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2024年08月20日配信

どのくらい?『髪からの影響』の秘密 | 第812号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2024/08/20━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第812号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 測定をしていると、他の箇所に比べて
 額の紅斑値が高い方が多い傾向があります。


 「額......。何かあるんでしょうか」


 牛田は髪からの間接接触が原因と考えています。

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          どのくらい?

        『髪からの影響』の秘密

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 ▼額の紅斑値が高い?


 「お湯洗髪をしているから、
  髪に付着しているものはないはずですよね」


 もちろんシャンプーやリンスを使っていたときほどの
 強い影響はありませんが。

 ただ、手で髪に触れることで、
 手に付着した柔軟剤や抗菌剤が髪につき、
 その髪が顔に触れて赤みが出てしまうのです。

 頬に髪が触れている方は
 頬の紅斑値も高いです。


 「そういえば、測定でお話しているときに
  髪を触っている方が多いですね」


 はい。
 無意識に。





 ▼髪からの影響がなくなったら


 「でも実際どのくらい影響しているんですか?」


 測定にいらしていたKさんは、
 なかなか額や頬の紅斑値が下がらず、

 「もう全部やっているんですが」

 と思い当たらない様子でしたが。

 お話をしていくうちに、
 「髪を伸ばしたのが久しぶりなので、
 髪が触れているのかもしれない」ということがわかりました。

 その翌日に髪を切ったというKさん。

 1ヶ月後の測定では、測定箇所すべてで
 紅斑値が大きく下がり、ご自身の最高記録でした。

 見た目の印象もずいぶん白くなっていました。


 「即断!行動力がありますね」


 そうですね、白木さん。

 以前もお話しましたが、
 皮膚や髪の表面はマイナスに帯電していますので、
 柔軟剤や抗菌剤が吸着しやすい特徴があります。

 髪を切ることはできなくても。

 額や頬など、髪の触れる部分に
 カサつき、シミ、赤み、ニキビがある方は
 意識して髪を触らないようにしましょう。


 「髪や顔を触らなければ
  手を頻繁に洗う必要はないんですよね」


 白木さん、その通りです。

 ペーパータオルを使って手洗いをするのは
 洗顔や洗髪、コンタクトを外すときなど
 顔や髪に触れる前のみで大丈夫です。





 ▼測定も選択肢に


 「意外と髪からの影響が大きいことが
  改めてわかりました!」


 そうですね、白木さん。

 思い当たることがないのになかなか
 肌の状態が変化しないという場合は
 無意識の習慣から影響を受けている場合があります。

 髪の毛に触ることをぜひ意識してみてくださいね。
 数値で確認したいという方の測定への参加もお待ちしています。




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  https://jstcd.or.jp/contact/

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