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2026年02月03日配信

どんな生活?『非侵襲生活』の秘密 ~その5~ | 第878号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2026/02/03━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第878号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 先週まで、
 脂性肌、乾燥肌、混合肌、敏感肌の各症状と
 色素沈着が起こるしくみを見てきました。


 「細胞間脂質の接着力が弱い人が
  侵襲を受けやすいということでしたね」


 今週は、そんな肌体質の人は何に気をつけて
 生活すればいいか、整理してみましょう。

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            どんな生活?

       『非侵襲生活』の秘密 ~その5~

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 ▼皮膚を侵襲する物質は?


 細胞間脂質の接着力が弱い肌体質の人は、
 バリア力が低下しやすく、侵襲を受けやすいという
 ことです。


 「接着力を強くする方法はないんですか?」


 残念ながら......。

 肌体質は生まれつきのもの。
 意図的に強くすることはできないのです。

 ただ、日常生活でちょっとしたことに留意するだけで、
 健康な状態を保つことができるんですよ。


 「それがいつも言っている『非侵襲生活』ですね!」


 はい。

 一次刺激性物質(炎症起因物質)を
 皮膚に接触させない生活です。

 バリア力が低下しやすい人が接触をしないほうが
 よい物質を含む商品は化粧品や日用品でした。



 【細胞間脂質を侵襲する商品】

 ◇洗浄剤
  洗顔フォーム・石けん・クレンジング・ボディソープ

 ◇基礎化粧品
  化粧水・乳液・美容液・クリーム・ジェル

 ◇シャンプー・リンス、トリートメント、整髪料

 ◇メイク用品
  一次刺激性物質(界面活性剤・シリコン)配合の下地・
  ファンデーション・コンシーラー・チーク・アイシャドウ・
  口紅・リップクリーム・マスカラ・アイブロウ・アイライナー

 ◇日焼け止め
  日焼け止めクリーム・日焼け止めパウダー

 ◇一次刺激性物質が布地に残留する洗濯洗剤
  柔軟剤・蛍光増白剤・シリコン・抗菌剤・粉のアルカリ剤
  石けん・油脂由来の界面活性剤が配合されているもの

 ◇抗菌剤配合の浴槽洗剤
 ◇除菌・消臭スプレー
 ◇クリーニングに出した衣類


 「ずいぶんたくさんありますね......。
  こういう商品が肌を侵襲しているんですね」


 その通りです、白木さん。
 侵襲する物質を含む商品ということです。





 ▼どんな生活をしたら?


 「侵襲を受けやすい肌体質の人は
  これらの商品を使わなければいいわけですね」


 はい。とてもシンプルです。


 【侵襲を避ける行為】

 〇身体、髪、顔、手は水またはお湯で洗う。
 〇基礎化粧品、メイク用品を使用しない
 〇洗濯洗剤を切り替える
 〇掃除に抗菌剤配合の洗剤や、除菌・消臭スプレーを使用しない。

 〇クリーニングに出した衣類や寝具は直接肌に触れないようにする
 〇日常的に手で顔や髪に触らない。


 最初の4つは使わないようにするもの、
 残りの2つは身の回りの加工がされたものから
 侵襲を受けないように守る行為です。

 今は身の回りのほとんどのものに
 抗菌加工や柔軟加工がされています。

 家具や公共施設のシート、文房具やPC周りのもの。
 それらに触れる手にはいつも一次刺激性物質が
 付着しています。


 「その都度手を洗っていたら大変ですよね」


 そうですね。
 注意するのはその手で顔や髪に触れるときのみ。
 あまり厳密になる必要はありません。


 ☆非侵襲生活、具体的な方法は↓
  https://jstcd.or.jp/life/guide/




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 ▼細胞間脂質の接着力(バリア力)を守るために


 「肌を侵襲するものを接触させなければいい!」


 その通りです、白木さん。

 外からの侵襲の他にも内的な要因があります。
 ストレスや体調不良によって
 接着力が低下しやすい時期があるんですよ。

 気温差の大きい季節の変わり目に
 肌に不調を感じることがありますね。

 これは接着力が低下しやすいときに
 一次刺激性物質と接触したことで
 バリアが破られてしまった状態。

 運動、栄養、休養で体調を整えることも
 大切なのです。


 「なるほど。バリア力を低下させないことと、
  一次刺激性物質を接触させないことの
  両方が必要なんですね」


 その通りです。

 肌トラブルの原因を特定して
 その対策をすることができれば。

 細胞間脂質の接着力が弱い肌体質の人でも
 トラブルのない、健康な素肌に戻り、
 それを維持することができるんです。

 皮膚の内部環境の恒常性
 (角質層の細胞間脂質)を乱す要因から
 肌を守ることが大切です。




 ☆これまでの振り返りはこちらから↓

 第874号 どんな生活?『非侵襲生活』の秘密
 https://hisesshoku-derm.com/archives/2026/01/_874.php

 第875号 どんな生活?『非侵襲生活』の秘密 ~その2~
 https://hisesshoku-derm.com/archives/2026/01/_875.php

 第876号 どんな生活?『非侵襲生活』の秘密 ~その3~
 https://hisesshoku-derm.com/archives/2026/01/_876.php

 第877号 どんな生活?『非侵襲生活』の秘密 ~その4~  
 https://hisesshoku-derm.com/archives/2026/01/_877.php



 ☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ
  https://jstcd.or.jp/contact/

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