非接触皮膚科学

　みなさん、こんにちは。
　コスメプロデューサーの牛田専一郎です。

　次号でいよいよ100号を迎える「秘密の化粧品」。
　ここまでの道のりのなかで、牛田はたくさんのことを
　読者の方から教えていただきました。

　そのひとつが、

　「お肌の治療のために病院に通ってみたものの
　　トラブルを解決できなかった、効果を実感できなかった」

　という方がとても多いということ。

　いったいなぜなのだろう。
　どうしたらいいのだろう？

　プロトタイプＡの原料開発を進めている間も、
　その想いが頭から離れることはありませんでした。

　そして、ようやく開発がひと段落つき、
　牛田は新たな一歩を踏み出すことにしたのです。

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　　　　　　　―― 聞かせてください！ ――

　　　　　　　『あなたの治療体験談』の秘密

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　牛田の"新たな一歩"。
　それは、プロトタイプＡのモニターになってくださった方々に
　【皮膚科での治療体験に関する質問】を
　メールでお送りすることから始まりました。

　数日後。
　試行錯誤の日々が綴られたメールがたくさん届きました。
　そのなかから、１通ご紹介します。

┌――┐
｜＼／｜皮膚科での治療体験談　～Ａさんのケース～
└――┘-------------------------------------------------------

　牛田様

　皮膚科の体験談の質問事項に答えさせていただきました。
　お役にたてれば幸いです。

　Ｑ１）どのようなお肌の悩みがありましたか？

　――長年のひどい肌荒れ。赤み。ぶつぶつ。かゆみ。腫れ。凹凸。
　　　ほこりや汗にも反応する超過敏状態でした。

　Ｑ２）皮膚科に行った理由は何でしたか。

　――Ｑ１の症状を解決するためです。

　Ｑ３）治療方法と通院期間、効果の有無を教えてください。

　――ビタミンＣ、Ａを機械で導入する治療を受けました。

　Ｑ４）通院を続けている、または通院をやめた理由は何ですか。

　――通院中はある程度効果があったと思います。
　　　が、一回３０００円で、
　　　２週間に一度では効果はほとんど感じられず、
　　　毎週通うには私にとっては高額で、数ヶ月で挫折しました。

　Ｑ５）皮膚科での治療で良かったこと、または疑問に思ったこと、
　　 　不信を抱いたことなどがあればご自由にお書きください。

　――多少なりとも良くなっている実感があったので
　　　うれしかったのですが、誰が見ても炎症が起きているのでは？
　　　というくらい真っ赤なひどい状態なのに保険が利かず、
　　　美容目的としてしか通院できなかったのは、少し疑問でした。

　Ｑ６）ご自分で試してみた薬や対策はありますか。

　――10年以上も前に行った皮膚科では、
　　　石けんで洗って乾かしておけば治ると言われ、
　　　硫黄系の液体の塗り薬を処方されました。

　　　言われた通りに石けんで朝夜の二度洗いを続けた結果、
　　　つっぱった鏡餅の表面のような状態になりました。
　　　うるおいと弾力ゼロのかちかちの顔に。

　Ｑ７）医療機関以外（化粧品、エステサロンなど）での良い体験、
　　　　または悪い体験談などがあればご自由にお書きください。　

　――いくつもの化粧品（自然派と言われるもの）を試しましたが、
　　　そのほとんどは効果がまったくありませんでした。
　　　なかには、あきらかに悪化していると思われる
　　　見たこともない出来物が出てきても
　　　好転反応なので使い続けるようにと指示されたことも。

　　　悪化の一途をたどり、やめた頃には
　　　以前よりもひどい状態になっていたり。

　　　今思うと、「少しずつでもよくなってきてるかな？」と
　　　自分へのなぐさめにも似た気持ちながらも思えていたのは、
　　　洗顔と刺激の少ない化粧水ぐらいしか
　　　使っていなかった頃だったような気がします。

　　　プロトタイプＡを使い始めてから結構経ちますが、
　　　現在も良くなり続けています。私の場合は元がひどすぎたので
　　　「きれいな肌」にはまだ程遠いかもしれませんが、
　　　「治癒」として見ると、ものすごい速度で治り続けています。

　　　肌の中、奥の方ででこぼこ固まって
　　　うづもれていたような赤みを帯びた部分が
　　　どんどんやわらかくなってきて、
　　　厚く肥大化していた肌が薄くなってきています。

　　　年齢もあって、毛穴も広がりたるんでいたのですが、
　　　どんどん毛穴が小さくなっています。

　　　メルマガにもあった夜の２度使いも、たまに試しています。
　　　やはり次の日の朝はとても状態が良いです。

　　　皮膚科でも使用されるようになれば、
　　　今悩んでいるもっと多くの方々が救われますね。
　　　そうなればいいなぁと思います。
　　　素晴らしい化粧品をありがとうございます。

　-----------------------（ここまで）----------------------------

　Ａさん、丁寧なご回答ありがとうございました。

　「石けん洗顔を勧めている皮膚科って
　　けっこうあるのでしょうか？
　　傷んだお肌に石けんの悪影響を訴えているのは
　　秘密の化粧品くらいなんでしょうか......？」

　そうですね、白木さん。
　このあたりも考えていきたいと思っています。

　続いて、もうひとつの回答をご紹介しましょう。

┌――┐
｜＼／｜皮膚科での治療体験談　～Ｂさんのケース～
└――┘-------------------------------------------------------

　Ｑ１）どのようなお肌の悩みがありましたか？

　――高校２年くらいからのニキビ。
　　　ひどい状態が落ち着いてからは、ずっと
　　　あごなどのフェイスラインのニキビに悩まされました。

　Ｑ２）皮膚科に行った理由は何でしたか。

　――あまりにもニキビが悪化したため。

　Ｑ３）治療方法と通院期間、効果の有無を教えてください。

　――○最初の病院
　　　　期間：１年くらい。週１から隔週のペースで通いました。
　　　　治療方法：飲み薬（漢方と抗生物質）、塗り薬

　　　　毎回殺菌のため赤外線を５分間顔に当て、
　　　　その後薬を塗ってもらう方式でした。
　　　　器具でニキビをつぶしたのが２回。その後、
　　　　ニキビ跡と赤みをなくすためケミカルピーリングをしました。

　　　　注射器のような容器に入ったものを２本使いました。
　　　　かなり痛くてすぐ流していました。
　　　　効果は多少あったと思います。

　　　　治療と薬のおかげでひどい化膿はなくなりましたが、
　　　　赤みは消えず、一進一退だったので通院をやめました。

　　　○２番目の病院
　　　　期間：１年くらい継続。その後もニキビがひどくなったときは随時。
　　　　治療方法：飲み薬（抗生物質）、塗り薬

　　　　診察のあとドライアイスをガーゼでくるんだものでマッサージ。
　　　　効果は不明。
　　　　薬を飲み続けて、肌の状態はかなり良くなりました。

　Ｑ４）通院を続けている、または通院をやめた理由は何ですか。

　――肌荒れがおさまってきたため。
　　　長期間薬を飲み続けていたのでよくないと思ったため。

　Ｑ５）皮膚科での治療で良かったこと、または疑問に思ったこと、
　　 　不信を抱いたことなどがあればご自由にお書きください。

　――病院なのできっとよくなるという信頼感や安心感はありました。
　　　ただ、血液検査をしたときやケミカルピーリングをしたときなど
　　　聞いてもほとんど説明がなく、何のためにしているのか
　　　わからないことがありました。

　　　お金がかかることなので納得したうえで治療を受けたかったです。
　　　市販の薬と違って飲み薬の効果は早かったです。
　　　ただニキビの増減で、薬の量も増えたり減ったりを繰り返し、
　　　続ける意味があるのか疑問に思うことがありました。

　Ｑ６）ご自分で試してみた薬や対策はありますか。

　――市販の塗り薬（イオウや熊笹など）。
　　　ティーツリーというアロマオイル、
　　　コラーゲンやザクロエキスのサプリ、漢方。

　　　またシーツやカバーの汚れも原因になると聞き
　　　枕カバーを毎日変えたり、チョコレートを絶ったりもしました。
　　　皮膚科に通わなくなってからは、敏感肌用やニキビ用の
　　　化粧品をラインで使用していました。
　　　良いと聞いたものはとりあえず試していました。

　Ｑ７）医療機関以外（化粧品、エステサロンなど）での良い体験、
　　　　または悪い体験談などがあればご自由にお書きください。　

　――紹介された健康食品のお店で
　　　ニキビに効くという漢方２種類を飲んだところ、
　　　顔全体がはれるほど突然ニキビが悪化してしまいました。

　　　体の毒素を出すので一時的にひどくはなるが、
　　　出し切ったあとはきれいになると言われてその後も３か月くらい
　　　飲み続けていましたが、治ることはありませんでした。

　　　皮膚科に行くのをやめてからも、
　　　あごやあごの下にいつもニキビがたくさんできていましたが
　　　プロトタイプＡを使用してすぐにニキビが小さくなりました。

　　　毎日薬を塗ってもまったくよくならなかったので
　　　本当に驚きました。
　　　シャンプーリンスをやめてから新しいニキビもできなくなり、
　　　もう気にしなくていいのがとてもうれしいです。

　　　顔のほうはそれまでたくさん化粧品を使っていたので
　　　それほどすぐに効果は感じられなかったように思います。
　　　でも化粧品の使用をやめ集中法をするうちに
　　　だんだん肌の色が明るくなり、表面がなめらかになってきました。

　　　もうニキビやニキビ跡は治らないものと思い、
　　　いつも化粧品で隠すことばかりを考えていました。
　　　それが今のようにファンデーションを使わず
　　　外出できるようになるとは思いもしませんでした。

　　　まだ完全にきれいになるには時間がかかるかもしれませんが、
　　　もう以前のような、治す方法を知らないときの不安はありません。

　　　今までいろいろやってきたことは何だったのだろうと思います。
　　　これからの変化が楽しみです。

　-----------------------（ここまで）----------------------------

　「"良い"と言われた方法に効果があるのどうか
　　やってみなければ分からない。
　　そこが怖いところですね......」

　効果が感じられない場合、病院に寄せる期待が高い分だけ
　不信感も強まってしまうようです。

　モニターさんたちの声を聞いて、牛田は心を決めました。

　これからのメルマガでは、
　治療時のアプローチの問題点に触れたいと思います。
　医師にもご協力いただき、医療現場の取材も加えて
　検証をしていくことができれば。と考えています。

　▼あなたの声もお聞かせください！

　医療と美容の境界が無くなりつつある。
　これは、化粧品づくりの現場で日々感じていることです。
　"美容皮膚科"なども増え、
　この傾向はますます強まるのではないかと思っています。

　医療の現場でどのようなことがおこなわれているのか。
　通院する患者さんはどのようなことを感じているのか。

　ぜひ、牛田に生の声をお聞かせください。

　質問は以下のとおりです。

　Ｑ１ お肌の悩みと皮膚科に行った理由を教えてください。

　Ｑ２ 治療方法と通院期間、効果の有無を教えてください。

　Ｑ３ 通院を続けている、または通院をやめた理由は何ですか。

　Ｑ４ 皮膚科での治療で良かったこと、または疑問に思ったこと、
　　　不信を抱いたことなどがあればご自由にお書きください。

　Ｑ５ ご自分で試してみた薬や対策はありますか。

　Ｑ６ 医療機関以外（化粧品、エステサロンなど）での良い体験、
　　 または悪い体験談などがあればご自由にお書きください。

　※お答えいただいた内容はメルマガ以外の用途には使用しません。
　　体験談の内容を、今後メルマガで検証していく予定ですので、
　　悩んでいたことなどをお気軽にお知らせくださいませ。

　　現在もお肌でお悩みの方にとっては、
　　答えるのがつらい質問ばかりかもしれませんが......
　　ご協力いただけると幸いです。

　　どうぞよろしくお願いいたします。

　　☆次号はいよいよ100号です！
　　　どうぞお楽しみに。

　　★牛田への感想・コメントがありましたら、
　　　お気軽にどうぞこちらへ。
　　http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php

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