メールマガジン「秘密の皮膚科学」

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2007年02月14日配信

第95号 どうして変化しないの?『結果が出ないワケ』の秘密

 みなさん、こんにちは。
 コスメプロデューサー・牛田専一郎です。


 メルマガの配信を始めてから、
 エンドユーザーの方々の"生の声"を聞くようになり、
 あまりにも深刻なお悩みを持つ方が多いことに驚愕した牛田。


 そんな方々のために、メルマガだけでなく、
 "実際にお役に立てるもの"をお届けできないだろうか!?
 と考え始めました。


 そこからは長い長い道のりでした......。
 ウンウンと唸りながら研究を続け、
 昨年末にようやく、牛田の想いがカタチになったのです。


   ☆詳しいいきさつは、こちらをご覧ください。
    ――第91号 開発成功! 『ビタミンC』の秘密
    http://hisesshoku-derm.com/archives/2006/12/91.php



 完成報告のお知らせをしてから、
 たくさんのモニターご応募をいただき、


 「ニキビが出にくくなった」
 「肌の色が明るくなった」
 「シミが薄くなった」


 などなど、だんだんとうれしい声が集まりつつあります。

 しかしその一方で。


 「これといって変わりはない」
 「不調が続いています......」


 という悲しい声も。

 一体、なぜ結果が出ていないのでしょうか?
 今回のメルマガでは、その理由を解説します。


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       ―― どうして変化しないの? ――

        『結果が出ないワケ』の秘密


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 ▼肌だけ元気! はありえません。


 『秘密の化粧品』事務所まで
 お肌の測定モニターに来ている方の中にも、


 "秘密の化粧水原料(=プロトタイプA)を使用しているのに
  変化が現れない"


 という方がいらっしゃいます。


 まずは、K.Hさん。
 この号でもご紹介した方です。↓

  ☆第89号 『真冬のうるおい術』の秘密(1)
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2006/12/89.php


 整髪剤に含まれている成分「シリコンオイル」が原因で、
 お肌にトラブルが起きてしまったK.Hさん。

 その使用を控えたところ、頬のカユミがおさまり、
 肌にできていたブツブツも無くなったそうです。


 だから、次回の測定では良い数値が出るのではないか?
 と期待したのですが......

 測定データは次のとおりでした。
 http://jstcd.or.jp/numberphotos/2007_1_24_kh/


 弾力値は上がりつつあります。
 メラニン値は下がってきています。
 でも、パッとしない数値......。
 ご本人もなぜ? という表情を浮かべています。


 何か思い当たることは?
 という牛田の質問に対して、返ってきたのはこんな答えでした。


 「2日前まで風邪を引いていたんです。
  まだ体調が戻りきってなくて......」


 なるほど。
 お肌も体の一部です。
 体の調子が思わしくないときは、お肌の調子も悪くなります。

 お肌だけを見つめずに、
 身体全体を見つめる視線が大切ですね。



 ▼家事をしている間に......


 続いて、Y.Sさんの数値をご紹介します。
 http://jstcd.or.jp/numberphotos/2007_1_24_ys/


 どの部分もメラニン値が下がってきています。
 ほほの弾力値が下がっていますが、75と高い数値ですから
 あまり気にしないでおきましょう。

 しかし、おでこの紅斑値が70も上がっています。
 なぜこんなにも急上昇しているのでしょうか。気になりますね。


 何か思い当たることは?
 という牛田の質問に対して、
 Y.Sさんから返ってきたのはこんな答えでした。


 「上を向いて洗剤をシュッシュッとかけながら
  窓を掃除していたら、洗剤がおでこにかかってしまったんです。
  "あっ"と思ったんですが、まずは掃除を終わらせなきゃと思って。
  そのあと洗ったんですが、プツプツができてしまいました......」


 なるほど、そういうわけでしたか。
 クレンジング剤でも同じような数値の変化が起きますが、
 家庭用洗剤の取り扱いにも注意が必要ですね。



 ▼いかに高価であろうとも......


 次は、H.Yさんのデータです。
 http://jstcd.or.jp/numberphotos/coldcream-hy/


 目の下60、おでこ20、ほほ60と、
 どの部分も紅斑値が上がってますね。

 何か思い当たることは? と尋ねてみたところ。


 「とっても高いコールドクリームを使って、
  顔筋マッサージをしてるんです。
  界面活性剤が入っているので、気になってはいたんですけど......」


 H.Yさん。高価=効果がある、とは限りませんよ。

 ぜひピュアなオイルをお使いください。
 そして、お肌に負担をかけないように洗い流してくださいね。



 ▼プールの水にも原因が。


 最後に、S.Sさんのデータをご紹介します。
 http://jstcd.or.jp/numberphotos/2007_1_26/


 メラニン値が下がってきています。
 お肌は白いという感じです。
 でも、目の下とほほの弾力値が下がっていますね。

 何か思い当たることは?
 という牛田の質問に対して、返ってきたのはこんな答えでした。


 「昨日泳ぎに行ったんです。そのせいかしら、
  自分でも、ほほの弾力が落ちている感じがします」


 S.Sさんはジムで水泳をしています。
 以前から、"塩素でお肌が負けてしまう"
 という相談を受けていました。

 おそらく、ご本人が自覚しているとおり、
 弾力値が落ちているのはその影響でしょう。


 S.Sさんは以前、インストラクターの方から


 「洗剤をつけてからシャワーを浴びると楽になる」
 「酸性のローションを使うと楽になる」


 という話を聞いたそうです。

 そこで、牛田が酸性のローションをお渡しして
 試してもらったことがありました。


 その結果は......
 お肌の調子によってまちまちで、
 効果がない時はぜんぜん駄目ということでした。

 上記の方法には即効性がないということです。


 ジムでの水泳を続けるためには、
 即効性のある方法を探さなければいけませんね。

 これは牛田にとっても宿題です。



 ▼これで事例は以上です。


 さて、今回は4名のモニターさんをご紹介しました。
 ごく一部の事例ですが、
 思い当たる箇所がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 4つの事例を通して牛田がお伝えしたかったことは、
 次のとおりです。


* ------ * ------ * ------ * ------ * ------ * ------ *

 ◇体調が悪いときは、お肌の調子も悪くなる。

 ◇普段何気なく使っている家庭用洗剤も、お肌に影響を与える。

 ◇"良かれ"と思って使用している化粧品が、
  お肌の健康を阻害している場合もある。

 ◇お肌の不調を自覚しているときは、原因となる活動を控える。

* ------ * ------ * ------ * ------ * ------ * ------ *


 なんとなく、身体の調子が悪いなぁ。
 なんとなく、お肌の調子が悪いなぁ。
 なんとなく、これはお肌によくない気がするなぁ。


 "なんとなく"はみんな、身体から発せられたメッセージです。
 こんなときにお肌に刺激を与えても、なにも結果は現れません。
 むしろ、お肌に負担をかけてしまうことのほうが多いでしょう。


 思うように結果が出ない。
 そんなときは、日常生活をよく見直し、
 身体からのメッセージに耳を澄ませてくださいね。


  ★牛田への感想・コメントがありましたら、
   お気軽にどうぞこちらへ。
  http://hisesshoku-derm.com/archives/01about/info.php



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