メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2009年07月14日配信

第197号 季節ごとの傾向?『お問い合わせ集計』の秘密

 みなさん、こんにちは。
 コスメプロデューサーの牛田専一郎です。


 今回は、メルマガ創刊以来初!
 の試みをしようと思います。



 ♪ドコドコドコドコ......(ドラムロールの音)。




 過去1年間でいただいた
 【お問い合わせの集計結果】を発表します!



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         ── 季節ごとの傾向?──

         『お問い合わせ集計』の秘密

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 ▼お問い合わせには"傾向"があった!


 牛田のもとには、読者の方々から
 たくさんのお問い合わせが届きます。

 これは、とてもうれしいことです。


 でも。
 うれしいと思うばかりで、
 手付かずのことがありました。

 それが【集計作業】だったんです。


 牛田の受信箱には
 どんなメッセージが届いているのか?
 時期や季節によって、傾向はあるのか?

 そんな観点から、改めてお問い合わせ内容を見直し
 集計をしたところ......



 さっそく発表いたします。
 こんな結果が出ました!

 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

  http://hisesshoku-derm.com/archives/2009/07/inquiry01.php


 <注>
  ・集計期間は、2008年6月1日~2009年5月31日。
  ・ひと月に複数回お問い合わせいただいた項目を取り上げています。




 年間を通じていただくご質問もありますが、
 その時期、その季節に集中するお問い合わせがあります。

 いまから順に、その傾向をお話していきますね。





 【1.集計から見えてきたもの ~「季節の変わり目」の傾向~ 】
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  冬から春、夏から秋など、
  気温差のある時期に増えるお問い合わせは
  「カサつきや皮むけ」についてです。

  季節の変わり目には、
  脳が自覚していないストレスが身体にかかっているため
  お肌がダメージを受けやすく、
  カサつきやすくなっているのです。


  ☆詳しくは、こちらで解説しています。
   第49号 カサカサ? 『カサつき』の秘密
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2005/10/49.php


  季節の変わり目に、
  お肌の調子がよくないと思ったら、
  カサつく部分のメイクを控えましょう。

  洗浄剤を使わずに、お湯だけで洗顔するなど、
  できるだけお肌に負担をかけないことが大切です。


  また、カサつきと併せて
  「シワ・たるみ対策」についても、
  この時期に問い合わせが増えます。

  シワが気になるからといって
  しっとりしたものを、つけないようにしましょう。

  その行為が、お肌の潤いをさらに奪ってしまうのです。





 【2.集計から見えてきたもの ~「春」の傾向~ 】
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  花粉症の季節は「マスクによる吹き出物」
  の問い合わせが多くありました。

  どうしてもマスクを使用しなければならない場合は、
  ガーゼタイプのものを洗濯するか、
  不織布のものは
  ガーゼを一枚はさんで対処するよう工夫しましょう。


  以前、不織布のマスクをかけていたら
  お肌が赤くなってしまった事例を取り上げましたね。


   ☆第188号 不織布のマスクで?『キーワードは"接触"』の秘密
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2009/05/188.php



  お仕事の都合で、お肌によくないと分かっているマスクを
  使い続けざるを得なかったSさんの"その後"をご紹介します。

  http://jstcd.or.jp/casephotos/2009_5_12_sh/


  季節の変わり目はダメージを受けやすくなっていましたが、
  気温が上がり、皮脂分泌が多くなったため
  マスクをしてもダメージが現れにくくなっています。
  (額に接触の影響が見られますが、弾力値は上がっています)

  季節(気温)によって皮膚のバリア力が変わるということを
  お分かりいただけたでしょうか?





 【3.集計から見えてきたもの ~「夏」の傾向~ 】
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  春から夏にかけては......
  すでにお分かりの方も多そうですね?

  そう、「シミ・紫外線対策」「汗」に関連する
  お問い合わせが増えます。


  これらのテーマについては、
  夏がやってくるたびに取り上げていますので、
  バックナンバーをご参考に。


   ☆第31号 『日焼け止め』の秘密~前編~
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2005/05/31.php

   ☆第32号 『日焼け止め』の秘密~後編~
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2005/06/32.php



  また、赤ちゃんやお子様の紫外線対策についても
  よくお問い合わせをいただきますが、
  基本的に、子どもも大人と同じです。

  日常生活では日焼け止めを使う必要はありません。


   ☆第158号 夏の必需品?『子ども用日焼け止め』の秘密
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/08/158.php



  汗に関しては、「におい対策」について
  お問い合わせが届いています。

  汗をかいたときは、濡れたタオルで
  こまめにぬぐうようにしてください。
  お湯のほうがさっぱりすると思います。
  試してみてくださいね。



  それから、昨年は「プールの塩素」についても
  よくお問い合わせをいただきましたよね。

   ☆第174号 プールの刺激は塩素のせい?『結合塩素』の秘密
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/12/174.php





 【4.集計から見えてきたもの ~「秋冬」の傾向~ 】
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  秋冬は、「お肌の赤み」についてのご相談が多く届きます。

  その原因として、
  セーターやマフラー、コートなど、
  クリーニングに出した衣類との接触が考えられます。


   ☆第177号 フリースならOK?『冬ならではの不調』の秘密
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/12/177.php



  洗剤については、牛田も調査を続けていますが、
  依然として、お肌が弱い方が使える
  中性洗剤が見つかっていません。


  直接お肌に触れるものは、できるだけ、
  現時点で唯一のおすすめ洗剤『トップクリアリキッド』で
  洗える素材のものを選びましょう。



  また、寒い季節は
  温泉や入浴剤についての質問も多くなります。

  温泉がアルカリ泉の場合、お肌の弱い方は
  アルカリ変性を起こしたお肌の修復力が弱いのか、
  ダメージとなります。

  ただし、普段お肌を傷めるものとの接触を断っていれば、
  ダメージは現れにくくなりますので、
  ときどきでしたら問題ないでしょう。




 ▼【お問い合わせの集計】のまとめ


 読者のみなさんからいただく相談・質問メールの内容や
 読者モニター、測定モニターのお肌の変化から。

 『お肌の弱さの度合いにも、かなり個人差がある』
 ということが分かってきました。


 年間を通して、
 お肌を傷めるもの(タンパク変性物質や感作物質)との接触により、
 皮膚トラブルを起こす人。

 季節によっては、
 お肌を傷めるものとの接触によって皮膚トラブルを起こす人。


 これを、それぞれ言い換えると......


 生まれつき、タンパク変性物質等との接触により
 変性した皮膚のタンパク質を修復する力が弱いお肌の持ち主。

 季節(気温)の変化や心身の疲労によって
 皮膚のバリア力が低下して、
 この時にお肌を傷めるものと接触すると
 皮膚トラブルを起こすお肌の持ち主。

 ということになります。



 慢性的に皮膚トラブルや皮膚疾患を繰り返している人は、
 お肌に接触しているものを確認してみてください。

 季節によって皮膚トラブルが起こる人は、
 接触しているものや、そのときの体調を確認してみてください。
 季節に応じて予防策を考えるようにしましょう。





 ▼本当に、大事なことなのです


 ここのところ、やたらと口すっぱく
 『接触』『接触』と言っていますが、
 それほどに接触が与える影響は大きいのです。

 最近、お肌の調子が悪いな。
 どうして改善しないのかな。
 と思っている人は、日ごろお肌がどんなものに『接触』しているか、
 点検しましょう。 


 そもそも、自分の肌質がどうなのか分からない......
 という人は、まずは下記リンクで自己チェックを。

 お肌が弱いのか、強いのか。
 安定しているのか、不安定になりやすいのか、分かります。
 http://hisesshoku-derm.com/archives/03self-check/


 ぜひお試しを!


 そして、分からないことがあれば
 お気軽にお問い合わせくださいね。




 ★牛田への感想・コメントがありましたら、
  お気軽にどうぞこちらへ。
  http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php





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