バックナンバーメールマガジン「秘密の皮膚科学」
2019年07月09日配信
第578号 種類別?『肌トラブルごとに見る接触の強さ』の秘密
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019/07/09━☆
健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第578号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
「牛田さん、先日レインコートを着て
フードをかぶったらまだ頬がひりひり
するんですよね」
白木さん、撥水加工のコートで
かなり強い影響を受けたようですね。
肌に出るトラブルの強さで、
どのくらいの接触をしたかわかるんですよ。
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種類別?
『肌トラブルごとに見る接触の強さ』の秘密
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▼かゆみが長期的に......
読者の方がこんなご質問を
くださっています。
「始めて1か月以上たっていますが」(50代女性)
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何も付けない生活を1ヶ月半~
2ヶ月しているのですが、顔が痒くて
ヒリヒリもしています。
吹き出物なのかプツプツも出来て、
皮も少し剥けてる時もあります。
このまま続けても大丈夫でしょうか?
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「かなり辛い状態に
悩まされているようですね......」
かゆみやヒリヒリ感、吹き出物も
あるということなので、かなり
強い接触が続いているようです。
▼症状別・接触の強さとその原因は?
「同じ接触でも、肌の強さによって
症状は変わるものなのでしょうか?」
そうですね。
もともとの肌の強さにもよりますが、
肌に出ているトラブルの状態によって、
どのくらいの接触があるかを
推測することができます。
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〇吹き出物、ぶつぶつ、全体的な赤み(炎症)
〇かゆみ、ヒリヒリ感
〇皮むけ
かなり強い接触が考えられます。
シャンプー・リンスの使用や、
柔軟剤の使用、クレンジングや
石けんの使用、
抗菌加工や防水加工など
強い加工をしたものとの
接触をすると、このような症状が
起きることがあります。
これまで非接触生活を実践して
いた方でも、美容院に行ったり、
特別なときにフルメイクをしたりして、
このようなトラブルが
起きてしまうことがあります。
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〇くすみ、黒ずみ
長期的な接触があります。
上記のような強い接触が続き、肌の
炎症状態が続くと、色素沈着を起こし、
全体的に肌がくすんで見えてきます。
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〇毛穴、ざらざら感、乾燥感
ちょっとした接触がありそうです。
無意識のうちに手で顔をよく触っていたり、
髪から間接接触していたり。
日常生活での見落としがある場合が多いです。
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▼症状別・改善期間の目安は?
「実際、こうした肌トラブルは
どれくらいの期間で治るもの
なのでしょうか?」
原因となっているものとの接触が
なくなれば、肌は翌日から
変化していきます。
肌トラブル改善の目安は......
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○かゆみ → すぐ
○ニキビ・湿疹 → 翌日から
顔全体に赤みがある方も、
1週間程度で赤みが引いていきます。
○カサつき → 翌日から
○赤み(炎症) → 1週間程度
(茶色に色素沈着している場合は3ヶ月程度)
○くすみ → 1ヶ月程度
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1か月以上非接触生活を続けていても
肌のトラブルが変化しない、
悪化するという場合には、
原因となるものとの接触が
続いているということ。
8つの生活習慣はもちろん、
見落としているものはないか
確認してみましょう。
間接接触オンラインカウンセリングはこちら↓
▼おわりに ~症状がひどい場合は専門医に相談を~
今回は症状別の原因や改善期間に
ついて紹介しました。
白木さん、いかがでしたか?
「肌トラブルの程度によっても、
原因が推測できるんですね!」
そうですね。
強い肌トラブルが出ている場合は、
それだけ強い刺激があったということ。
日常生活を振り返ってみてくださいね。
なお、非接触生活で改善が
期待できるのは、接触性の皮膚炎です。
蕁麻疹やアレルギー、ウイルス性などの
皮膚炎は改善できません。
症状がひどい場合は、皮膚専門医を
受診してくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
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