メールマガジン「秘密の皮膚科学」
2016年12月27日配信
第539号 治まらないのはなぜ?『フケ』の秘密
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016/12/27━☆
健康な素肌を取り戻すために知ってほしいこと
「秘密の皮膚科学」
第539号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
『お湯洗髪を始めて頭皮のトラブルがなくなった』
というご報告がたくさん届いていますが、その一方で、
『まだ治まらない』というご相談もいただいています。
今回は、代表的な頭皮のお悩みのひとつ、
"フケ"についてのご相談にお答えします。
「秘密の皮膚科学」
第539号 発行者:シニアフェロー 牛田専一郎
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みなさん、こんにちは。
シニアフェローの牛田専一郎です。
『お湯洗髪を始めて頭皮のトラブルがなくなった』
というご報告がたくさん届いていますが、その一方で、
『まだ治まらない』というご相談もいただいています。
今回は、代表的な頭皮のお悩みのひとつ、
"フケ"についてのご相談にお答えします。
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── 治まらないのはなぜ? ──
『フケ』の秘密
☆------------------------------------------------------------☆
▼何年もお湯洗髪を実践しているのに
*━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━*
『フケが多くて困っています』(女性)
------------------------------------------------------------
フケが多くて困っています。
もう何年もお湯洗髪をしていますが、フケが多くて......。
2日に1度の割合です。
地肌のブラッシングも控えていますが、
そのほかに考えられる要因はあるでしょうか?
身体も、ほとんどお湯のみです。
*━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━*
肌の炎症と同じように、頭皮のトラブルも
原因となるものとの接触がなくなれば
翌日から改善します。
フケが治まらないということは、日常生活のどこかでまだ、
頭皮が刺激となるものに触れている可能性が考えられます。
白木さん、たとえば、どんなものが触れていると思いますか?
「いまの季節だと、ニット帽とか、コートのフードとかでしょうか」
▼意外に多い!? 頭皮に触れるもの
日常生活で頭皮に触れるものをリストアップしてみました。
フケでお悩みの方は、当てはまるものがないか、チェックしてくださいね。
◎帽子
新品の帽子、クリーニングに出した帽子には
柔軟・抗菌などの加工がされています。
洋服と同じように、帽子もできるだけ自宅で洗えるものを選び、
身につける前に、非接触生活研究会指定の洗剤で2回以上洗いましょう。
なかには、落ちにくい加工がされているものもあります。
何度洗っても肌トラブルが起きてしまう場合は、
残念ですが、その帽子をかぶらないようにしましょう。
◎枕
寝具に施された抗菌・防ダニなどの加工は
持続性が高く、落ちにくくなっています。
枕が直接肌に触れないよう、
指定の洗濯洗剤で洗ったタオルを
頭や顔が触れる部分に取り付けるとよいでしょう。
◎ヘアブラシ
毎日使うヘアブラシも、指定の中性洗剤で洗いましょう。
洗っていないと、ブラシから髪、髪から頭皮へと間接接触をして
頭皮のかゆみや肌荒れにつながることがあります。
また、ブラシに汚れがついていると、
梳かすたびに細かい汚れが髪につき、
フケのように見えることがあります。
◎綿手袋
お湯洗髪に使う綿手袋に抗菌などの加工がされていると、
フケやかゆみの原因となることがあります。
綿手袋は、加工されていないものを選びましょう。
◎バスタオル
タオルにも、落ちにくい柔軟加工がされているものがあります。
髪や顔を拭いたあとに、毛穴が目立つ、肌に赤みが出る、
という場合は、タオルを見直しましょう。
◎手
一次刺激性物質の付着した手で頭をかいたり、髪を触ったりすると
頭皮にトラブルが起きることがあります。
無意識のうちにうっかり触らないように気をつけましょう。
顔や髪に触れるときは、その前に必ず手洗いを。
ペーパータオルや手ぬぐいを使って、
手についた一次刺激性物質を落としましょう。
◎白髪染め
白髪染めも、頭皮に刺激を与えるものです。
分かってはいるけれど、やむをえず......
という方が多いことと思いますが、
頭皮の状態が良くないときは、しばらく使用を控えましょう。
◎乗り物のシート
車や電車、飛行機などのシートにも、抗菌などの加工がされています。
頭が触れて、かゆみなどの症状が現れることがあります。
▼お湯洗髪の方法もチェック!
お湯洗髪が充分にできていないせいで
フケやベタつきが出ることもあります。
一次刺激性物質には触れていないはずなのにフケが出る、
という方は、次のポイントができているか確認しましょう。
==============================================================
【お湯洗髪のポイント】
1.獣毛ブラシを使って、上から、下から各100回を目安に梳かすこと
2.洗髪前に、お風呂でよく温まること
3.髪を分けながら、綿手袋をして地肌をまんべんなく洗っていくこと
(指先で地肌のベタつきを確かめながら、
2往復くらい少しずつ洗っていくとよいでしょう)
4.髪に付着している一次刺激性物質を
綿手袋に付着させるようにして、よく梳き落とすこと
5.洗髪後ドライヤーですぐに乾かすこと
===============================================================
さっぱり洗い上げようと、
つい力が入ってしまうことがあるかもしれませんが、
ゴシゴシと強く頭皮をこするとフケが出てしまいます。
やさしく丁寧に洗いましょう。
また、毎日寝る前に洗髪することも忘れないでくださいね。
▼おわりに ~ 基本をおさえることが、フケ対策に ~
冒頭のご相談のメールをくださった方に
今回の内容をお伝えしたところ、
こんなお返事をいただきました。
*━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━*
『フケが減りました!』
------------------------------------------------------------
先日、フケについてご相談しました○○です。
いくつか改善策を教えていただき、ありがとうございました。
そこで、すぐに次のことをやってみました。
1.お風呂でしっかり温まる
2.髪の毛を逆さにして100回ブラッシングする
そしたら、そしたら、
グンとフケが減ったのです ^0^
もうビックリしました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
*━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━*
「お湯洗髪の基本をおさえることが
フケ対策にもつながるんですね」
そうですね、白木さん。
フケが気になる方は、頭皮に触れるものと、お湯洗髪の方法。
この2つを見直してくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
→→ http://jstcd.or.jp/contact/
── 治まらないのはなぜ? ──
『フケ』の秘密
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▼何年もお湯洗髪を実践しているのに
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『フケが多くて困っています』(女性)
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フケが多くて困っています。
もう何年もお湯洗髪をしていますが、フケが多くて......。
2日に1度の割合です。
地肌のブラッシングも控えていますが、
そのほかに考えられる要因はあるでしょうか?
身体も、ほとんどお湯のみです。
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肌の炎症と同じように、頭皮のトラブルも
原因となるものとの接触がなくなれば
翌日から改善します。
フケが治まらないということは、日常生活のどこかでまだ、
頭皮が刺激となるものに触れている可能性が考えられます。
白木さん、たとえば、どんなものが触れていると思いますか?
「いまの季節だと、ニット帽とか、
▼意外に多い!? 頭皮に触れるもの
日常生活で頭皮に触れるものをリストアップしてみました。
フケでお悩みの方は、当てはまるものがないか、
◎帽子
新品の帽子、クリーニングに出した帽子には
柔軟・抗菌などの加工がされています。
洋服と同じように、帽子もできるだけ自宅で洗えるものを選び、
身につける前に、
なかには、落ちにくい加工がされているものもあります。
何度洗っても肌トラブルが起きてしまう場合は、
残念ですが、その帽子をかぶらないようにしましょう。
◎枕
寝具に施された抗菌・防ダニなどの加工は
持続性が高く、落ちにくくなっています。
枕が直接肌に触れないよう、
指定の洗濯洗剤で洗ったタオルを
頭や顔が触れる部分に取り付けるとよいでしょう。
◎ヘアブラシ
毎日使うヘアブラシも、指定の中性洗剤で洗いましょう。
洗っていないと、ブラシから髪、髪から頭皮へと間接接触をして
頭皮のかゆみや肌荒れにつながることがあります。
また、ブラシに汚れがついていると、
梳かすたびに細かい汚れが髪につき、
フケのように見えることがあります。
◎綿手袋
お湯洗髪に使う綿手袋に抗菌などの加工がされていると、
フケやかゆみの原因となることがあります。
綿手袋は、加工されていないものを選びましょう。
◎バスタオル
タオルにも、落ちにくい柔軟加工がされているものがあります。
髪や顔を拭いたあとに、毛穴が目立つ、肌に赤みが出る、
という場合は、タオルを見直しましょう。
◎手
一次刺激性物質の付着した手で頭をかいたり、髪を触ったりすると
頭皮にトラブルが起きることがあります。
無意識のうちにうっかり触らないように気をつけましょう。
顔や髪に触れるときは、その前に必ず手洗いを。
ペーパータオルや手ぬぐいを使って、
手についた一次刺激性物質を落としましょう。
◎白髪染め
白髪染めも、頭皮に刺激を与えるものです。
分かってはいるけれど、やむをえず......
という方が多いことと思いますが、
頭皮の状態が良くないときは、しばらく使用を控えましょう。
◎乗り物のシート
車や電車、飛行機などのシートにも、
頭が触れて、かゆみなどの症状が現れることがあります。
▼お湯洗髪の方法もチェック!
お湯洗髪が充分にできていないせいで
フケやベタつきが出ることもあります。
一次刺激性物質には触れていないはずなのにフケが出る、
という方は、次のポイントができているか確認しましょう。
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【お湯洗髪のポイント】
1.獣毛ブラシを使って、上から、
2.洗髪前に、お風呂でよく温まること
3.髪を分けながら、
(指先で地肌のベタつきを確かめながら、
2往復くらい少しずつ洗っていくとよいでしょう)
4.髪に付着している一次刺激性物質を
綿手袋に付着させるようにして、よく梳き落とすこと
5.洗髪後ドライヤーですぐに乾かすこと
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さっぱり洗い上げようと、
つい力が入ってしまうことがあるかもしれませんが、
ゴシゴシと強く頭皮をこするとフケが出てしまいます。
やさしく丁寧に洗いましょう。
また、毎日寝る前に洗髪することも忘れないでくださいね。
▼おわりに ~ 基本をおさえることが、フケ対策に ~
冒頭のご相談のメールをくださった方に
今回の内容をお伝えしたところ、
こんなお返事をいただきました。
*━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『フケが減りました!』
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先日、フケについてご相談しました○○です。
いくつか改善策を教えていただき、ありがとうございました。
そこで、すぐに次のことをやってみました。
1.お風呂でしっかり温まる
2.髪の毛を逆さにして100回ブラッシングする
そしたら、そしたら、
グンとフケが減ったのです ^0^
もうビックリしました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
*━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「お湯洗髪の基本をおさえることが
フケ対策にもつながるんですね」
そうですね、白木さん。
フケが気になる方は、頭皮に触れるものと、お湯洗髪の方法。
この2つを見直してくださいね。
☆ご相談・ご質問など、お気軽にどうぞこちらへ。
→→ http://jstcd.or.jp/contact/
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