メールマガジン「秘密の皮膚科学」

2011年04月12日配信

第273号 お肌が弱い人のための『花粉症対策』の秘密

 みなさん、こんにちは。
 コスメプロデューサーの牛田専一郎です。


 最近、くしゃみと鼻水が止まらない白木さん。
 机にはティッシュの山ができています。

 もしや、その症状は?


 「ハイ。花粉症です!! ......っくしょん!」


 スギ・ヒノキの花粉症の方は、
 3月から5月頃まで症状が続くようですね。

 読者のみなさんからもリクエストをいただいていますから、
 毎年恒例ですが、今回は【花粉症対策】をお届けします。


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           ── お肌が弱い人のための ──

            『花粉症対策』の秘密

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 ▼花粉の季節、どう過ごす?


 毎年、この時期になると
 肌荒れのご報告がたくさん届くようになります。

 3月に配信した「牛田プロジェクト」252号では
 花粉症と肌の関係、接触を避ける方法のおさらいをしました。

 使い捨てマスクを洗ってから使用したら、
 肌荒れが改善したというご報告も紹介しています。

  ☆第252号「今年も花粉症対策」
   http://hisesshoku-ryouhou.com/archives/2011/03/252.html






 ▼花粉症と肌荒れの関係は?


 皮膚に花粉が接触して
 肌荒れが起きているのではありません。

 花粉症のストレスや、体調不良で
 皮膚のバリア力が低下しているところに
 何か一次刺激性物質との接触があると、
 肌トラブルが起こったり、悪化したりするのです。

 これは、生理前に肌荒れが起こるメカニズムと同じですね。

 生理前の肌荒れは、
 性ホルモンによって肌荒れが引き起こされているのではなく、
 生理のストレスや、生理痛などで
 皮膚のバリア力が低下しているところに
 何か一次刺激性物質との接触があり、
 肌トラブルが起こっているのでした。

 その一方で、
 生理前でも肌荒れしない人は普通にいます。
 花粉症でも、肌荒れしない人もいます。

 花粉症で肌荒れが起こる人、
 生理前に肌荒れが起こる人は
 "肌の弱い人"です。

 そんな肌の弱い人は、
 肌に一次刺激性物質を接触させないことに加えて、
 体調を悪化させないことも大切です。

 肌の弱い人は、体調不良からくる不快感(ストレス)により、
 皮膚のバリア力が益々低下してしまうという悪循環になるのです。






 ▼読者のみなさんの対策 ~1.接触物の管理~


 「牛田プロジェクト」では、読者のみなさんから
 花粉症のシーズンを乗り切るアイディアを募集しました。

 「秘密の化粧品」読者のみなさんにも、ご紹介いたします。
 ぜひ参考になさってくださいね。

  ┌────────────────────────────
  |◆【ファンデーションは最低限に】
  | 
  | 3月に入り、花粉に悩まされる季節になりました。
  | この時期は、顔が少しの刺激でもとても痒くなります。
  | 
  | ASVCを塗るとひりひりというよりむずむず痒くなります。
  | この時期は、夜厚めに塗るのをやめて、
  | 朝、薄めに塗っています。
  | 
  | シミ、ソバカスのところのみ
  | ファンデーションをつけています。
  | 乾燥は今のところしていません。
  | これで、花粉シーズンを乗り切ろうと思います。
  | 
  |                     (40代・女性)
  └────────────────────────────
 
  花粉症によって肌のバリア力が低下して
  普段よりも接触物の影響を受けやすくなります。

  そのため、ASVCにも刺激を感じるようになっています。

  そのようなときは、全成分に問題のないファンデーションでも、
  いつもより肌には負担となっています。

  ファンデーションは使用しないのが一番ですが、
  どうしても使わなければいけない場合は、
  必要最低限にしましょう。



  ┌────────────────────────────
  |◆【かゆいときはこまめに洗顔】
  | 
  | おかげさまで調子がいいです。
  | 日によって差がありますが、鼻周りの皮がほとんど
  | むけなくなりました。にきびも出来にくくなったようです。
  | 
  | 花粉症でつい目を触ってしまって、一度消えた目の下の
  | シワが出てきてしまいました。
  | 
  | ノーメイクでいるのが普通で、毎日が快適です。
  | いつでも手ぬぐいをバッグにいれてあり、
  | スポーツの後や花粉でかゆいときも
  | ジャバジャバ洗顔しています。
  | 
  |                     (30代・女性)
  └────────────────────────────

  目がかゆいときは、手でこすったりせずに
  軽く洗顔するとよいでしょう。

  花粉症のときは、目がかゆかったり、
  鼻をかんだり、手で顔に触れることが多くなります。

  無意識のうちについ触ってしまいがちですが、
  手には一次刺激性物質がついています。
  その手で顔を触ってしまうと、トラブルが出てしまいます。

  必ず、流水の下で
  手を指定のペーパータオルや手ぬぐいでぬぐうように洗ってから、
  顔を触るようにしましょう。



 ☆ここで、ちょっとおさらいです。

 ~【花粉の季節に気をつけたいもの】~

  1.保湿ティッシュ

   鼻をかんでも痛くなりにくい、保湿タイプのティッシュには、
   保湿成分に加え柔軟剤なども
   配合されている可能性があります。

   ローションティッシュでトラブルを起こした事例も
   ありますので、肌の弱い方は注意してくださいね。

 (補足)
 保湿タイプのティッシュでなくても、一般的なティッシュやトイレットペーパーには
 加工がされています。使用により毛穴の黒ずみや赤み、カサつきを起こす事例がありますので、
 トラブルのある方は、指定のペーパータオルを濡らして使うなどの工夫をしましょう。(2012.7.23)



  2.マスクの取扱い

   マスクの着脱のときにも、洗っていない手で
   マスクの内側(肌に触れる部分)に触らないようにしましょう。

   はずした後にも注意が必要です。
   そのままバッグやポケットに入れると、
   バッグやポケットに施された柔軟剤などが付着してしまいます。






 ▼読者のみなさんの対策 ~2.体調の管理~


 接触物の管理に加え、体調の管理も大切です。

  ┌────────────────────────────
  |◇【外出を控え、掃除をまめに】
  | 
  | 花粉症の季節ですが、できるだけ外に出ず、
  | 掃除をマメにして、早めの抗アレルギー剤で
  | かなり症状が軽いです。
  |                     (40代・女性)
  └────────────────────────────

  ┌────────────────────────────
  |◇【冷え対策や軽い運動で】
  | 
  | 今年も花粉の季節ですね。
  | 風も強いし、まだ寒い日が続いています。
  | 外出するのが嫌になってしまいます。
  | 
  | 昨年の私のお肌の状態からすると、
  | いま、とても強いお肌になっていると感じます。
  | 
  | 私の場合、ついついお肌を強くゴシゴシ
  | こすらないように気を付けています。
  | 手ぬぐいを使ってお肌を洗う時にも、優しくやさしく。
  | 
  | それから体を冷やさないように、
  | 寒いのを我慢しないことや、薄着しないよう、
  | 油断しないようにしてます。
  | 
  | 運動はバレーストレッチなど昨年から始めて一年過ぎました。
  | (ウォーキングしたいのですが、この時期はちょっと
  | 花粉やほこりな どで無理ですので室内で運動。)
  | 
  | 体にもお肌にも良いですので、
  | ストレッチなどこの調子で続けていきたいと思います。
  | 
  | 花粉やホコリや紫外線などなど、
  | ○○○の場合は火山灰もあります。
  | マスクやサングラス、帽子、雨日傘兼用の傘も必需品です。
  | 安心して使える(洗濯済みの)タオル、ハンカチも。
  | 
  | 外出先で顔や目がかゆくなったら、
  | そのまますぐに水で洗うようにしています。
  | 
  | この季節はあまり外の風に吹かれたくないです。
  | 外出すると、髪や服にホコリや花粉がたくさん
  | 付着すると思いますので、髪も毎日洗っています。
  | 
  |                     (50代・女性)
  └────────────────────────────

  花粉の飛散量が多いときは、

  ・できるだけ外出をしない
  ・こまめに掃除をする
  ・軽い運動をする

  など、日ごろからできることがありそうです。






 ▼肌のバリア力は高めることができる?


 今は季節の変わり目でもありますので、
 花粉症でなくても、肌の状態が不安定な方も多いでしょう。

 ちょっとした接触でも肌に影響を受けてしまうという
 読者の方から、こんなお問い合わせが届きました。

  ┌────────────────────────────
  |◎【肌荒れしやすい体質は治らない?】
  | 
  | ずっと順調に回復していたのですが、
  | このところ調子が悪くて悩んでいます。
  | 
  | 寒暖の差?花粉の季節??
  | 疲れからくる免疫力の低下???と悩んでいたのですが、
  | 『やはりっ』なんらかの接触による荒れだったんだと
  | 再認識しているところです。
  | 
  | それにしても、あっという間に荒れてしまうんですから、
  | この現代を生き抜くのになんて難儀な体質だと
  | ちょっとがっかりしています。
  | 
  | バリアの力をつけるにはどうしたらいいのでしょうか。
  | ずっと接触しないことで防ぐしか無いのでしょうか。
  | ちょっと悲しいこの頃です。
  | 
  | ただ、お陰様で当初に比べると格段に整った肌をみると、
  | もしかしたら、肌に対して欲が出てきたのかもしれないです!
  | 
  | 信じてがんばればもっともっとなんとかなるはず、
  | という感じなのかもしれないですね!
  | 
  | まわりの人が、
  | 「いったいどんな化粧品を使っているの??」と
  | 質問してくれるその日までがんばるつもりです。
  | 
  |                     (40代・女性)
  └────────────────────────────


 残念ですが、肌の強さは生まれつきのもの。

 肌の弱い人が、一次刺激性物質と接触して
 トラブルが出ないようになることはなさそうです。

 ただ、花粉症や季節の変わり目など
 肌の弱い人は、自分の肌が荒れやすい時期を
 自覚していることと思います。

 そのようなバリア力の低下する時期は、

 ・メイクをしない
 ・いつもより"運動・栄養・休養"に気をつける

 など、接触物と体調の管理をしましょう。


 また、精神的なストレスを溜めないようにすることも大切です。
 肌荒れをストレスに感じることも多いのですが、
 慌てる必要はありません。

 1日を振り返って、
 肌に接触している一次刺激性物質を洗い出しましょう。

 原因を見つけて取り除けば、
 翌日から健康な肌に戻り始めます。

 落ち着いて対処してくださいね。





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