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2024年01月30日配信

何年経っても強くならない?『肌の強さ』の秘密 | 第784号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2024/01/30━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第784号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 第782号では、
  肌の強さチェックシートを公開しました。
 https://jstcd.or.jp/dataroom/skin-strength_202401/


 「点数が高いと肌が弱い、でしたっけ?」


 はい。高得点でも肌の状態とは
 比例しない、というお話でしたね。

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         何年経っても強くならない?

          『肌の強さ』の秘密

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 ▼改善しているのに


 読者の方からも、肌の調子はいいのに、
 点数が高い(肌が弱い)というご報告が届いています。


 Kさん「改善していても生まれつきは変わらない?」
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 結果は52点でしたが、問いのほとんどが
 いつも、ときどき
 でびっくりしました。

 非接触生活を始めて約7年で、
 随分と改善したつもりでしたがやはり
 生まれつきのものは変わらないのだと思いました。

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 ニキビが一切できなくなったこと
 ノーファンデでも、いいと思えたこと
 化粧品にかける手間暇、お金から解放されたこと
 プラスばっかりです。

 今後も続けていきます。

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 Jさん「テスト結果は変わりませんが」
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 80点越えの非常に弱い肌でした。

 スタートから一年過ぎてもテスト結果は
 ほぼ変わりませんが一年前は常に赤かった頬や
 顎や口周りが荒れは改善しました。

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 特にしつこかった顎ニキビは
 歯磨き粉を使用しなくなった
 途端にすっかり良くなりました!

 これからも少しずつ改善があると信じて頑張ります_

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 「嬉しいご報告ですね!
  でも肌は弱いままなんでしょうか」


 そうなんです、白木さん。

 接触しないことで下記の項目には
 当てはまりにくくなると思いますが。


 3.入浴後、赤くなったりかゆみが出る
 6.頭皮にかゆみやフケがある
 8.かかとが切れたり割れたりする

 10.汗をかくとかゆくなる
 18.肌がざらざらする
 20.フェイスラインにニキビができやすい


 接触がなくなって肌の状態が良くなっても、
 生まれつきの強さは変わっていません。

 同じ接触があれば、
 やっぱり荒れてしまうのです。





 ▼強くなったような気がしても


 「それでも、ニキビが出にくくなった、
  かぶれにくくなったという声もありますよね」


 ええ。

 肌が良い状態を保てていれば、
 軽い接触なら目に見えるほどの
 肌荒れにはならなくなります。

 ただ、肌が弱い人の場合、
 一定の接触量を超えると見える症状になって現れます。


 例えば肌の測定では、
 紅斑値(皮下の炎症数値)が400を超えると
 目に見える赤さになります。

 ふだん非接触生活をしていて
 紅斑値が低い状態であれば、
 ちょっとした接触では400を超えることはありません。


 「見た目に変化が感じられなくても、
  紅斑値は上がっているんですね」


 そうなんです、白木さん。

 目には見えなくても肌は影響を
 しっかり受けています。

 そのままの接触が続いたり、
 他の接触が重なったりして
 数値が400を超えてしまうと赤くなってしまうのです。


 「そういえば、新しい服を洗わずに着て、
  美容院でカラーリングをしたときは
  肌が赤くなりました......」


 カラーリングは強い接触ですから、
 そこに他の接触が加わって、一気に赤みが
 出てしまったんですね。

 炎症起因物質と接触して、どのくらい肌に
 影響が出るかは個人差がありますが。

 肌がきれいになったからといって
 元の生活に戻すとまた荒れてしまうのです。


 「油断大敵ですね」


 そうですね、白木さん。





 ▼ご自分の元々の肌の強さは


 「肌の強さチェックシートでは
  今の肌の状態ではなく
  元々の強さがわかるんですね」


 はい。
 肌の状態が改善しても、
 意外とチェックシートの点数は変わらないものです。

 まだの方は回答をお待ちしております↓
 https://jstcd.or.jp/dataroom/skin-strength_202401/

 何点でしたか
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