メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2008年01月29日配信

第132号 モニター測定の結果から『数字は語る?』の秘密(後編)

 みなさん、こんにちは。
 コスメプロデューサーの牛田専一郎です。


 前回は、モニターさんのお肌の状態を測定した
 データとコメントをご紹介しました。
 http://hisesshoku-derm.com/archives/2008/01/131.php


 ほんの一部でしたが、
 "お肌が受けたダメージは数字となって現れる"という事実。
 お分かりいただけたことと思います。


 今回は、その続きを。
 お肌の変化が"見た目"で分かる、
 『ロボスキンアナライザー』の写真もご紹介いたします。


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        ―― モニター測定の結果から ――

         『数字は語る?』の秘密(後編)


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 ▼ロボスキン? アナライザー??


 「牛田さん、ろ、ろろ、ロボスキンアナライザーって何ですか?」



 白木さん、ろれつが回っていませんよ(笑)
 まぁ確かに、なかなか聞き慣れない言葉ですよね。

 『ロボスキンアナライザー』とは、
 全顔撮影・肌画像解析システムのこと。
 牛田の研究室では2007年7月に導入しました。


 前回のメルマガでご紹介した資料は「数値+グラフ」でしたが、
 今回は「お肌の写真」も併せてご紹介します。

 モニターさんのお肌が変化していく様子を
 数値だけでなく、ビジュアルでも確認することができますので、
 より分かりやすい資料になるのでは? と思います。


 ご覧いただくのはお顔の一部分だけですが、
 十分に、お肌が変わっていく様子が分かるはずですよ。



 ▼今回も、お二人のデータをご紹介します。


 ◎ひとり目は、M.Mさん(40代/女性)。

 2007年2月から測定を始めたM.Mさんは、
 だんだんと"何もつけない"へ移行。
 やがてパーフェクトに行なうようになりました。

 最近では、化粧品の研究開発にも
 前向きに取り組んでくださっています。

 そんなM.Mさん、目の下・おでこ・ほほの紅斑値が
 測定開始から100近く、もしくはそれ以上下がっています。

 初めてお会いしたときよりも透明感のあるお肌になり、
 お顔の印象もずいぶん変化しました。

 http://jstcd.or.jp/casephotos/2008_1_24_mm/




 ▼測定結果を踏まえて――(1)


 測定を終えたM.Mさんに
 何か思い当たることはありますか?
 と質問したところ、こんな答えが返ってきました。



 「完全に湯洗髪で、小麦粉シャンプーは月に1回くらい。
  12月から合成洗剤で洗濯をしています。
  そうしたら、こめかみのニキビが全くできなくなり、
  肌着のVラインにできていた胸のニキビも、全くできなくなりました。
  今後は、気になるシミがどこまで薄くなるか
  積極的にチャレンジします!」



 M.Mさんのお肌はどこまで変化するのか。
 牛田も楽しみにしています。


  ◆M.Mさんのケースから分かったこと◆-------------------------

  "何もつけない"をパーフェクトに行なうと、お肌は変化します。
  理論上は分かっていたつもりの牛田ですが、
  実際の数値を目の当たりにして、改めて驚いています。
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 ◎続いて二人目は、H.Mさん(30代/男性)。


 肌荒れに悩んでいたH.Mさんは、2007年9月から測定を開始しました。
 最初お会いしたとき、お肌は少し赤みを帯びていました。

 小麦粉シャンプーに切り替えたりしながら、
 徐々に"何もつけない"へ移行。
 パーフェクトに行なうようになって1週間もしないうちに
 赤みは引いていきました。

 ところが。
 直近の測定で、頬の紅斑値が48も上昇!
 原因は、明らかに接触によるものでした。

 http://jstcd.or.jp/casephotos/2008_1_24_hm/


 <<↑上記のデータ解説↑>>

 ◇目の下の写真
  1枚目......1回目の測定の際に撮影したもの
  2枚目......紅斑値が99下がった4回目
  3枚目......一番最近の測定(6回目)

 ◇おでこの写真
  変化の幅が少なく、分かりにくかったので今回は割愛しました。

 ◇ほほ
  1枚目......1回目の測定の際に撮影したもの
  2枚目......紅斑値が最も低かった5回目
  3枚目......紅斑値が48上がった6回目




 ▼測定結果を踏まえて――(2)


 いつものように「思い当たることはありますか?」
 と尋ねてみると......



 「暮れから毛布をかけて寝ています。洗濯をするときに
  柔軟剤を使っていることは知っていたんですが、
  寒いのでどうしても毛布を顔まで掛けてしまって......。
  たったそれだけでも、肌に影響が現れるんですね」



 それまでは順調に経過していたH.Mさん。
 この数値には、ちょっとショックを受けられたようです。

 紅斑値は、400を超えないとはっきりした赤みとして現れません。
 たとえ100上昇していたとしても、自分では気が付きにくいのです。


 でも、5回目と6回目の写真を比較してみてください。

 http://jstcd.or.jp/casephotos/2008_1_24_hm/


 微妙に赤みが増しているのが分かりますよね?


  ◆H.Mさんのケースから分かったこと◆-------------------------

   お肌が傷んでいる人、お肌が弱い人は、
   シャンプー・ファンデーション・柔軟仕上げ剤など
   「お肌を傷めるもの」にひとつでも接触していると
   ダメージを受けてしまいます。

   たかがシャンプー、たかが柔軟剤と思っていても、
   それが刺激になる可能性があるのです。

   「お肌を傷めるもの」との接触を続けている限り、
   お肌がふたたび健康な状態に戻ることはありません。

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 ▼どうでしたか、白木さん?


 「お肌が変わっていく様子、とっても興味深かったです。
  写真で見ると、変化がひと目で分かりますね~~!」



 そうなんです。

 お会いするたびにモニターさんの印象が変わって
 驚くこともしばしば、なんですよ。


 モニターさんの笑顔がだんだん増えて、
 明るい表情を見せてくれる。
 それが、何よりもうれしいことですね。

 測定モニターのご応募はお気軽に!
  http://jstcd.or.jp/



 ★牛田への感想・コメントがありましたら、
  お気軽にどうぞこちらへ。
  http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php




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