非接触皮膚科学

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015/06/30━☆
　　　　　健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと！

　　　　　　　　　　　 「秘密の皮膚科学」

　　　　　第465号　発行者：シニアフェロー　牛田専一郎
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　みなさん、こんにちは。
　シニアフェローの牛田専一郎です。

　前回より、ラーナーの方々にお答えいただいた
　アンケートの集計結果をお知らせしています。

　　◆アンケートの実施期間：2014/2/12～2015/5/31
　　◆回答数：253名（女性99％、男性１％）


　前回は、実践が難しいと感じる項目について取り上げました。

　　☆第464号　ラーナーへのアンケート『実践が難しい項目は？』の秘密
　http://hisesshoku-derm.com/archives/2015/06/464.php　　


　今回は、クリニックへの通院、
　そして治療満足度に関する設問の
　集計結果をお知らせいたします。

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　 　　    　　 ── ラーナーへのアンケート ──

　      　 　　『クリニックでの治療は？』の秘密

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　▼皮膚疾患での通院経験は？


　アンケートの最初の設問
　『皮膚疾患で病院に通ったことはありますか』
　の結果は次の通りでした。

　　はい　　......　63％
　　いいえ　......　37％


　また、通院経験のある方へ、その際の症状をお聞きしたところ
　次のような結果に。

　　尋常性ざ瘡（ニキビ）　......　28％
　　アトピー性皮膚炎　　　......　18％
　　湿疹　　　　　　　　　......　17％
　　脂漏性皮膚炎　　　　　......　11％



　６割の方に通院経験があるという結果になりましたが、
　以前の集計と比較すると、
　その割合は若干減っています。

　　☆2013年の集計では、通院経験のある方が69％でした
　　　http://hisesshoku-ryouhou.com/archives/2013/02/hospital_2013.html


　通院経験のある方が減っている原因として、
　最近では、肌が弱く切実な悩みを持つ方だけでなく、
　書籍や雑誌で非接触生活のことを知り
　美容・健康目的で始める方が増えていることが考えられます。







　▼病院での治療満足度は？


　『（通院経験のある方に）病院での治療に満足されましたか』


　　はい　　......　20％
　　いいえ　......　79％
　　未回答　......　 1％


　８割の方が治療に満足していない、という結果になりました。


　続いて、治療に満足された方、されなかった方、
　それぞれの理由を見ていきましょう。

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　　◆『治療に満足している』主な理由


　　　・飲み薬、塗り薬が効果的だった
　　　・イボがレーザーで取れた

　　　・ステロイドを処方され根治はしなかったが、
　　　　こんなものだと思っている

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　　◆『治療に満足していない』主な理由

　
　　　◎治療法に関するもの

　　　・薬で一時的によくなっても再発し、完治しない
　　　・飲み薬、塗り薬をずっと続けなくてはいけない
　　　・薬が効いているかわからない

　　　・原因がわからず対症療法にすぎない
　　　・病院を何軒回っても治らなかった
　　　・レーザーをした跡が消えない

　　　・言われた通りにステロイド治療を実践して悪化した
　　　・自費で不必要な保湿剤を処方された
　　　・勧められた石けんで肌荒れした

　　　・内服、外用共に処方される薬が多すぎる
　　　・ステロイド、内服薬の処方が何年も続き、薬が断てない


　　　◎診察に関するもの

　　　・きちんとした説明もなく薬を出された
　　　・薬の副作用について説明がない
　　　・相談に乗ってくれない
　　　・治らないと言われた

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　治療に満足していない方は
　皮膚疾患が根治しないこと、薬の量が多いこと、
　薬を使い続けなくてはいけないことに
　不満や不安を持っていることが分かりました。

　一方で、治療に満足している方からは
　診察についての言及がありませんでした。

　治療に満足していない方は、疾患が治らないからこそ
　診察方法について不信感を持っているようです。






　▼クリニックに求めるものは？

　
　『非接触生活研究会の会員クリニックがあったら
　　通院してみたいと思われますか』

　　はい　　......　82％
　　いいえ　......　18％


　この設問は、今回アンケートにご回答いただいた方、
　全員（253名）にお聞きしました。

　皮膚科を転々とした経験があり
　不信感があるという方も少なくありませんでしたが、８割の方が
　非接触生活を導入したクリニックがあれば行ってみたい、と回答。

　過去に通院した経験のある方に限ると、
　行ってみたいという回答は89％にのぼりました。


　続いて、非接触生活研究会の会員クリニックに
　通院してみたい理由・してみたくない理由をそれぞれ見ていきましょう。

　
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　　◇『通院してみたい』主な理由


　　　・客観的な測定などで順調にできているか確認したい、
　　　　アドバイスが欲しい（39％）

　　　・不調のとき、何かあったときに診てもらいたい（13％）
　　　・根本的な治療をしてほしい（10％）

　　　・信頼できる（6％）
　　　・非接触生活で改善を実感している（4％）
　　　・診察してもらいたい症状がある（4％）

　　　・その他（12％）
　　　　（興味がある、薬に頼りたくない、近ければ行きたい、など）
　　　　
　　　・未回答（12％）

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　　◇『通院してみたくない』主な理由

　
　　　・肌が改善し、通院する必要がない（35％）
　　　・自分でできる（11％）
　　　・時間がない（11％）

　　　・その他（15％）
　　　　（病院には行きたくない、地方住まいなので通えない、など）

　　　・未回答（28％）

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　▼安心して通えるクリニックを


　今回は、クリニックに関する設問の集計結果をお知らせしました。
　白木さん、いかがでしたか？


　「非接触生活を取り入れたクリニックへの高い期待を感じました。

　　実際に肌を見たうえでのアドバイスがほしい、
　　定期的に肌の状態をチェックしてほしい、という声もありましたね」


　ええ。

　病院を転々とした経験から、
　何かあったときに安心して通えるクリニックがあれば、
　という声もいただいています。


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　　【３軒の皮膚科医をはしごした末に......】（40代・女性）

　　２週間前に突然顔が腫れ上がり、
　　３軒の皮膚科をはしごしました。

　　１軒めでは 更年期障害からのホットフラッシュでの赤みと言われ、
　　内服薬とステロイドを処方されました。
　　内服薬は飲まず、ステロイドを塗布したら顔が炎上。

　　２軒めでは"酒さ"と言われ、飲み薬と
　　プロトピック＆ヒルドイドを混ぜたものを処方されました。
　　飲み薬は服用せず、これまた顔が炎上。

　　３軒めでは蕁麻疹＆酒さ＆花粉＆紫外線と言われ、
　　大量に処方されましたが内服、外用薬とも使用しませんでした。

　　そんな時、こちらのサイトを拝見し
　　"何も使用しない"を実践したところ、みるみるうちに治り、
　　皮膚科医も「酒さがこんな短期間で治るなんて」と驚いていました。


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　一人一人に充分な時間をかけることが難しい。
　それが皮膚科診療の現状です。

　しかし、肌にトラブルを抱えた人が向かう先は、
　皮膚科しかありません。

　現在、非接触生活研究会では
　『医師フェロー養成講座』の準備を進めています。

　時間がかかるかもしれませんが、
　少々お待ちくださいね。







　☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
　　→→ http://jstcd.or.jp/contact/

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