メールマガジン「秘密の皮膚科学」
2004年11月09日配信
第4号 美肌の秘密(2) 小ジワ撃退法
みなさん、こんにちは。
コスメプロデューサー・牛田専一郎です。
先週は、
『美肌は「運動・栄養・休養」からつくられる』
というお話をしました。
今週はその続き。
美肌の大敵「小ジワ」を撃退する方法をお教えします。
そして、今回から新コーナーがスタート!
その名も『秘密の化粧品 メール相談室』。
読者の方から頂いたメッセージ&私からの回答をご紹介します。
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美肌の秘密(2) 小ジワ撃退法
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▼見て見ぬふりは・・・できません
身体を動かして、バランスよく食事をして、ゆっくり休む。
これが美肌をつくる秘訣と知って、白木さんはちょっぴり憮然としたご様
子です。
「『何もつけないで寝る』もそうですけど、牛田さんの教えてくれる美肌
作りのお話って、どれもこれも化粧品から離れたものばかりですよね。
コスメフリーク的には、なんだか面白くないっていうか、物足りないっ
て言うか・・・」
確かにそうかもしれませんね。
化粧品を楽しく使っている方にとっては、ちょっとがっかりさせてしまう
ようなお話ばかりしているのかもしれません。
でも、もし、そうなのだとしても。
私はみなさんに
『肌にとって本当によいこと』を知っていただきたいのです。
と、語っている私の隣で、
白木さんが手鏡を片手に眉をひそめています。
ど、どうしたんですか?
「牛田さん、見つけてしまいました・・・」
な、なにを?
「こ、小ジワです・・・」
よくよく見れば、白木さんの口の両端にはうっすらとした線が。
それでは、今週は小ジワ対策についてお話しすることにしましょう。
また「化粧品が楽しめない!」って文句を言われちゃいそうですが・・・。
▼思春期で分かる! 小ジワ危険信号のタイプ
白木さん、思春期にニキビがたくさん出来ました?
「いや・・・、あんまりニキビに悩んだ記憶はありませんねぇ」
やっぱり。
思春期に顔の脂分が比較的少なくて、大人になってからも肌のキメ細かく
て白っぽい。
そんな肌の人は、乾燥しがちで、さらにシワっぽくなりやすいんです。
ちゃんとそういうデータがあるんです。
そして、そういう人のための対策がちゃんとあるのです。
▼ポイントは3つ! 小ジワ対策
では具体的な小ジワ対策法についてお話します。
白木さん、メモの準備はいいですか?
1.洗顔後に何もつけないで寝る
シワっぽくなってしまうのは、肌が自ら皮脂を分泌する能力が低下して
いるからです。
これまでにもしつこいほどお話ししていますが、その力を取り戻す秘策
は、『何もつけないで寝る』でしたよね?
白木さんのような肌の方は、この秘策があてはまる典型的なタイプなの
です。そして日中もなるべく脂っぽいものをつけないようにしましょう。
2.運動をする
なるべく身体を動かして、汗をかくようにしましょう。
身体と一緒に、肌の新陳代謝も高めることができます。
3.良質のたんぱく質を摂る
代表的なものとしては、ビタミンB群を多く含む、脂分の少ない赤味の
肉などがオススメです。
野菜や繊維質を摂って身体の内側からキレイに!、なんて広告が流れて
ますけど、これらは良質のタンパク質があって初めて機能するんですよ!
たんぱく質の摂取は必須。健康の基本であり、美肌の基本なんです。
いかがですか? 白木さん。
「またしても、化粧品が出てきませんでしたね。
牛田さんのお話が広まったら、化粧品業界は崩壊ですよ~」
それはそれで困るんですが・・・
でも私は、化粧品が要らない! と言っているわけではないんです。
正しい知識を持った上で、付き合い方を考えてみましょう。
そう言いたいだけなのです。
そんな牛田のメルマガ、来週もどうぞお楽しみに!
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~読者の方から頂いたメッセージをご紹介します~
「秘密の化粧品」メール相談室
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メルマガを発行し始めて、はやひと月。
読者の方から、感想や質問のメールを頂くようになりました。
とてもうれしく思うと同時に、深刻なお肌の悩みを抱えている方が私の
予想以上に多くいらっしゃることに驚いています。
お返事を書きながら、だんだんと、こんな思いが募ってきました――。
同じ悩みを持つ方が、もっと沢山おられるのではないか。
そんな方々にも牛田からのメッセージをお届けして、できるだけ早く悩み
を解消してほしい!
というわけで、今回から新コーナーをスタートすることにしました。
読者の方と私のやりとりをご紹介していこうと思います。
最初のご相談者は、さつきさんです。
(さつきさんには掲載の許可をいただいています)
┌――┐
|\/| さつきさんからのメッセージ
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牛田さん、はじめまして。さつきと申します。
30歳、一児の母です。
牛田さんのメルマガに『洗顔後に何もつけない』というお話が紹介されて
いましたよね。早速試してみたところ、口の辺りを中心に、白くガサガサ
になり、皮が剥けたようになってしまいました。
それでも何もつけないでいるほうが良いのでしょうか?
ちなみに小さい頃から肌が敏感で、直射日光を浴びると湿疹ができてしま
います。
そんな私ですが、やはり外出時も何もつけないほうが良いのでしょうか?
現在は化粧はせず、日焼け止めだけ塗っています。
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┌――┐
|\/| 牛田からのメッセージ
└―――――――――――――――――――――――――――――――
さつきさん、はじめまして。
メルマガをお読みいただきありがとうございます。
メールに書いていただいた内容から察するに、
さつきさんの肌は、皮脂膜を自力で作りだす力が衰えてしまっているよう
ですね。
白くガサガサになってしまうのに、洗顔後そのまま放っておいてよいのだ
ろうか・・・
そう思われる気持ちはよく分かります。
でも、皮脂膜を作り出す力を再生させるには、『洗顔後に何もつけない』
という方法しかないのです。
怖いかもしれません。
でも、勇気を出して、少しの間続けてみてください。
きっと効果を感じていただけるはずです。
外出をするときにも何もつけないほうがいいのか?というご質問について
ですが、外出時は、ごく普通のファンデーション、またはパウダーファン
デーション(石けん洗顔で落ちる程度のもの)をお奨めします。
(補足訂正)
ファンデーションをつける場合は、界面活性剤やシリコンの含まれていないものをブラシで軽くつけ、
石けんを使わなくてもお湯のみで落とせる程度の使用をお薦めします。(2012.6.29)
直射日光を連続して浴びる場合以外は、日焼け止めを常時つけることは、
さつきさんのお肌にはよくなさそうです。
もっと詳しいお話を聞かせていただければ、
もっと詳しい解説ができると思います。
質問はお気軽に。
お役に立つメルマガになるよう、がんばります。
今後ともよろしくお願いいたします。
コスメプロデューサー 牛田専一郎
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さつきさんと私のやりとりは、この後まだまだ続きます。
連載で少しづつご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
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次号の秘密
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次号は
1.『大人のニキビの秘密(1) 本当の原因』
2.『メール相談室 さつきさんからのおたより(2)』
をお届けします。
来週も、世間でまことしやかにささやかれている常識が
見事にひっくり返ります。
どうぞ心のご準備を・・・
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