メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2011年01月11日配信

第263号 次の展開?『間接接触を踏まえて』の秘密

 みなさん、こんにちは。
 コスメプロデューサーの牛田専一郎です。

 2011年も、メルマガ「秘密の化粧品」は
 『健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと』
 をテーマに、淡々とお届けいたします。

 白木さんともども、
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。


 年明け1号めとなる本日は、
 昨年分かったことと、今年の展望を。
 牛田の"抱負"もお話いたします。


 「牛田さん、抱負は短めにお願いしますネっ!」

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             ── 次の展開? ──
  
          『間接接触を踏まえて』の秘密

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 ▼2010年の大発見? ~間接接触いろいろ~


 昨年も、みなさんからのご報告のおかげで
 多くの新しい発見がありました。

 なかでも反響が大きかったのが「間接接触」です。

 日常生活には抗菌処理をしたものがたくさんあること。

 そして、
 手についた柔軟剤や抗菌剤が、顔を触った際に
 大きく影響してしまうことが分かってきました。


 8項目を実践していても
 この「間接接触」が思わぬ落とし穴となって
 なかなか改善に至らないというケースもあるようです。
 
  ☆【8項目】とは? ~「何もつけない」お手入れ法~
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2009/06/nanimo.php




 ◆間接接触に注意!(1) ~抗菌剤・柔軟剤~

  ┌────────────────────────────
  |◇【抗菌処理されたものが増えているような】
  | 
  | 現在豚毛で抗菌とかされてないものを使用してました。
  | もう1本欲しくて探しましたが、
  | 抗菌化されていたり、アミノコーティング?
  | されていたりして、純粋に何も施されてない
  | 豚毛のブラシってなくなりましたよね?
  | 
  | あるところにはあるのでしょうけど、
  | 処理化されてるものが一般的になってるような......。
  | 
  | 抗菌グッズ、抗菌処理......、
  | 改めてみると抗菌処理されてないものが
  | 少なくなってるような気がします。
  | 
  | 自分のように効果が現われない者には
  | 至るところに落とし穴や壁があるような気がします。
  | 
  |                     (30代・女性)
  └────────────────────────────

  ┌────────────────────────────
  |◇【まだできることがありそう】
  | 
  | 髪の毛による接触、
  | 手で顔を触る......。これも大きな原因ですね。
  | メルマガなどを拝見して衝撃です。
  | 
  | ここ数日、手で顔を触らないことに気をつけ
  | (かゆくても数秒ぐっとガマン)、
  | 洗顔の前も流水で手ぬぐいを使いながらぬぐって
  | 髪の毛も極力触らないよう努力。
  | わずか数日でなんだかだいぶ違う気がします。
  | 
  | それから浴室のシャワーヘッド。
  | 数年前、高いものを買って
  | (遠赤外線が何たらかんたらとか、
  | 活水がなんとかとかいろいろ謳ったもの)を
  | 取り付けたままにしていましたので、を元に戻しました。
  | いい方向に向かうといいのですが......。
  | 
  | もうできることは何もない!
  | とスランプに陥っていましたが、
  | まだできることがある、と気持ちを持ち直したところです。
  | 
  | しばらく、寝るときはヘアバンドをして
  | 髪の毛がこめかみやフェイスラインにあたらないよう
  | 気をつけて、枕にかけるタオルを毎日取り替えるなど
  | トライしてみたいと思います。
  | 
  |                     (30代・女性)
  └────────────────────────────

 顎やこめかみ、頬などにトラブルが出る方は、
 無意識のうちに、手で顔に触る癖があることが多いようです。

 考え事をしているとき、話をしているとき、
 手で顔に触れていないか
 気をつけてみてくださいね。

 また、よく手で髪を触っている方は、
 手についた柔軟剤や抗菌剤が髪に付着して、
 それが顔にダメージを与えることもあります。






 ◆間接接触に注意!(2) ~シャンプー・カラーリング剤~


 カラーリングやシャンプーをした髪が肌に触れたり、
 カラーリング後に髪を洗って
 色落ちしたお湯が顔や身体に流れたりすると、
 かゆみやカサつき、赤み等のトラブルが出ることがあります。


  ┌────────────────────────────
  |◇【軽い気持ちでシャンプーしたら】
  | 
  | "何もつけない"を始めてから半年以上経ちました。
  | 先日、家でヘアカラーをしてから、薬の臭いが気になり、
  | 数日間シャンプーをしました。
  | 
  | その後ASVCを顔にぬり、
  | シャンプーを3日に1回するというのを
  | 軽い気持ちで2週間ほど続けたところ、
  | 顔(特に口周り)が荒れてASVCを塗っても治りませんでした。
  | 
  | それで、また湯シャンに切り替えたところ、
  | すぐ肌荒れが治りました。
  | 
  | 私は、健康な肌を取り戻していく中で、
  | ASVCは万能の無敵なものだと勘違いしていたようです。
  | 
  | そうではなく、湯シャン、何もつけないあってのものだと、
  | 改めて実感しました。そして、今回のヘアカラーが
  | 髪色戻しだったこともあり、もうヘアカラーもシャンプーも
  | しないぞという強い気持ちでいます。
  | 
  | 最近あみだした、湯シャンの方法を紹介します。
  | まずシャワーで髪全体をゆすぎ、
  | 次に、シャンプー時の頭皮マッサージ用の
  | ゴムでできたようなブラシで、頭皮全体を
  | マッサージしながらシャワーをあてます。
  | 
  | そして、手ぬぐいを頭の上に広げてたらし、
  | 手ぬぐいの上から指が頭皮にあたるように、
  | 指の位置をずらしながらマッサージします。
  | 
  | 最後に、髪全体を手ぬぐいで包みながらふいて
  | シャワーして終わります。
  | 
  | 簡単で、とてもさっぱりします。
  | 当面これで頑張ろうと思います。
  | 
  |                     (20代・女性)
  └────────────────────────────

 頬や顎、首などにトラブルがある方は
 髪の影響を受けていることが考えられます。

 カラーリングやシャンプーした髪に触れた手で、
 顔に触ってもダメージとなりますので注意しましょう。






 ◆間接接触に注意!(3) ~浴槽用洗剤~

  ┌────────────────────────────
  |◇【もしかしてお風呂の洗剤が?】
  | 
  | 洗剤のことです......。
  | 私は、顔も体も頭髪も
  | お湯のみ&お湯と手拭のみを実践し始めました。
  | 
  | 入浴剤もこれまで使用していたのですが止めました。
  | 洗濯洗剤も「トップクリアリキッド」に変えました。
  | 
  | 入浴後のことなのですが、
  | 入浴剤を止めたら次の日背中に痒みがありました。
  | 
  | さら湯に入った直ぐ次の日だったので
  | 自分で考えてみたのですが、
  | お湯が悪いとは思えず考えた結果。
  | 
  | いつも、入浴後に浴槽を専用洗剤で洗っています。
  | もしかしてこの影響ってあるのかしら? と思い、
  | 牛田さんにお聞きしたくてメールしました。
  | 
  |                     (30代・女性)
  └────────────────────────────


 手を経由した間接接触だけでなく、
 家族がお風呂で石けんを使用していたり、
 抗菌・除菌成分配合の洗剤で浴槽を洗ったりしていると、
 風呂場や浴槽を経由して、
 触れた部分のお肌が影響を受けることがあります。

 これも昨年新たに分かったことのひとつです。

 背中や腕などにトラブルがあるという方は、
 浴槽に残留した脂肪酸や抗菌剤の影響を
 受けている可能性があります。






 ▼モニター制度、刷新!


 8項目に加え、
 「間接接触の影響」という新たな発見を踏まえて、
 モニター制度がまた一歩、進化します。

 今年は【非接触療法研究会】としてモニターを募り、
 医師と共同でモニタリングを行なう形に変更いたします。

 現在のモニターは3ステップ制ですが、
 今後は【2段階の2ステップ制】になる予定です。


 ■第1段階:モニター準備期間-------------------------------

  「準備段階」は、モニター応募前に
  ・8項目の実践
  ・間接接触の避け方

  をマスターするための期間です。

  ご自分が8項目をマスターできたかどうかは
  肌の変化で判断できます。

  肌を傷めるものと接触が断てていれば
  ニキビ、湿疹、炎症系の皮膚炎、カサつき、かゆみ等は
  この段階で治まっているはずです。

  この段階においてもまだ
  湿疹やニキビが繰り返しできたり、
  カサつきや毛穴の開きが改善しないのだとしたら、
  一次刺激性物質との接触が残っている証拠。
  間接接触を含め、日常生活を見直す必要がありそうです。



 ■第2段階:モニター開始-----------------------------------

  準備ができたら、モニターに申し込みます。
  モニター期間は3ヶ月。

  肌を傷めるものとの接触を断って、
  色素沈着やシミ、シワなどを早く整える段階です。

  モニター期間終了後、ご希望の方には
  非接触療法採用の病院医院をご紹介する予定です。






 ▼2011年、牛田の抱負


 冒頭で白木さんにクギを刺されてしまったので
 今年の抱負を、短めに......。


 本日お知らせをしましたとおり、
 今年は、モニター制度を2ステップ制に変更します。

 この変更が完了した時点で、
 「牛田プロジェクト」の研究開発が
 「非接触療法研究会」に移行します。

 そして、長く継続してきたモニタリングが
 医師との共同研究に変わります。

 これは、非接触療法が
 炎症系や湿疹系のアンメットニーズ領域
 (治療満足度が低く、対処されていない領域)の薬以外での
 ひとつの解決策と成りえるのか?
 という試みになります。


 まだ準備は整いませんが......

 果たして、新モニター制度は
 何月からスタートできるのでしょうか?

 これからの「秘密の化粧品」を、どうぞお楽しみに!






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