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2025年10月07日配信

ASVCの開発?『非侵襲生活』の秘密 | 第862号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2025/10/07━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第862号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 今週はASVC(活性保持型ビタミンC)と
 非侵襲生活についてです。


 「ASVCは使った方がいいんですか?」


 そうですね。
 ご報告を紹介しながらお話しましょうか。

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              ASVCの開発?

          『非侵襲生活』の秘密

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 ▼臨床モニターの声をご紹介


 臨床モニター(ASVC併用)に参加してくださった方の
 ご報告です。


 【ご報告1】

 「肌が明るく」Mさん(30代女性)
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 写真でみるとあまり変わってないようにみえますが、
 顔色が白っぽく明るくなり、全体的にハリがあり、
 毛穴も少し目立たなくなりました。

 いちばんうれしいのは、
 何もつけていないという爽快感と、そのままの自分で
 人前に立てるという自信のようなものが育ったことです。

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 Mさんは毛穴のざらざら、黒ずみが
 気になってモニターに申し込まれました。

 赤みもあったそうですが、シャンプー、ボディソープをやめて
 洗剤を指定のものに切り替えたら改善したと
 ご報告をくださっていました。


 「接客のお仕事をされているんでしたね」


 はい。
 爽快感と自信が育ったとのこと。
 本当にうれしいです。



 【ご報告2】

 「シワ、毛穴、シミが改善」Kさん(50代女性)
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 4ヶ月経過した現在、モニターのきっかけになった
 額のシワがほとんどなくなりました。ほかの部分も、
 写真を見るとシワが明らかに薄く減っています。

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 全体の印象が一段白く明るくなり、ピカッとした感じです。
 ぽつぽつと気になっていた小鼻や顎先の毛穴の
 黒ずみもほとんど気にならなくなりました。

 シミも減ったり薄くなったりしていると思います。

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 ただ、ASVCを始めてわりとすぐ、3回ほど大きな
 にきびができました。昔悩まされていたのと同じ、
 真っ赤に腫れるタイプのにきびが繰り返し
 耳の周りにできました。

 非接触生活になってからこんなこと
 ほとんどなかったのでびっくりしました。

 ASVCのお陰で早く治りましたが、赤い跡がまだ残っています。
 耳の周りは手や髪の接触があり、それが原因かなと思い、
 気をつけるようにしています。

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 「Kさんは海外から参加中ですね」


 はい。
 Kさんは続いてこんなご報告もくださってます。

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 非接触生活のおかげで、いつもにきびだらけ、
 赤く痒いところだらけということはなくなりましたが、

 ASVCを使うことで一段も二段も肌が明るくなり、
 こんなにきれいになれるんだという信じられない気持ちです。

 お忙しい中、本当にありがとうございます。
 牛田様の功績がますます広まりますよう心から願っております。

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 「嬉しいですね!
  やっぱりASVCは使った方が
  改善が早いんでしょうか」


 そうですね。
 Mさん、Kさん、
 ご報告本当にありがとうございます。





 ▼活性保持型ビタミンCの開発


 非侵襲生活だけでは改善しにくい、
 色素沈着やシミに対処できるものを探して
 研究を続けてきましたが。

 皮膚への効果が期待でき安全性の高い、
 アスコルビン酸(ビタミンC)を選びました。

 通常ビタミンCを経口摂取しても
 多くは体内で消費され、皮膚には届きません。

 そのため、塗布によって皮膚に直接
 ビタミンCを配分することはできないか。
 新規に製剤を開発することにしました。

 水溶液では皮膚に浸透させることはできません。
 そこでナノサイズの結晶をグリセリンに懸濁させて
 クリーム状にすることにしたのです。

 ASVC(活性保持型ビタミンC)の塗布によって
 得られた臨床結果は、


 〇ニキビ・毛穴の開き・酒さ・赤み・毛孔性角化症
 〇しわ・カサつき・乾燥
 〇肌荒れ・アトピー性皮膚炎・痒み


 の改善に寄与している臨床報告が集まっています。


 〇真皮が修復される
  (ニキビ痕の凹みが目立たなくなる)
 〇傷が早く治る


 という報告も届いています。


 「いろいろありますね!」


 はい。
 測定やモニターのみなさんからの
 経過写真、ご報告からわかってきたことです。


 「いいことばかりのようですが、
  副作用はないんですか?」


 ビタミンC(アスコルビン酸)はもともと
 体内にあるもの。その他の原料も
 グリセリンとジグリセリンのみで細胞毒性はありません。

 長期連用しても薬のような副作用はないのです。


 「最近牛田さんがよく言っている『侵襲』には
  当てはまらないんですね」


 もちろんです、白木さん。

 薬は侵襲物質ではないと切り分ける説がありますが、
 生化学に影響を与えている時点で侵襲(毒)です。

 薬には病気を治したり、症状を軽くする
 本来の目的の働きのほかに、望ましくない影響(副作用)も
 同時に出てしまうことが多いのです。
 効果があるなら副作用もあるということです。





 ▼非侵襲生活とビタミンCの効果


 改めて侵襲とは:
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 生体の内部環境の恒常性を
 乱す可能性がある刺激全般をいう。

 ここでは、皮膚の内部環境(バリア機能:
 細胞間脂質の接着力)の恒常性を乱す要因です。

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 侵襲を受けやすい肌体質の人(肌の弱い人)は、
 侵襲を受けない生活「非侵襲生活」をしましょう。
 ASVCを併用して早く肌の状態を整えましょう。


 「ASVCを使っていれば
  肌は整うんですよね?」


 残念です、白木さん。

 侵襲を受けやすい人は侵襲が続いている限り、
 ASVCを使っていても色素沈着が濃くなったり、
 ニキビができたり、と一進一退を繰り返します。

 ビタミンCも侵襲には負けてしまうのです。

 ビタミンCの効果を得るには
 非侵襲生活をすることが欠かせません。

 今週は読者のみなさんと20年の歳月を経て得られた
 現時点での臨床結果のお知らせでした。




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  https://jstcd.or.jp/contact/

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