メールマガジン「秘密の皮膚科学」

2012年11月20日配信

第336号 冬支度?『防寒具を身につける前に』の秘密

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012/11/20━☆
     健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと!

            「秘密の皮膚科学」

     第336号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 「いよいよ冬到来!
  朝晩はだいぶ冷えるようになりましたね。

  今日はついにマフラーをしてきました~!」


 もしもし、白木さん。
 そのマフラー、身につける前の準備は済んでいますか?


 「準備って......?」

 

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              ── 冬支度? ──

           『防寒具を身につける前に』の秘密

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 ▼自宅で洗えるものは、洗い直しを!


 寒さを我慢すると、
 心身にストレスがかかり
 肌のバリア力が低下しやすくなります。

 気温の下がる冬は
 一次刺激性物質に触れた影響が
 現れやすい季節といえます。

 ところが、
 冬場に出番の増える衣類や寝具には
 一次刺激性物質が付着していることが多いのです。

 クリーニングに出したもの、新品のもの、
 市販の中性洗剤で洗濯したものには
 柔軟剤がついています。

 そのまま使用すると、触れた部分に
 かゆみや赤み、ニキビができることも。

 セーターやマフラー、毛糸の帽子など
 自宅で洗えるものは、
 推奨の中性洗剤で2回以上洗濯し直しましょう。


 ☆[サウンドスタイル]洗濯用中性洗剤(500mL)
  http://soundstyle.co.jp/goods/8004.html

 ↑現在市販されている洗濯洗剤で、
  柔軟剤やシリコンが配合されていないのは
  これだけです。

 

 


 ▼洗えないものは、どうする?


 「マフラーはさっそく洗い直します!

  でも、冬に活躍するアイテムには
  自宅で洗えないものも多いですよね。

  毛布やコート、
  毛皮の襟巻きや革の手袋などなど......。
  これらはどうしたらいいんでしょうか?」

 

 もちろん、
 自宅で洗えない・洗いにくいものにも
 できる対策がありますよ。

 アイテム別にご紹介しましょう。

 

 【毛布などの寝具】

  毛布を顔まで覆って寝ていたら
  赤みやカサつきが出てしまった事例も。

  自宅で洗うことが難しい寝具には、
  カバーをつけましょう。

  とりわけ冬場は、
  毛布で身体を覆う面積が広くなりがちですから
  カバーをつけておくと安心ですね。

  汗でカバーが濡れることがあったら
  カバーをこまめに洗うこともお忘れなく。

 

 【コート】

  コートを着たり脱いだりするとき
  襟などの部分が頬や顎に触れることが多いもの。
  特に、ファーがついているものは要注意です。

  コートを着るときは
  できるだけ自宅で洗濯したマフラーをして、
  肌に触れないようガードするとよいでしょう。

  マフラーにはコートの柔軟剤が付着していますので、
  できるだけこまめに洗濯してくださいね。

  また、髪の長い方は
  コートに髪が触れる→その髪が肌に触れる
  という経路で、肌に赤みやカサつきが出ることも。

  この接触を避けるのは難しいことですが、
  トラブルの原因がわからないときは、
  髪からの間接接触を疑ってみましょう。

  なお、肌の荒れやすい方は、襟・ファーが
  頬や顎にじかに触れるような
  デザインのコートは避けましょう。

 

 【手袋】

  皮製のものやファーのついたものなど、
  洗濯できない手袋を使用して、
  手のカサつきを起こしている事例もあります。

  手荒れが気になる方は、できるだけ
  自宅で洗濯できる素材の手袋を選びましょう。

  洗濯できない素材の手袋には、
  さまざまな加工が施されています。
  くれぐれも手袋をして
  顔や髪に触れないように注意してください。

  もちろん、手袋をはずした手にも
  一次刺激性物質が付着しています。
  そのまま顔や髪を触らないよう気をつけましょう。

 

 


 ▼コートやマフラーなどの防寒具以外にも......


 肌にトラブルを起こすことのある
 冬ならではのグッズを確認しておきましょう。

 

 ○発熱タイプの肌着

  新素材の化繊のものを身につけて
  ブツブツやかゆみ、赤みやカサつきが
  身体に出てしまった事例が複数報告されています。


 ○入浴剤(米ぬか、豆乳、塩、オイルを含む)

  お湯が濁るタイプの入浴剤には
  界面活性剤が使用されています。

  湯船にオイル類を入れている方もいますが、
  湯上りに肌がしっとりするものは
  皮膚の自然な皮脂分泌を妨げてしまいます。
  肌の弱い方は使用を控えたほうがよいでしょう。

  米ぬかや豆乳なども、あまり入れる意味はありません。
  天然塩はお湯をアルカリ性にするため
  肌を傷めてしまいます。


 ○マスク

  風邪をひいたときにするマスクも、
  指定の洗剤(トップクリアリキッド)で
  2回以上洗濯してから使いましょう。

  不織布でできた使い捨てタイプのマスクも
  問題なく洗濯できます。


 ○タイツ

  一次刺激性物質ではありませんが、
  きついタイツなどで身体をしめつけることによって
  かゆみが出ることがあります。

 

 


 ▼まとめ ~ 防寒具と上手につきあう冬に ~


 今回は身につける前にしておきたい
 防寒具のお手入れについてお話しました。

 白木さん、いかがでしたか?


 「冬は、柔軟加工をしたものと接触する機会が
  多い季節なんですね。

  今までそんな風に考えたことがありませんでした」


 ええ。
 寒さをしのぐために
 つい忘れてしまいがちですが、
 肌にじかに触れるものには気をつけたいですね。


 また、一次刺激性物質との接触がなければ
 冬でも皮膚がカサつくことはありません。

 冒頭でお話した通り、寒さを我慢すると
 心身は疲労して皮膚のバリア力が低下します。

 ひざ掛けや衣類で調整するなど、
 身体を冷やさない工夫をしましょう。

  


 ☆質問・疑問などがありましたら、
  お気軽にどうぞこちらへ。
  →→ http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php

 
 

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