5月中旬が旬の野菜3点セット!
(大根を英語で)
(ホウレンソウを英語で)
(コールラビ、キャベツの仲間)
○販売すべき・・・「秘密の石けん」はいらない?
==============================================
石けんはアルカリ性であり、遊離脂肪酸による刺激も大きいため
今後は補助商品として洗浄剤はいるか、いらないか投票を求む!
新たな展開が「牛田プロジェクト」であるかもしれません。
次号の「牛田プロジェクト」は5月20日配信予定。
ご登録はこちらから→< http://jstcd.or.jp/mailmagazines/ >
...続きは『牛田プロジェクト』をお読みくださいね。
── いつも一定? ──
『皮膚のバリア力』の秘密
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▼こんなメールが届いています。
送り主は、ASVCを使用している読者モニターの方です。
┌────────────────────────────
|●【ニキビがひどくなってしまいました】
|
| 日に2回のペースで使用を続けています。
| 以前ほど劇的な変化は見られなくなっていますが
| 毛穴の開きは小さくなってきています。
|
| ただ、ここにきて、
| ニキビがひどくなってきてしまいました。
|
| 頬には赤ニキビ、特に顎~首にかけて黒ニキビが
| できるようになってしまいました......。
| "何もつけない"は実行し続けているのですが......。
|
| 胃の不調が続くからなのか?
| ホルモンバランスの崩れなのか?
| ASVCだけに頼るのではなく、体調管理、食事管理にも
| 配慮しなければニキビは治せないのでしょうか?
|
| 皆さんのモニター報告を見るたび、
| 私もいつか必ず美肌を手にいれる!!
| と夢膨らませています。
|
| (30代・女性)
└────────────────────────────
季節の変わり目や生理前など
心身にストレスがかかっているときは、
皮膚のバリア力が低下しやすくなります。
皮膚のバリア力は、いつも一定ではないのです。
▼お肌の不調と「脳」の関係
皮膚のバリア力については、
過去にも何度かメルマガでお話しています。
☆生理周期の不調はなぜ起こる?『生理とお肌』の秘密(4)
http://hisesshoku-derm.com/archives/2009/04/186.php
生理周期によるニキビや湿疹、カサつきの原因は、
ホルモンの変化によるものではなく、
生理のストレスによるものです。
また、私たちを取り巻く環境は常に変化していますが、
どんなに気温が下がろうとも、上がろうとも、
人間の身体はホメオスタシス(恒常性)を保とうとします。
そのとき、脳ではどんなことが起こっているかというと......
環境の変化を感知した身体からの伝達情報によって
ストレス情報が脳幹に加わっています。
つまり、良くも悪くも、脳幹部は常に
「心身」からストレスに晒されているのです。
お肌の弱い人は、心身にストレスが加わると
バリア力が弱くなってしまいます。
▼見落としがちな心身のストレス
ストレスと皮膚のバリア力の相関については、
過去にも取り上げましたね。
☆チャレンジ!『アトピーにも何もつけない』の秘密
http://hisesshoku-derm.com/archives/2010/03/227.php
---------(以下、上記の号から抜粋)-------------------------
心身にストレスのかかっているときは
お肌の弱い人(接触性過敏症候群)は、皮膚のバリア力が
低下しやすい時です。
アトピー症状が出た、又は悪化したという時は、
その時期が以下のこととも一致していないでしょうか。
◆一次刺激性物質との接触数が増えたとき
(複数の一次刺激物質との接触)
◆一次刺激性物質との接触時間が長くなったとき
肌のバリア力が落ちている時期は、
自分では自覚できていないこともあります。
日常生活での一次刺激性物質との接触に
できるだけ気をつけるようにしましょう。
心身のコントロールは難しいこともありますが、
接触は、自分で簡単にコントロールができます。
-----------------------------------------------------------
また、先々週のメルマガ「牛田プロジェクト」でも
心身のストレスが皮膚のバリア力に与える影響について
お話しています。
☆第210号 気温差大・・・気候の変化は肌に影響大!
http://jstcd.or.jp/mailmagazine/number_210/
生理前や体調が悪いときは気づきやすいのですが、
気候や気温差については自覚がない場合が多いようです。
自覚がないため、理由のわからないまま
肌の状態が悪くなったり、良くなったり......ということが
起きているように感じられるかもしれません。
特に、今年の4月は毎日の気温差が激しく、
身体には自覚のないストレスがかかっていました。
体調を崩された方も多かったでしょう。
5月から6月も、朝晩の気温差が大きく
自覚のないストレスがかかりやすい季節です。
気候の変化は、身体の一部である皮膚にも
大きな影響を与えています。
▼"宿泊先の寝具"も要注意?
気温の変化によって
お肌がカサつきやすくなったりしますが、
一次刺激性物質との接触がなければ、
トラブルが悪化することはありません。
お肌が不調のときは、
最近どんなものに接触したか、
こんなふうに思い当たるものを挙げてみるといいですね。
┌────────────────────────────
|●【不調の原因を考えてみました】
|
| 「なにもつけない」を始めてから、
| もうすぐ2年くらいになるかと思います。
|
| 徐々にではありますが、基礎化粧品を止め、
| 脱シャンプー、肌には秘密のファンデ&手ぬぐい洗顔、
| そしてようやく洗濯洗剤を
| 「トップクリアリキッド」に変えることが出来ました。
|
| 毛穴やしみなど、気になるところはまだまだありますが、
| 母親にも肌がゆでたまごみたいになったと褒められ、
| 私自身も、肌自体がだんだんと
| 生き返っていくような感じがして
| 楽しみながら「何もつけない」を実践してきました。
|
| ところが、先週から肌がものすごく不調なのです。
| ほほのあたりにいくつも吹き出物が出て、
| がさがさになっており、若干赤みを帯びています。
| たまにかゆみを感じることもあります。
|
| 考えられる原因として自分なりに考えてみました。
|
| ◆1.日焼け止め
| GWに一日中日光を浴びる機会があったので、
| そのときだけ日焼け止めを塗ってから
| 秘密のファンデを塗りました。
|
| 石けんで落とせる日焼け止めでしたが、
| クレンジングしかなく、やむを得ずそれで落としました。
|
| ◆2.髪の毛
| その日だけ髪の毛にワックスを付けました。
| 前髪がほほのあたりにかかったような気もします。
|
| ◆3.宿泊先での寝具
|
|
| ......これらのことが影響しているのでしょうか?
|
| その日からもう1週間も経っていますが
| まったく改善されていません。
| なにかいい方法がありましたら、
| ご教授いただけないでしょうか。
|
| (20代・女性)
└────────────────────────────
宿泊先の寝具には、ほとんど
柔軟仕上げがしてあると思われます。
肌の弱い方は、パジャマや枕に敷くタオルを
持参するとよいでしょう。
バスタオルやフェイスタオルについても同じです。
顔にトラブルが出やすい人は
フェイスタオルのみ持参するなど、工夫をしましょう。
赤みやカサつきが出ているときは、
ファンデーションなどのメイクも極力避け
皮膚常在菌にも負担をかけないようにしてくださいね。
▼"何気なくしていること"が刺激に
先ほどご紹介したメールの他にも、
5月の連休中に旅行に行って、
肌の調子が悪くなったというご報告が届いています。
身体が疲れていたり、ストレスがかかっていたりすると、
1週間では元に戻りにくくなることがあります。
複数の悪化要因がある場合、
バリア力の低下の度合いによっては
2週間以上かかるかもしれませんが、
接触を断てば少しずつ治まっていきます。
トラブルが現れてしまったら、
あらためて"8つの項目"を見直し、
一次刺激性の接触物を無くすようにしましょう。
☆【健康な素肌を取り戻すための新8つの習慣】
http://hisesshoku-derm.com/archives/2009/06/nanimo.php
8項目以外にも、"一次刺激性の接触"には
こんなこんなものがあります。
◆ポイントメイクを落とすときに他の部分に触れている
お湯で落とせるタイプのマスカラ等にも
界面活性剤が使われています。
洗い流したものが頬等につかないようにしましょう。
◆旅行に行ってホテルや旅館の寝具、バスタオルと接触した
◆顔を触る癖がある(一次刺激性物質に触れた手で)
◆美容院でシャンプーやカラーリングをした
美容院に行ったあと髪の触れる場所に
トラブルが出る場合があります。
カラーリングなどをした場合は、
1週間程触れた部分に影響が出ることがあります。
洗髪の時にお湯が顔にかからないように
(洗い流したお湯がトラブルの出る所にかからないように)、
また、髪を拭いたタオルで身体や顔を拭かないように
注意しましょう。
髪につるつるした手触りがあるときは、
シリコンがついています。
しばらくお湯洗髪を続けると落ちますが、
接触によって影響を受ける可能性があります。
▼お肌と身体は連動しています
接触物の影響は気をつけやすいのですが、
身体と皮膚は切り離して考えがちです。
たとえば、こんな疑問を寄せてくださった方もいます。
┌────────────────────────────
| 美容の為には、
| 規則正しい生活とバランスの良い食事、と言われますが、
| この二つはお肌に影響を与えるものなのでしょうか。
|
| たとえば、"なにもつけない"を実践していても、
| 夜更かしや、一日一食もしくは二食の生活をしていたら、
| お肌に悪影響なのでしょうか。
| (30代・女性)
└────────────────────────────
答えはYES、です。
肌測定をしていても実感することですが、
体調不良や睡眠不足、精神的ストレスは
見た目だけでなく、測定数値にも表れます。
皮膚も心身に連動した臓器ですから
心身の調子が良くないときは、
お肌の弱い人(接触性過敏症候群)は
皮膚のバリア力が低下しているのです。
▼お肌のバリア力が高まる(低下する)条件を知ろう
春の寒暖差を乗り越え......
新たな一歩を踏み出している読者さんもいます。
┌────────────────────────────
|●【5月に入り落ち着いてきました】
|
| こんばんは。いつもお世話になっております。
| メルマガでの、医療現場への進出、ついに!
| という感じでとても嬉しく思います。
|
| まだ、自分の肌が、全く問題のない肌とまでは
| 辿り着いていませんが、それでも様々な化粧品を
| 使用していた頃より明らかに肌の調子が良く、医療としても
| 患者さんに必ず受け入れてもらえることだろうと思います。
|
| 「何もつけない」ことは、最初は何かと
| しんどいこともありますが、どうかたくさんの患者さんが
| その時期を乗り越えられますように。
|
| 牛田様はじめスタッフのみなさまの、
| 今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
|
| 私自身の肌につきまして、5月に入り、
| 肌のガサガサは少しおさまってきました。
| 部分的にかさつくことはありますが、
| 3月4月のようにひどくなくなり、気候の暖かさを実感します。
|
| もともと寒さにとても弱いたちなので、
| 肌も寒さのストレスをまともに受けていたのかもしれません。
| (今年は特に4月の寒暖差が激しかったように思います。)
|
| 写真は、部屋の明かりが白熱灯のため、
| 2枚は肌色がよく見えますが、
| 試しに翌日、電気を付けていない同じ場所で撮影したら......
| 落ち込むくらい毛穴やシミがよく見えました......。
|
| これでも毛穴はかなり目立たなくなってきていますし、
| シミやニキビ跡もほんの少しずつ小さくなっています。
|
| また紫外線の強い時期になり、
| シミが拡大するのではないかと不安ですが、
| このゴールデンウィークは手以外には
| 日焼け止めを使いませんでした!
| (普段、仕事の日は一切使っていません。)
|
| 長袖長ズボンに帽子とストールを使いましたが、
| 手だけは手袋をするわけにもいかず、
| でも長時間炎天下でしたので、
| 仕方なく日焼け止めを使用しました。
|
| 仕事も休みのためほぼノーメイクでの約一週間。
| とても気持ちよく過ごせました。
| お風呂でも手ぬぐいでファンデを
| 落とすように気を付ける必要もありませんでしたし。
|
| 今のところ、シミが大きくなった気配もなく、
| 今年も日焼け止めを極力使わず
| 春夏を乗り切る気合いが入りました。
|
| (30代・女性)
└────────────────────────────
今回のお話、いかがだったでしょうか?
大きなポイントは2つです。
●気候の変化による心身への影響は、
皮膚のバリア力にも大きな影響となって現れている
●天候による影響も含め、心身の変化が
皮膚のバリア力を高めたり、低下させたりしている
自身の皮膚のバリア力が
上下する条件や時期を知ることで、
不調を回避したり、和らげたりすることができます。
ご自分のお肌を、日ごろから
よ~く観察してくださいね。
★牛田への感想・コメントなどがありましたら、
お気軽にどうぞこちらへ。
→ http://jstcd.or.jp/contact/
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ピリピリして「何もつけない」ができないと赤くなる・・・
化粧品の常識が見事にひっくり返っている原料です。
無謀にも・・・どうしてそんな原料を開発したのでしょう?
その訳はこちらに↓
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お肌の弱い人が最短でトラブルを解消するために
考案された、3ステップ制度です。
お肌の弱い人は、まず接触を断つことが最優先。
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毎号変わりますのでご了承ください。
先週のパスワードは? 5月中旬が旬の野菜3点セット!
(大根を英語で)
(ホウレンソウを英語で)
(コールラビ、キャベツの仲間)
○販売すべき・・・「秘密の石けん」はいらない?
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石けんはアルカリ性であり、遊離脂肪酸による刺激も大きいため
今後は補助商品として洗浄剤はいるか、いらないか投票を求む!
新たな展開が「牛田プロジェクト」であるかもしれません。
次号の「牛田プロジェクト」は5月20日配信予定。
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...続きは『牛田プロジェクト』をお読みくださいね。
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- 第185号 女性スポーツとの関係は?『生理とお肌』の秘密(3)
- 第184号 運動能力も低下しない?『生理とお肌』の秘密(2)
- 第45号 おまじない?『ストレス』の秘密
- 第44号 親密なカンケイ。『脳と皮膚』の秘密
- 第43号 どれも大切。『愛と健康とお金』の秘密
- 第42号 あなたはいかが?『健康』の秘密
- 第14号 濃~~い関係! 『皮膚と脳』の秘密
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