メールマガジン「秘密の皮膚科学」

2008年12月22日配信

第176号 湯シャンの決定版?『お水シリーズ完結編』の秘密

 みなさん、こんにちは。
 コスメプロデューサーの牛田専一郎です。


 『湯シャンがうまくいかないのは、お水のせい?』

 
 そんな声にお応えして、11~12月にかけて
 【お水】にまつわる話題をいくつかお届けしてきました。


   ☆軟水と硬水――お肌によいのは?
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/11/170.php

   ☆軟水と硬水――日本の水道水はどっち?
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/11/172.php

   ☆塩素―――――水道水はお肌によくない?
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/11/173.php

   ☆塩素―――――プールの水に刺激を感じる理由
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/12/174.php

   ☆お酢―――――お酢を使えば頭皮すっきり?
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/12/175.php

 

 以上の5回をふまえて。
 今回はお水シリーズの"まとめ"をしたいと思います。

 【湯シャンの方法・決定版!】もご紹介しますよ。


 

☆------------------------------------------------------------☆

         ―― 湯シャンの決定版? ――


         『お水シリーズ完結編』の秘密

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 ▼白木さんが気になるあのウワサ


 「このあいだ、友だちに軟水をすすめられたんです。
  どうして?って理由を聞いたら、
  "石けんカス"ができにくいからお肌にやさしいんだよ、って。
  これって本当ですか?」

 

 その話、牛田も耳にしたことがあります。
 どうやら"よく言われている話"のようですね。


 石けんカスはお肌を傷める原因になる。
 水の硬度が高いほど、石けんカスができやすい。
 この2つは事実です。


 しかし、「だから軟水を使ったほうがよい」とは言えません。

 なぜなら、170号で触れたとおり
 水の硬度によって、お肌や髪が
 良い影響を受けることもなければ、
 悪い影響を受けることもないからです。
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/11/170.php


 石けんカスや遊離脂肪酸が気になるのなら、
 そもそも石けんを使わなければいいだけの話。

 バックナンバーでも何度かお話していますが、
 石けんは決して"お肌にやさしいもの"ではありません。


 お肌の弱い人は、
 水の硬度を気にする前に
 石けんでの洗顔や洗濯を控えたほうがよいでしょう。


   ☆ご参考に:『お肌にやさしい? 石けん』の秘密
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2006/07/82.php

 

 


 ▼軟水のほうが"いい気がする"ワケ


 「ふ~~ん。
  でも、軟水のほうが
  お肌がしっとりする気がするし、
  湯シャンをしてもすすぎが早い気がするし、
  ミネラルウォーターも美味しい気がするんだけどな......」


 白木さん、残念ながらそれは
 "そんな気がしている"だけなんです。


 172号で触れたとおり、日本は軟水地域。
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/11/172.php


 そのせいか、お肌も喉も、
 軟水を好む傾向があるようです。

 嫌いなものより、好きなものの方が
 "快適"な感じがするのは当然のこと。

 科学的な作用がなくても、
 その対象に好意を持っていれば
 ポジティブな評価を抱きやすいのです。

 日本人の多くが軟水を飲んで
 お肌に合う、美味しい、と感じるのは
 純粋に軟水が好きだから! なんですよ。


 「もしかして、コラーゲンを食べたあと、
  お肌がプリプリするのと同じ......?」


 まさにそうです。
 それも、食べたコラーゲンが直接作用して
 お肌がプリプリしているわけではありません。

 お肌の調子が良いと感じるのは、
 暗示や思い込みによるもの。
 いわゆる"プラシーボ効果"なんですね。


   ☆ご参考に:速攻エネルギーに?『プラシーボ効果』の秘密
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2007/08/109.php

 

 


 ▼ミネラルウォーターは水道水より安全?


 「なるほど。私が軟水のミネラルウォーターが好きなのは、
  "軟水育ち"だからなのかなぁ~。
  でも、塩素が含まれている水道水より
  ミネラルウォーターのほうが安全なのは確実ですよね?」



 白木さん、173号を読み直しましょう!
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/11/173.php



 水道水に含まれる塩素のリスクは
 無視できるレベルなんですよ。

 飲んで問題ないのはもちろんのこと、
 お肌にも髪にも影響はありません。

 口に入れて何ともないのに、
 お肌には悪影響を及ぼす......なんて、ありえないことです。


 「ヒ素」は発ガン物質といわれていますが、
 ミネラルウォーターは、水道水の水質基準の
 5倍も緩いのです。

 たくさんの量を飲むなら、
 水道水のほうが安全といえるのです。


 また、ミネラルウォーターは
 プラスチックやガラスの容器に入れられています。
 ヨーロッパなど外国から運ばれてくるものも多く、
 その環境負荷は決して小さくありません。

 2008年のキーワードのひとつ、
 "エコ"の観点からいっても、
 牛田は水道水をオススメしたいと思います。

 

 


 ▼お酢の意外な活用法


 お水シリーズでは、お酢についても取り上げました。
 175号で、お酢を使ったシャンプーは意味がない。
 というお話をしましたね。
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/12/175.php
 

 その内容について、
 英国にお住まいの読者さんから、
 お酢の意外?な利用法をご紹介いただきました。

 「洋式バスルームならでは!」でご紹介のあの方です。
 (いつもありがとうございます!)
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/11/172.php
 


 ┌――┐
 |\/|【お酢でシャワーヘッドの洗浄ができます】
 └――――――――――――――――――――――――――――――
 |
 | 牛田さん、こんにちは、英国の○○です。
 | 今回第172号(11月18日)の私のメールを掲載してくださり
 | びっくりしております。
 |
 | 硬水も軟水も肌や髪には同じと
 | 牛田さんはおっしゃられておりましたが、実際にそうで、
 | 実は私、バスタブにクエン酸を入れて試したことが何度かあります。
 |
 | つまり硬水をクエン酸で多少やわらかくしてから頭皮をバスタブに
 | 入れて洗ってみたのですが、結果は同じでした。(苦笑)
 |
 | アメリカ在住の読者のお手紙も掲載されておりましたが、
 | 白い粉がでるとの事。
 |
 | 小麦粉シャンプーをして流しきれない場合にしばらくしてから
 | 頭髪の間で乾いた小麦粉が落ちてくる場合がありますよね。
 |
 | それからもしシャワーを使っている場合、そのシャワーヘッドの
 | 穴を通して石灰カスが出てくる場合もあるかも知れないと思いました。
 | 
 | 私の場合はシャワーヘッドをはずして
 | それを酢の中に一晩つけておきます。
 | 酢は安いのでかまわないですがたっぷりを使います。
 | 
 | そうすると、翌日
 | シャワーヘッドの中にたまっていたカスがどっと出てきています。
 | 
 | ヘッドをシャワーにもどして、
 | しばらく水を流すとある程度ヘッド内部の
 | ある程度分解されたカスが出てきます。
 | 
 | 海外にいるといろいろと不思議な事があり、
 | 結構大変だったりしますが、お役に立てれば幸いです。
  | 
 └――――――――――――――――――――――――――――――


 お酢は強酸です。
 ヌルっとした手触りを感じたら、
 それはタンパク変性が起きている証。
 希釈が不十分だと、お肌の弱い人には強い刺激となります。

 ですから、お酢を直接肌に触れさせないこと。
 本来の使用法である調味料として、
 あるいはお掃除グッズとして使うとよいでしょう。

 

 


 ▼でました! 湯シャン方法の決定版


 これで、「お水シリーズ」はひとまず完結。
 湯シャンに欠かせない"お水"への理解を
 少しでも深めていただけたら幸いです。


 このシリーズのしめくくりとして......
 読者さんから寄せられた「湯シャン法」をご紹介したいと思います。

 こちらの読者さんは腰まであるワンレングスとのこと。
 長い髪を湯シャンでどう洗うか、
 試行錯誤の日々を過ごされたようです。

 その日々の結晶!とも言えるメールをご紹介いたします。
 お寄せくだったHさん、ありがとうございます。

 


 ┌――┐
 |\/|【長髪の湯シャン】
 └――――――――――――――――――――――――――――――
 | 
 | 1.<念入りにブラッシングする>
 |   まずは、本気で念入りにブラッシングです。
 |   髪をとかす方向を変えながら、
 |   上から下から斜めから、1分間くらいやります。
 | 
 | 
 | 2.<髪と地肌全体をお湯で濡らす>
 |   次に、髪と地肌全体を濡らし
 |   地肌をマッサージするように洗います。
 | 
 |   ぬるま湯ではなく、熱めのお湯(40~42℃)がオススメ。
 |   洗面器にお湯を浸すのではなく、シャワーを使います。
 | 
 | 
 | 3.<後頭部から洗い始める>
 |   うつむき、後頭部から始めます。
 |   そして髪をしっかり分け、地肌を露出させながら洗い、
 |   小まめに移動しながら同じことを繰り返します。
 |   邪魔くさいですが、キモです。
 |   
 |   髪を分けて頭皮を洗っている間中、
 |   熱めのシャワーを、揉み洗いしているその部分にあて続けます。
 |   頭皮も、髪も、指先も、同時にお湯で擦り洗いしている状態です。
 |    (こうすると、手を拭いたり洗ったりしなくてすみます)
 |   
 |   エコが叫ばれてる時代に、もったいないのですが、
 |   頭皮が落ち着くまでは、しばらく割り切って、
 |   熱めの水量のあるシャワーで試してみてください。
 |   最初は小麦粉シャンプーを使うのがオススメですが、
 |   こちらも大判振る舞いで
 |   景気よく使うのがよいと思います。
 |   
 |   頭頂部まできたら体を起こし、
 |   頭の上からシャワーをあびながら同じように洗います。
 |   分けてモミモミ、分けてモミモミという感じです。
 |   
 |   
 | 4.<シャワーの力でとかしながら洗い流す>
 |   洗い流しの最後は、頭を起こした状態で、
 |   頭頂部から毛流れを整える様にシャワーをあてます。
 |   シャワーの力で髪をとかす要領です。
 |   
 |   徐々にシャワーをあてる位置を移動させながら。
 |   この時点で、からみをできるだけといておきます。
 |   
 |   
 | 5.<水気をしぼりタオルドライ>
 |   整えた毛流れをくずさないよう、握るようにしてしぼり、
 |   タオルドライも、握るようにして水気をとります。
 | 
 |   その後は、ガイコツ状のクシで
 |   小分けにしながら毛先からとかします。
 |   (濡れてる間は、目の詰まったクシやブラシはNGです)
 |   すぐに乾かします。
  | 
 └――――――――――――――――――――――――――――――

 


 このメールの最後に、こんなメッセージが添えられていました。


  " 邪魔くさいでしょうか・・・(笑)
    けど結果的には一切無駄がありません。

    湯シャンをしながらも、長い髪を維持したいのなら、
    やはり短い人よりは、少々の手間と工夫が要ると思います。

    脱シャンを始めた頃は、お風呂に疲れ果てていましたが、
    試行錯誤しながら、最近はコツがつかめてきました。
    牛田さんのおっしゃる通り、
    ある頃から頭皮の皮脂分泌が減ってきました。 "

 

 このほかにも、読者さんの工夫が光るメールがいくつも。
 どうやら、湯シャン生活を快適に楽しむには
 「3つのコツ」があるようです。


  ◆-------------------------------------------------◆
    1.ぬるま湯ではなく、熱いお湯を使うこと
     (温度が高いほうが皮脂が落ちやすくなります)

    2.手軽さや効率を追わないこと

    3.自分の地肌や髪を丁寧にメンテナンスしよう。
      という気持ちをもつこと
  ◆-------------------------------------------------◆

 

 


 ▼一連のお水シリーズ、いかがでしたか?


 現在、「温泉水」「海洋深層水」「ローズウォーター」
 「○自然水」「クラスター水」「○ウォーター」「○○○安定純水」

 などなど、塩素対策ができる、水分補給できる、お肌に良い......
 と謳われた商品が数多く流通しています。

 それらについても多数のお問い合わせをいただいていますが、
 秘密の化粧品の読者のみなさんなら、
 「すべて意味がない行為」であることがお分かりのはず。

 ご興味のある方は、
 「似非科学」「疑似科学」「ニセ科学」などのキーワードで
 検索してみてくださいね。

 えっ、あれも?
 なんて発見があるかもしれません......。

 


 ★牛田への感想・コメントがありましたら、
  お気軽にどうぞこちらへ。
  http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php

 

 

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