メールマガジン「秘密の皮膚科学」バックナンバー

2025年10月21日配信
どうやって洗ったら?『洗顔・洗髪時のご質問』の秘密 | 第864号
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2025/10/21━☆
健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第864号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
今週は洗顔・洗髪について。
「最近始めた方からも、洗顔のやり方について
ご質問が結構きていましたね」
はい。
今日はよくいただくご質問におこたえします。
☆-------------------------------------------------------☆
どうやって洗ったら?
『洗顔・洗髪時のご質問』の秘密
☆-------------------------------------------------------☆
▼洗顔のご質問
まずは、洗顔のご質問について。
Q1.乾燥肌でもお湯の温度は関係ない?
A1.
温度が熱いと乾燥感が出てしまうのでは、と
いう心配があるかもしれませんが。
触れられる程度の温度なら、
タンパク質が熱変性を起こすことはありません。
健康な皮膚であれば、
熱めのお風呂に入っても乾燥感が起きることは
ないので安心してくださいね。
「逆にべたつくこともないんですよね?」
もちろんです。
こちらでお話したように↓
☆第852号 皮脂の役割?『脂性肌』の秘密~その3~
https://hisesshoku-derm.com/archives/2025/07/_852.php
皮脂分泌が過剰になるのは、
皮脂膜を洗浄剤などで必要以上に
洗い流してしまったとき。
お湯のみの洗顔では心配はいりません。
「冷たい水がいいときはありますか?」
炎症やかゆみがあるときは冷水のほうが
よいでしょう。15度くらいで痛覚神経よりも
冷覚が優位になるため、神経の興奮が治まり
かゆみが和らぎます。
Q2.お湯だけで汚れは落とせますか?
A2.
身体の代謝によって出るもので、
洗浄剤を使わないと落とせないものはありません。
落ちにくいメイクや日焼け止めを
特別なときに使用した場合は、
クレンジングなどの洗浄剤が必要になります。
そうでなければ、身体のどの部分を洗うときも
洗浄剤は不要です。衛生上の問題もありません。
Q3.何回くらいすすげばいいですか?
A3.
10回程度を目安に洗いましょう。
べたつきが落ちていない感じがする場合は、
手に皮脂がついている状態です。
一度ペーパータオルなどで
ぬぐってから触ってみましょう。
「皮脂が残ってしまっても
ニキビができたりはしないんですよね」
はい。ニキビができるのは
過剰な皮脂分泌が原因ではありませんでしたね。
こちら↓
☆第850号 細分化?『脂性肌』の秘密
https://hisesshoku-derm.com/archives/2025/06/_850.php
▼洗髪のご質問
続いて、洗髪についてです。
Q1.お湯のみで洗って髪は傷みませんか?
A1.
よくご質問がありますが、
髪も頭皮もタンパク質でできています。
シャンプーやリンスに含まれる
界面活性剤にはタンパク変性作用がありますから、
接触することによって、髪や頭皮が傷んでしまいます。
「でも傷んでいるようには見えないですよね」
そうですね、白木さん。
それは髪を界面活性剤でコーティングして
つやつや、サラサラした見た目にしているからです。
シャンプーの使用をやめると
髪は素の状態に戻ります。パサパサしているときは
髪が傷んでいるということ。
お湯洗髪を続けて健康な髪が伸びるのを
待ちましょう。
Q2.フケが出るときはどのように洗えばいいですか?
A2.
フケは頭皮で異常剥離が起きているということ。
異常剥離についてはこちらから↓
☆第849号 なぜ起きる?『乾燥肌』の秘密
https://hisesshoku-derm.com/archives/2025/06/849_849.php
「フケが出る原因は頭皮に一次刺激性物質が
接触しているから、 でしたね」
その通りです、白木さん。
頭皮に触れる寝具や帽子、ヘアブラシなどに
柔軟加工や抗菌加工がされている可能性があります。
「洗い方のコツはありますか?」
強くこすらないこと、
ヘアブラシを指定の中性洗剤で洗うこと、などが
挙げられます。
洗い方のコツは読者の方がたくさんご報告を
くださっています。
☆第832号 解決?『冬のフケのご相談・その後』の秘密
https://hisesshoku-derm.com/archives/2025/01/_832.php
他にもありますので、気になる方は
サイトを検索してみてくださいね。
▼非侵襲生活のコツをまとめたコンテンツを
これから非侵襲生活を始める方が疑問を
解決できるよう、日常生活のいろいろな場面と
そのコツをまとめておきたいですね。
少しずつコンテンツを作っていきます。
今回は洗髪・洗顔の疑問でしたが、
リクエストがありましたら
お気軽にお送りくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ
どうやって洗ったら?
『洗顔・洗髪時のご質問』の秘密
☆-------------------------------------------------------☆
▼洗顔のご質問
まずは、洗顔のご質問について。
Q1.乾燥肌でもお湯の温度は関係ない?
A1.
温度が熱いと乾燥感が出てしまうのでは、と
いう心配があるかもしれませんが。
触れられる程度の温度なら、
タンパク質が熱変性を起こすことはありません。
健康な皮膚であれば、
熱めのお風呂に入っても乾燥感が起きることは
ないので安心してくださいね。
「逆にべたつくこともないんですよね?」
もちろんです。
こちらでお話したように↓
☆第852号 皮脂の役割?『脂性肌』の秘密~その3~
https://hisesshoku-derm.com/archives/2025/07/_852.php
皮脂分泌が過剰になるのは、
皮脂膜を洗浄剤などで必要以上に
洗い流してしまったとき。
お湯のみの洗顔では心配はいりません。
「冷たい水がいいときはありますか?」
炎症やかゆみがあるときは冷水のほうが
よいでしょう。15度くらいで痛覚神経よりも
冷覚が優位になるため、神経の興奮が治まり
かゆみが和らぎます。
Q2.お湯だけで汚れは落とせますか?
A2.
身体の代謝によって出るもので、
洗浄剤を使わないと落とせないものはありません。
落ちにくいメイクや日焼け止めを
特別なときに使用した場合は、
クレンジングなどの洗浄剤が必要になります。
そうでなければ、身体のどの部分を洗うときも
洗浄剤は不要です。衛生上の問題もありません。
Q3.何回くらいすすげばいいですか?
A3.
10回程度を目安に洗いましょう。
べたつきが落ちていない感じがする場合は、
手に皮脂がついている状態です。
一度ペーパータオルなどで
ぬぐってから触ってみましょう。
「皮脂が残ってしまっても
ニキビができたりはしないんですよね」
はい。ニキビができるのは
過剰な皮脂分泌が原因ではありませんでしたね。
こちら↓
☆第850号 細分化?『脂性肌』の秘密
https://hisesshoku-derm.com/archives/2025/06/_850.php
▼洗髪のご質問
続いて、洗髪についてです。
Q1.お湯のみで洗って髪は傷みませんか?
A1.
よくご質問がありますが、
髪も頭皮もタンパク質でできています。
シャンプーやリンスに含まれる
界面活性剤にはタンパク変性作用がありますから、
接触することによって、髪や頭皮が傷んでしまいます。
「でも傷んでいるようには見えないですよね」
そうですね、白木さん。
それは髪を界面活性剤でコーティングして
つやつや、サラサラした見た目にしているからです。
シャンプーの使用をやめると
髪は素の状態に戻ります。パサパサしているときは
髪が傷んでいるということ。
お湯洗髪を続けて健康な髪が伸びるのを
待ちましょう。
Q2.フケが出るときはどのように洗えばいいですか?
A2.
フケは頭皮で異常剥離が起きているということ。
異常剥離についてはこちらから↓
☆第849号 なぜ起きる?『乾燥肌』の秘密
https://hisesshoku-derm.com/archives/2025/06/849_849.php
「フケが出る原因は頭皮に一次刺激性物質が
接触しているから、 でしたね」
その通りです、白木さん。
頭皮に触れる寝具や帽子、ヘアブラシなどに
柔軟加工や抗菌加工がされている可能性があります。
「洗い方のコツはありますか?」
強くこすらないこと、
ヘアブラシを指定の中性洗剤で洗うこと、などが
挙げられます。
洗い方のコツは読者の方がたくさんご報告を
くださっています。
☆第832号 解決?『冬のフケのご相談・その後』の秘密
https://hisesshoku-derm.com/archives/2025/01/_832.php
他にもありますので、気になる方は
サイトを検索してみてくださいね。
▼非侵襲生活のコツをまとめたコンテンツを
これから非侵襲生活を始める方が疑問を
解決できるよう、日常生活のいろいろな場面と
そのコツをまとめておきたいですね。
少しずつコンテンツを作っていきます。
今回は洗髪・洗顔の疑問でしたが、
リクエストがありましたら
お気軽にお送りくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ

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