バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」
2019年03月19日配信
第563号 年のせい?『シミ、しわ、たるみ』の秘密
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019/03/19━☆
健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第563号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
「牛田さん、最近たるんできたような
気がして......エイジングケアに
興味があるんですが」
おや、白木さんもだったのですね。
読者の方からもご質問が届いていますよ。
エイジングケアについて
悩んでいる方は多いようです。
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年のせい?
『シミ、しわ、たるみ』の秘密
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▼年とともに肌が劣化?
「非接触でエイジングケアできますか」(50代女性)
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いつも楽しくメールを拝読しています。
非接触生活を始めてから沢山の人から肌が
とてもキレイですねと褒められているのですが......
やっぱり年齢のせいか最近急に肌の劣化が
進んでしまってちょっとショックです。
非接触生活や活性化ビタミンCは
エイジングケアの効果は特にないのですよね。
何か良い方法はないでしょうか。
せっかく色白の美肌になれたのに
何だかなあという感じです。
髪も艶々で体型も維持しているのに
何だかなあと...... どうぞ御指導下さい。
よろしくお願いします。
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年齢とともにシミができる、乾燥感が気になる、
くすみが気になるなど、さまざまな声を聞きます。
「年齢肌用化粧品」というものもあり、
思わず使ってみたい!と思う方も
いらっしゃるかもしれません。
しかし、ここには「ある勘違い」が
潜んでいるんですよ。
▼皮膚の機能は低下する?
一般的には「年齢とともに肌が衰える」と
いうのは常識になっていますが......
じつはそれは、化粧品を買ってもらうための
「動機づけ」に過ぎません。
これまでに何度もお話していますが、
皮脂量、角質水分量は
年齢に影響されません。
肌の機能は一生変わることがないのです。
「じゃあ広告に書かれた巧みなメッセージに
煽られていたということですか?」
そういうことになります。
肌の役割は体内を守ること。
その機能が低下して体内を
守れなくなったら生命にかかわります。
☆おさらい:『年齢とのカンケイ』測定値の秘密!?
しかし、肌の弾力値は加齢によって
低下すると言われています。
ただ、肌の測定をしていると、
20代でも弾力値の低い方、
70代でも弾力値が高い方が。
個人差が大きい数値のようです。
▼秘訣はやはり肌を傷めないこと
「なるほど......では、年齢が高い人ほど
肌の機能が低い、というわけでは
ないということですね」
白木さん、その通りです。
皮膚の役割は体内を守ることですので、
いくら外側から年齢肌用化粧品をつけても、
肌の状態をよくすることはできません。
ここで、年齢のせいと言われる
肌の症状の対策を考えてみましょう。
○シミ、くすみ
シミは肌の傷んだ部分を守るために
できているものです。
シミ予防は肌を傷めないことです。
くすみや色素沈着も、肌の炎症状態が
続くことでメラニン値が上がるためです。
くすみ、色素沈着予防は
炎症状態を続けないことです。
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○しわ
カサカサした状態のちりめんじわは
肌の状態が整い、自然な潤いが
保てるようになると改善します。
非接触生活をしている方からは、
「ハリが出てしわが目立たなくなった」という
声も届いています。
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○たるみ
弾力値は年齢の影響を受けると
されていますが。
肌を傷めるものとの接触が
続いていると、肌の弾力値も
下がっていってしまう方がいます。
また、たるみ対策としては、
全身を動かして汗をかくことが有効です。
身体の新陳代謝を高めるようにしましょう。
食事は野菜や魚だけでなく、ビタミンB群を
多く含む、脂分の少ない赤味の肉なども
取るようにするとよいでしょう。
顔のたるみ対策として、
よく顔だけマッサージをする方がいますが、
マッサージも全身行なったほうが効果的です。
▼おわりに ~運動、栄養、休養+心の若さを~
今回は多くの女性が気になるエイジングケアに
ついて解説しました。
白木さん、いかがでしたか?
「何かをつけて手っ取り早く、は
できないんですね......」
そうですね。
適度に身体を動かして代謝を良くし、
バランスの良い食事をとり
疲れたらしっかり休む。
当たり前のことのようでなかなか難しいですね。
そして、肌の印象は見た目よりも、
その人の表情に大きく左右されています。
「よく笑うので目尻の笑いじわが気になります」
と、いう方もいますが。
しわを気にして笑わないのはもったいないですね。
多少しわがあっても表情が豊かな人は
魅力的に見えます。
肌だけのことでなく、身体と心の
トータルな健康を意識してみてくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
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