メールマガジン「秘密の皮膚科学」

2007年07月19日配信

第106号 ビタミンCはナゼすごい?『ニキビ・シワ・シミに効く理由』の秘密

 みなさん、こんにちは。
 コスメプロデューサーの牛田専一郎です。


 前回は、
 【ビタミンC】と【ビタミンC誘導体】の違いについて
 お話しました。

 白木さん、いかがでしたか?



 「誘導体のほうが分子が大きいなんて......
  ビックリでした。」



 そうですね。
 "誘導体"というネーミングのせいか、
 分子の大きさが小さい!
 だから肌に浸透する!!

 ......と考えている人は多いかもしれませんね。


  ☆第105号 ビタミンCとはどう違う?『誘導体』の秘密
   http://hisesshoku-derm.com/archives/2007/07/105.php#more



 「牛田さん、今日はその続きをお願いしますね!」



 今回は、'そもそも'のお話。


 【なぜビタミンCは
  お肌のトラブルを解決することができるのか!?】


 をテーマにお届けします。


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       ―― ビタミンCはナゼすごい? ――


      『ニキビ・シワ・シミに効く理由』の秘密


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 ▼喜びの声には3つのタイプがある




 「"プロトタイプA"のモニターの方からいただいた

  感想を読んでいると、大きく分けて

  '3つの喜びの声'がありますよね。



  ひとつ目は、『ニキビができにくくなった!』

  ふたつ目は、『シワ・たるみが改善された!』

  みっつ目は、『シミ・くすみが薄くなった!』



  ......これは一体どうしてなんですか?」




 すべて、ビタミンC(アスコルビン酸)に理由があるんです。

 ひとつづつ、お話していきますね。





 ▼ビタミンCがニキビに効くワケ



 まず最初に、ニキビができるワケは、毛穴開口部の閉塞、

 皮脂の過剰分泌および酸化、炎症の発生、アクネ菌の増殖ですが。



 2006年01月18日の第61号で、ニキビがなぜできるのか、

 それが分からないために、決定的なニキビの治療法も、

 予防法もまだ解明されていないんです。


 とお話しました。

 今もその状況は変わっていません。



 ☆第61号犯人は脂? 『ニキビができるワケ』の秘密

  http://himitsu-cosme.com/archives/2006/01/61.php


 


 従って、ニキビがなぜできるのか、そのメカニズムが分からない

 のですから、ビタミンCがどのように効果を発揮しているのかも

 分からないのです。



 「牛田さん、いきなり......

  ビタミンCがニキビに効くワケは......分からないですか?」



 ふざけているんじゃありませんよ。本当なんです。


 アスコルビン酸は、ニキビができることに関係しているであろう

 活性酸素を除去する、過酸化脂質の生成を防ぐなどの効果がある。


 等々、いろいろな説はありますが、確かなものはまだありません。

 


 「ニキビの予防や改善だけでなく、諦めていたニキビ痕が

  薄くなった! という声も届いていますけど?」



 確かに、ビタミンCはニキビに効いているようなのです。

 でも、今申し上げた通りです。

 今後の研究の進展に期待を寄せています。





 ▼ビタミンCでシワ・たるみが改善するワケ



 シワ・たるみは肌の老化の表れ。

 真皮層のコラーゲンとエラスチンが萎縮・減少し

 肌の弾力が失われている状態です。


 コラーゲンは三つ編み状の繊維で、体内に膜のように

 構造体として存在しているタンパク質です。

 細胞間の接着剤としての役割を担っています。


 また、エラスチンは別名・弾力繊維とも呼ばれており

 コラーゲンにコイル状に絡まって存在しているため

 コラーゲンが豊富にある状態で活発に活動します。




 「コラーゲン配合のクリーム......とか

  聞き覚えがあるような?」



 ええ、そういう謳い文句で売られている化粧品もありますね。

 しかし、コラーゲンは肌の上から塗布しても用を成さないのです。

 つまり......体内で生成されるコラーゲンのお話です。



 アスコルビン酸には

 ◇コラーゲンとエラスチンの結合を強化する

 ◇両者の増殖を促進する


 という働きがあります。

 このため、肌の弾力性を保持することができ

 シワやたるみを予防・改善することができるというわけです。





 ▼ビタミンCでシミ・くすみが改善するワケ



 紫外線を浴びると、ケラチノサイト(表皮細胞)が刺激されます。

 そして防御物質であるメラニンが形成され、皮膚の色を黒くして

 紫外線から身体を守ろうとします。


 しかし、このメラニンが異常に生成され、皮膚に沈着すると

 シミやくすみの原因となってしまうのです。


 

 「紫外線については、

  バックナンバーでも取り上げていますよね!」



  ☆第74号 『紫外線』の秘密

   http://himitsu-cosme.com/archives/2006/05/74.php


  ☆第78号 『もっと詳しく! 紫外線』の秘密(1)

   http://himitsu-cosme.com/archives/2006/06/78.php


  ☆第79号 『もっと詳しく! 紫外線』の秘密(2)

   http://himitsu-cosme.com/archives/2006/06/79.php




 アスコルビン酸は、

 ◇紫外線によって作られるメラニンの生成を抑制する

 ◇沈着したメラニンを還元し、白色メラニンにする


 という性質を持っています。


 だから、シミやくすみを改善・予防し、

 透明感のあるお肌にすることができるというわけです。



 「肌の色が明るくなった! っていう声が多数届いているのは

  こういう理由があったんですね。なるほど~~~」



 毛穴を目立たせる原因である

 "皮脂の過剰分泌"も抑制しますから、

 毛穴をキュっと引き締めることもできます。


 ビタミンCは化粧崩れも防ぐことができる!

 というワケです。




 「なんだか......いいことづくめですね」



 本当にそうなんですよ。

 従来からビタミンCには可能性があると言われてきましたが、

 化粧品として製品化しづらい性質を持っているために

 なかなか実現することができませんでした。



 今回の'そもそも'のお話、

 活性を失っていないビタミンCに、

 お肌がある程度の濃度で満たされて起ります。



 プロトタイプAのビタミンCは、お肌に浸透しているようです。

 もちろん、もっと研究を続けなければなりませんが。

 

 高濃度で活性を保持したままのビタミンC、

 高濃度活性保持型ビタミンCとして

 いま、それがやっと花開いたんです。



 みなさんにも、新しい時代の幕開けを一緒に体験してほしい。

 牛田はそう思っています。



 ビタミンCのお話は、ひとまずここまで。

 次号をどうぞお楽しみに!


【次のエントリー】
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