バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」

メールマガジン「秘密の皮膚科学」

2024年06月04日配信

目的は?『測定再開プロジェクト』の秘密 | 第802号

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2024/06/04━☆
    健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと

           「秘密の皮膚科学」

    第802号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆


 みなさん、こんにちは。
 シニアフェローの牛田専一郎です。


 3月からフェローの方にご協力をいただいて
 測定再開プロジェクトを実施中です。


 「新しい測定システムを検討するためでしたね」


 もう一つ、目的があります。

☆-------------------------------------------------------☆

            目的は?

       『測定再開プロジェクト』の秘密

☆-------------------------------------------------------☆


 ▼測定の目的は


 「牛田さんの目的、気になります」


 それはこちらです。

 -----------------------

 紅斑値(皮下の炎症を示す数値)とメラニン値の増減を
 測定し、その相関を検証すること。

 数値の変化と皮膚症状(目で見た)の変化の相関性を
 確認すること。
 
 測定数値が対象症状の指標となりえるか、です。

 -----------------------


 「う~ん。わかるようなわからないような」


 皮膚臨床技術研究会のサイトに掲げている、

 ・ニキビ、毛穴の開き、酒さ・赤み、毛孔性角化症
 ・シミ・くすみ、肝斑、黒ずみ
 ・しわ、かさつき、乾燥
 ・肌荒れ、アトピー性皮膚炎、痒み


 これらはすべて皮膚に炎症を起こす物質と
 接触がなくなれば改善することが解ってきました。

 皮膚にこれらの症状があるときは
 数値はどれくらいか、多くの事例から
 検証する必要があります。


 「改善しているかどうかは見た目でも
  わかりますよね?」


 ええ、もちろんです。
 数値が下がれば、見た目の症状も
 大きく変化することも解っていますが。

 測定数値が指標となりえるか、です。




 ▼実際の測定では


 測定再開プロジェクトはすでに実践している
 フェローの方を対象にしています。


 「非接触生活を理解もされている方々なので
  肌は安定した状態の方が多いですね」


 改善が進んだ方がほとんどですが。
 それでも、月1回の測定をすると
 毎回数値は変化しています。


 「たしかにいつもと同じ生活をしているようでも、
  少しずつ違う毎日を過ごしていますものね」


 数値の変化が大きいか小さいか、
 変化したのが紅斑値かメラニン値か。

 それぞれの変化を確認することで、
 前回の測定からどんな接触があったか
 推測することができます。


 非接触生活を長期間続けてきた方でも
 測定数値を見て修正点を実践すると
 より改善が進みますね。


 「変化が停滞しているんですというフェローの方も、
  次にお会いしたときには肌が白くなったな、と
  感じることがありますよね!」


 そうですね、白木さん。





 ▼ご希望の方はいらっしゃいますか


 今週は話が固くなってしまいましたが。

 測定ご希望の一般募集も考えています。
 こんな参加条件を満たしている方です。
 ちょっとハードルが高すぎるでしょうか。


 【参加条件】

 配信のメルマガでお知らせしています。





 ☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞ
  https://jstcd.or.jp/contact/


メールマガジン「秘密の皮膚科学」

【次のエントリー】
 →次々と新機能?『繊維、衣類の加工』の秘密 | 第803号

【前のエントリー】
 →いくらのコスト削減?『生活を変えたら』の秘密 | 第801号

このページのTOPへ