メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2005年06月29日配信

第35号 『何もつけないとどうなるの?』の秘密~後編~

 みなさん、こんにちは。
 コスメプロデューサー・牛田専一郎です。


 以前こちらで「白木さんの苦手な梅雨がやってきました...」
 と書きましたが、今のところ今年は雨量が少なめのようです。

 白木さんはニコニコですが、水不足が気になりますね。


 さて。今回は先週の続き。

 お肌の「水不足」を解決する『何もつけない』は、
 それ以外のお悩みも解決してしまうようです。

 白木さんの体験談レポート、注目です!

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      『何もつけないとどうなるの?』の秘密~後編~


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 ▼先週のおさらいです


 『何もつけない』お手入れを日々実践している
 牛田の敏腕助手・白木さん。

 先週は『何もつけないと、どうなる!? レポート』と題して、
 白木さんに体験談をお話してもらいました。


 新しいお手入れを始めてから、
 白木さんのお肌にどんな変化が起こったのでしょうか?


 先週のポイントをおさらいすると...


 ○変化その1:化粧水がいらなくなった
    ↓
 ○変化その2:乳液・化粧下地がいらなくなった
    ↓
 ○変化その3:クレンジング剤がいらなくなった
    ↓
 ○変化その4:毛穴の開き、黒ずみがなくなった


 ☆白木さんのお手入れ方法、詳しくはコチラ
 → http://hisesshoku-derm.com/archives/2005/06/33.php

 ☆『何もつけないと、どうなる!? レポート』前編はコチラ
 → http://hisesshoku-derm.com/archives/2005/06/34.php


 今週は、さらにその続きをお話します。
 白木さん、よろしくお願いしますね!


 「ハイ!」



 ▼白木が語る!『何もつけないと、どうなる!?』レポート:後編


 みなさん、こんにちは。助手の白木葉子です。
 『何もつけない』お手入れを始めてから私のお肌に起こった変化。
 さっそく、先週の続きをお話しますね。


 ●変化その5:シミのようなものができにくくなった
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 日焼けをするとポツっとできてしまうシミ。
 シミを防止するために長年日焼け止めを愛用してきた私ですが、
 ある日ふと疑問に思ったんです。

 「どうしてシミができてしまうんだろう?」

 さっそく牛田さんに聞いてみたところ、
 とても意外な答えが返ってきました。

 「お肌の傷んだ部分にシミをつくって守っているんですよ」

 ええぇ!?
 シミ=悪者! と思い込んでいた私はビックリ。
 さらに詳しく聞いてみると、こんなことが分かったんです。


 ○お肌の一番の役割は、身体の内側を守ること。
  お肌の一番上にある皮膚常在菌と皮脂膜、
  さらに、角質を含む表皮部分と真皮部分、
  皮膚ではないが皮下脂肪部分が協調して
  体内を守る防御壁の役割をしている。


 ○皮脂膜は、皮膚常在菌を増殖させ、
  角質に潤いを与えるとともに、
  紫外線などの外的な刺激からも守ってくれている。


 ○しかし、それは皮脂膜が形成される状態のときだけ。
  皮脂膜が作れなくなるお手入れをしていると、
  防御壁としての機能が損なわれてしまうだけでなく
  お肌自身が傷んでしまう。


 ○そこで、防御のピンチを救うために現れるのが「シミ」。
  傷んだ部分の皮膚は、防御機能が損なわれて刺激に弱い
  だけでなく、日常紫外線でも深部に通してしまう。
  防御反応として、色を黒く変えることによって
  お肌自身と、お肌の内側を守る。


 ...ということなのだそうです。

 牛田さんによると、
 「胃潰瘍になった部分は組織が厚くなり、同じ部分に潰瘍が
  できないといわれます。骨折部分も同じですね。
  『シミ』はお肌の傷跡です。
  元のお肌にもどるのは浅い傷、もどらないのが深い傷『シミ』
  なんです」

 とのこと。

 今や、すっかり嫌われ者になってしまっている「シミ」ですが、
 ただむやみにできているわけではなかったのです。

 お肌の防御機能が損なわれた部分にできる!
 という、れっきとした理由があったんですね。


 それを知った私は深~く反省。
 シミを怖がって日焼け止めを塗る前に、お肌の防御機能が
 損なわれないようにしよう!

 と思い立ちました。

 皮脂膜は、お肌が『素』の状態であるときに生成されるもの。
 化粧水や乳液、日焼け止めをつけていると、
 皮脂の分泌が抑制され、皮脂膜を作ることができません。

 だから、皮脂膜を健康に保つ一番の方法は『何もつけない』。
 このお手入れ方法には、シミ対策の意味もあったんですね。


 ●変化その6:日焼けをしても白く戻るようになった
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 日焼けをしやすく、そしていったん焼けてしまうと
 なかなか元の色に戻らない...

 「シミ」と並んで、私の夏場の悩みといえばコレでした。
 海や山が大好きなのに、日焼けが気になって思い切り遊べないんです。


 もう、私はどうしたらいいんですか!
 と、いつものように牛田さんに悩みを打ち明けると...


 「『何もつけない』でいれば、日焼けもこわくなくなりますよ」
 とのこと。


 十分に『何もつけない』のパワーは知っているつもりでしたが、
 まさか日焼けにも影響があったなんて...。

 詳しく聞いてみると、
 日焼け後に肌の色が元に戻らないのは、
 紫外線でお肌を少し傷つけたからなのだとか。

 肉眼で確認することはできませんが、
 私たちのお肌は日々新しくなっているのだそうです。


 お肌の底部にある層で新しい細胞が生まれ、
 死んだ細胞は下から押し上げられ、
 角質となって剥がれていく。
 お肌は、毎日こんなサイクルを繰り返しているのです。

 そして、紫外線からお肌を守るために作られたメラニンも、
 新陳代謝によって外に出て行きます。


 しかし、それは防御機能が損なわれていないお肌の話。

 日焼け止めや乳液、化粧下地をたっぷりとつけたり。
 そしてそれを落とすために強いクレンジング剤を使ったり。

 そんなお手入れを続けていると、
 日常紫外線でもお肌を少しづつ傷つけてしまいます。


 そして、メラニンも
 なかなか外に出て行ってくれなくなってしまうのです。

 だからやっぱり。
 日焼け止めよりも、『何もつけない』なんですよね。

 今では、連続して直射日光を浴びるとき以外は
 日焼け止めをつけていません。
 家と会社を往復するだけの"日常レベル"なら、
 ファンデーションだけで対応できていますよ。


 ●変化その7:ニキビができにくくなった
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 日焼けやシミは"春夏限定"でしたが
 一年を通して私を悩ませていたのが「ニキビ」。

 ちょっと仕事に疲れたり、
 ちょっと人間関係にストレスを感じたりすると
 プツ。と赤いものがオデコにできてしまうのです。

 なんとかならないものかしら。
 またまた対策を牛田さんに相談してみると...。


 「大人のニキビの原因は2つあるんです。
  1つ目は精神的な負担、いわゆる"ストレス"ですね」


 そうそう。まさに私のニキビはそのタイプ!


 「白木さん、それだけじゃないんですよ。
  もうひとつあるんです。
  角質の防御能力が弱まっていることも、ニキビの原因になるんですよ」


 ええぇ!?
 それは思いもよらないことでした。

 てっきり、大人のニキビ=ストレスなのかと...。

 牛田さんによると、角質の防御能力が弱まっているときには、
 額に髪の毛が触れただけでもニキビができてしまったりするのだとか。
 それだけ「刺激」に弱い肌になってしまっているんですね。


 お肌の防御能力を高めるためには...
 そう、みなさんもうお分かりですよね。

 やっぱり『何もつけない』です。
 今では、私もニキビのできにくいお肌になっています。

 気持ちのイライラや身体の疲れ、そして運動不足が重なると
 どうしてもできてしまうことがありますが、
 以前に比べて治るまでの時間が早くなったような気がしますね。


* * * * * * * * * * *


 さて。前編・後編にわたって
 白木さんの体験談レポートをお届けしましたが
 いかがだったでしょうか?

 あくまで白木さんの実体験ですから、
 すべての方に当てはまるものではないかもしれません。


 しかし、『何もつけない』ことで
 やっと本当の自分のお肌にめぐり会うことができます。

 その手触り。そのみずみずしさ。
 それをぜひあなたの手で!
 実感してみてくださいね。
 

 次回もどうぞお楽しみに!


 ★牛田への感想・コメントはこちらへ。
  http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php

 『何もつけない』をお試しいただけたら、その感想もお寄せくださいね!
 


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